【トゥーロン国際】上田綺世が残した最高と最低の数値からみる活躍の本質

最高数値と最低数値を叩き出したFW上田綺世

 ベンチから戦況を見つめたFW上田綺世は、交代直後から仕掛けていった。それもそのはず、日本はシュートを3本しか打てておらず、前半終了直前にFW田川亨介(サガン鳥栖)が得点して以降は流れを維持できずにいた。無理にでも攻め入ってくるポルトガル攻撃陣に対し、日本はきれいな形の攻撃で攻め入ろうとしていた。




 上田はDFラインを突破する動きを魅せ続けた。それに呼応し、MF三苫薫(筑波大)やMF遠藤渓太(横浜F・マリノス)がボールを供給し始める。結果として上田のデュエル勝率は試合内全選手中最低の20%。しかしそれはPK獲得や裏を狙い続けたことでもあり、得点・シュート成功率は2得点の100%と当然トップの数値を叩き出した。それだけでなく、一つのバリエーションに固執せず、あらゆる方法での攻撃形態を模索したことが、ポルトガル守備陣を混乱に陥れた。
 映像では癖や流れを汲むことができる。しかしデータは、その時点に起こった結果を
抽出してファクトに落とし込む。因果関係を忠実に反映させながら今後もプレビュー・リザルトとしてご紹介できればと思う。

Data by:Evolving Data Analyze Team & Opta



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