【トゥーロン国際】上田綺世が残した最高と最低の数値からみる活躍の本質

球際の粘りが死守した最終防衛ライン

 デュエル勝率、空中戦勝率の高さを欧州の強国と張り合えた点は収穫だ。既に各チームの主力として常時試合に出場するメンバーでもあるため、相応の相手との「ヨーイドン」では負けないようだ。試合に『負けない』ためには失点しないことが必須。『勝つため』ならば得点をしなければならない。 




 それだけに、GK山口瑠伊(エストレマドゥーラ/スペイン)の退場は失策だった。DFラインを突破されたため、身を挺してシュートストップへ向かう姿は見事だったが、それがエリア内では称賛されるものの、ラインを明らからに超えた位置になってしまった。エリア外での意図的なハンドを取られたものの、冷静さも欠いていたように思う。
 次戦は出場停止となり、3人目のGKが必要となったため、FC東京からバックアッパーとして波多野豪が招集されることとなった。

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