選手紹介 MF&FW編
次に代表の中心選手であるMFとFW、合わせて4名を紹介する。
● レアンドロ・バクナ(Leandro Bacuna)
Pos :CMF
生年月日:1991/8/21(27歳)
身長/体重:187cm/77kg
所属:カーディフ(ウェールズ/イングランド)
代表:25試合11ゴール
プレミアリーグで最も結果を残したキュラソーの背番号「10」。育成の名門フローニンヘンの下部組織出身で、13年夏に22歳でアストン・ビラへと引き抜かれた。ベルギー代表FWクリスティアン・ベンテケとの相性が抜群で、多くのゴールをお膳立てした。17年夏にレディングへと完全移籍。19年冬にプレミアリーグに所属していたカーディフへ完全移籍。プレミアリーグ通算96試合6ゴール6アシスト。(2019/6/27現在)
● クエンテン・マルティノス(Quenten Martinus)*CONCACAFゴールドカップ2019は選外
Pos :RMF
生年月日:1991/3/7(27歳)
身長/体重:183cm/70kg
所属:浦和レッズ(日本)
代表:8試合1ゴール
Jリーグ史上初のキュラソー代表プレイヤー。キュラソー代表では珍しいキュラソー島出身。生後8ヶ月でオランダへ移住し、カンブールとヘーレンフェーンの下部組織に入団。オランダでは中々結果を残せず、ルーマニアを経て16年に横浜F・マリノスへ移籍。17年はリーグ戦29試合で5ゴール7アシストを記録する大活躍。18年にACL優勝を成し遂げた浦和レッズへと完全移籍を果たした。(2019/6/27現在)
● ブランドレイ・クワス(Brandley Kuwas)*CONCACAFゴールドカップ2019は選外
Pos :RWG/OMF
生年月日:1992/9/19(26歳)
身長/体重:181cm/74kg
所属:ヘラクレス(オランダ)*19年夏にアル・ナスル(UAE)に完全移籍。
代表:4試合1ゴール
キュラソー代表史上最高の逸材。屈強なフィジカルとスピードに加え、キャノン砲とも言える破壊力抜群の左足のシュートが大きな武器。さらにラストパスやクロスの質も高く、17-18シーズンは6ゴール16アシストを記録。CONCACAFゴールドカップ予選の初戦グレナダ戦でも1ゴール5アシストを記録する大活躍。エールディビジ通算129試合26ゴール39アシスト。(2019/6/27現在)
● ランヘロ・ヤンガ(Rangelo Janga)*CONCACAFゴールドカップ2019は選外
Pos :CF
生年月日:1992/4/16(26歳)
身長/体重:192cm/83kg
所属:アスタナ(カザフスタン)
代表:14試合10ゴール
抜群のフィジカルと身体能力を誇る怪物FW。エクセターとヴィレムⅡの下部組織出身。ファン・ウェルメスケルケン際と共にドルレヒト(オランダ)でプレーした後、トレンチーン(スロバキア)を経て18年冬に久保裕也が所属していたヘントへ加入。公式戦15試合で5ゴールを記録したが、半年後の18年夏にアスタナへと完全移籍。スロバキアリーグ通算48試合28ゴール。(2019/6/27現在)
キュラソー代表が見据える未来
2017年にCONCACAFゴールドカップへ初出場を果たし、同国代表の歴史を塗り替えたキュラソー代表。次回の2019年大会の出場も濃厚となっており、次なる目標は2022年に行われるカタールW杯出場だ。人口約16万人のキュラソーがW杯に出場した場合、ロシアW杯2018に出場したアイスランド代表の人口約35万人を塗り替えて「最も人口の少ない出場国」を更新する。CONCACAFゴールドカップ2019で結果を残せば、同国史上初のW杯出場も夢じゃない。2010年に代表が発足してからおよそ9年。サッカー「キュラソー代表」の歴史は始まったばかりだ。
【Evolving Dataが考えるキュラソー代表カタールW杯出場への道】
① CONCACAFゴールドカップ2019で結果を残し、国際的に代表の注目度を高める
② オランダ本国から帰化する選手が増加することが見込まれ、より完成度の高いチームへと成長
③ W杯予選を突破し、史上初のW杯出場。