- 2019-6-10
- UEFA U-21欧州選手権, 海外サッカー
2017年に行われた前回大会は、GKケパ・アリサバラガ(チェルシー)やMFサウール・ニゲス(アトレティコ・マドリード)、FWジュラール・デウロフェウ(ワトフォード)といった史上最強ともいえるメンバーで臨み圧倒的な強さで決勝に進出。しかし、決勝では精彩を欠きドイツU-21代表に0-1で敗戦を喫した。
リベンジに燃える今大会のメンバーには主将のDFヘスス・バジェホ(レアル・マドリード)を始め、前回大会MVPのMFダニ・セバージョス(レアル・マドリード)、FWボルハ・マジョラル(レバンテ)といった優勝を惜しくも逃した前回大会の主力選手がメンバーに名を連ねた。なお、MFロドリ(アトレティコ・マドリード)、MFマルコ・アセンシオ(レアル・マドリード)といったA代表の中軸を担う選手は選外となった。
今回、『Evolving Data』がスペインU-21代表の予想メンバーと独自に厳選した注目選手をご紹介!これを見てUEFA U-21欧州選手権2019を予習しよう!
UEFA U-21欧州選手権でのスペインU-21代表の戦績
イタリアに次ぐ4度の優勝を誇る。2017年に行われた前回大会では決勝でドイツに敗れ準優勝。
優勝:4回(1986,1998,2011,2013)
メンバー
監督:ルイス・デ・ラ・フェンテ
▼GK
1 アントニオ・シベラ(アラベス)
13 ウナイ・シモン(アスレティック・ビルバオ)
23 ダニ・マーティン(スポルディング・ヒホン)
《ひとことメモ》
● 2017年大会のケパ・アリサバラガ(チェルシー)、2015大会のダビド・デ・ヘア(マンチェスター・ユナイテッド)と比較するとやや物足りない印象。
▼DF
2 ヘスス・バジェホ(レアル・マドリード)
3 アーロン(マインツ)
4 ホルヘ・メレ(ケルン/ドイツ)
5 ウナイ・ヌニェス(アスレティック・ビルバオ)
15 マルティン・アギレガビリア(アラベス)
16 ポル・リロラ(サッスオーロ/イタリア)
20 ジュニオル・フィルポ(レアル・ベティス)
*ペドロ・ポロ(ジローナ)の負傷離脱に伴いポル・リロラ(サッスオーロ)が追加招集。
《ひとことメモ》
● セルヒオ・レギロン(レアル・マドリード)、アンヘリーノ(PSV)、セルジ・パレンシア(ボルドー)らが選外に。
▼MF
6 ファビアン・ルイス(ナポリ/イタリア)
7 カルロス・ソレール(バレンシア)
8 ミケル・メリノ(レアル・ソシエダ)
10 ダニ・セバージョス(レアル・マドリード)
11 ミケル・オヤルサバル(レアル・ソシエダ)
12 マヌ・バジェホ(カディス)
14 イゴール・スベルディア(レアル・ソシエダ)
17 アルフォンソ・ペドロサ(ビジャレアル)
19 ダニ・オルモ(ディナモ・ザグレブ/クロアチア)
21 マルク・ロカ(エスパニョール)
22 パブロ・フォルナルス(ビジャレアル→ウェストハム/イングランド)
《ひとことメモ》
● マルコ・アセンシオ(レアル・マドリード)、ロドリ(アトレティコ・マドリード)はA代表に選出。
● カルレス・アレニャ(バルセロナ)、ブラヒム・ディアス(レアル・マドリード)、ブライス・メンデス(セルタ・デ・ビーゴ)らが選外に。
▼FW
9 ボルハ・マジョラル(レバンテ)*レアル・マドリードからのレンタル移籍
18 ラファ・ミル(ラス・パルマス)*ウォルバーハンプトンからのレンタル移籍
《ひとことメモ》
● アダマ・トラオレ(ウォルバーハンプトン)らが選外に。
《ひとことメモ》
● LSBには今季レアル・ベティスで大ブレイクしたジュニオル・フィルポが起用される可能性あり。
日程
《グループA》
●第1節
6/17(月)
イタリア U-21 3-1 スペイン U-21(04:00)
●第2節
6/20(木)
スペイン U-21 2-1 ベルギー U-21(01:30)
●第3節
6/23(日)
スペイン U-21 5-0 ポーランド U-21(04:00)
●準決勝
6/28(金)
スペインU-21 4-1 フランスU-21(04:00)
●決勝
7/1(月)
スペインU-21 2-1 ドイツU-21(03:45)
注目選手
● ヘスス・バジェホ(Jesús Vallejo)
Pos :CB
生年月日:1997/1/5(22歳)
身長/体重:184cm/79kg
所属:レアル・マドリード
今季:5試合1ゴール(ラ・リーガ)
予選:5試合0ゴール
同代表で主将を務める守備の要。セルヒオ・ラモスの後継者として期待されており、スピードとフィジカルを活かした積極的な守備で相手の攻撃の芽を摘むプレーを得意としている。フランクフルトへのレンタル移籍から復帰した17年夏から背番号「3」を着用するなどレアル・マドリード首脳陣の期待の高さが伺える。
U-21代表では2015年から主力に定着。相方を務めるDFホルヘ・メレ(ケルン)とは前回大会前からコンビを組んでおり、連携面においては全く問題がない。また、2017年大会の決勝に敗れて以降、自身が出場した代表戦(7試合)は全勝中だ。
● カルロス・ソレール(Carlos Soler)
Pos :OMF/WG
生年月日:1997/1/2(22歳)
身長/体重:180cm/76kg
所属:バレンシア
今季:31試合2ゴール6アシスト
予選:10試合2ゴール
切れ味鋭いドリブルから多くのチャンスメイクに貢献するアタッカー。7歳からバレンシア一筋の生え抜きで、2016-17シーズン途中にトップチームのレギュラーに定着。22歳ながら既に攻撃の中心となっており、違約金は破格の8000万ユーロに設定されている。
U-21代表には前回大会から継続的に招集されており、大会終了後の17年9月に発足した新体制では全試合に先発出場している。今大会の活躍次第ではさらなるビッククラブへのステップアップの可能性もあるだろう。
● ミケル・オヤルサバル(Mikel Oyarzabal)
Pos :RWG
生年月日:1997/4/21(22歳)
身長/体重:181cm/78kg
所属:レアル・ソシエダ
今季:37試合12ゴール2アシスト
予選:10試合5ゴール
同代表で背番号「10」を着用するアタッカー。14歳からレアル・ソシエダの生え抜きで、2015-16シーズン途中にトップチームのレギュラーに定着。続く2016-17シーズンはリーグ戦2ゴールに終わったが、2017-18シーズンからは得点力が増して2年連続で2桁ゴールを記録している。また、今季からは昨季限りで現役引退した同じくソシエダ生え抜きのシャビ・プリエトが着用していた背番号「10」を継承。名実ともに”ラ・レアル”の顔となっている。
U-21代表にはソレール同様に前回大会から継続的に招集されており、大会終了後の17年9月に発足した新体制では全試合に出場している。今大会の予選ではエースのボルハ・マジョラルに次ぐ5ゴールを記録した。
● ボルハ・マジョラル(Borja Mayoral)
Pos :CF
生年月日:1997/4/5(22歳)
身長/体重:182cm/74kg
所属:レバンテ *レアル・マドリードからのレンタル移籍
今季:29試合3ゴール2アシスト
予選:10試合8ゴール
同代表の絶対的エース。10歳からレアル・マドリードの下部組織で育成され、2015-16シーズンにトップチームデビュー。しかし、選手層の厚いレアル・マドリードでは定位置を確保出来ず、今季はレバンテへレンタル移籍している。同チームではFWでは珍しい背番号「2」を着用している。
2015年に行われたU-19欧州選手権では3ゴールを記録し、大会得点王に輝き優勝に大きく貢献した。現在のU-21代表でも絶対的エースとして最前線に君臨しており、予選では10試合で8ゴールと大爆発。FWジュラール・デウロフェウ(ワトフォード)が保持する同代表の最多得点記録(17)まであと3点に迫っており、今大会中の記録更新が期待される。
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