【クラブ紹介】マンUに加入した2人も!ウディネーゼからステップアップを遂げた選手たち

セリエAを代表するストライカーたち

● ファビオ・クアリャレッラ(Fabio Quagliarella)
代表:イタリア代表
Pos: CF
生年月日:1983/1/31(37歳)
身長/体重:180cm/79kg
現所属:サンプドリア
ウディネーゼ在籍期間:05年夏~09年夏
ウディネーゼ通算:87試合33ゴール
加入時:フリー
移籍時:1800万ユーロ(21億6000万円)

▽現役選手で最もセリエAでゴールを奪っている衰え知らずのストライカー。これまでユベントスやナポリ、トリノといっイタリアを代表するクラブを渡り歩いてきたクアリャレッラだが、キャリアの転機となったのはウディネーゼであった。トリノの下部組織出身で1999-00シーズンにセリエAデビューしたクアリャレッラだが、当時トリノはセリエBとセリエAを行き来しており、05年にトリノは財政難により破産。ウディネーゼへと完全移籍し、2005-06シーズンはアスコリ、翌2006-07シーズンはサンプドリアへレンタル移籍してプレーした。サンプドリアではセリエAで13ゴールを記録し、07年3月にはA代表デビューを飾った。翌2007-08シーズンよりウディネーゼに復帰し、絶対的エースであるアントニオ・ディ・ナターレらとゴールを量産した。09年夏にナポリに完全移籍。10年夏より所属したユベントスでは2011-12シーズンよりリーグ3連覇を経験した。その後、下部組織を育ったトリノを経て16年冬にサンプドリアにおよそ10年ぶりに復帰。2017-18シーズンはセリエAでキャリアハイの19ゴールを記録。さらに2018-19シーズンはそれを上回る26ゴールを記録し、セリエA得点王に輝いた。また、同シーズンに1994-95シーズンにガブリエル・バティストゥータが打ち立てたセリエA連続試合得点記録に並ぶ11試合連続ゴールを記録。19年3月にはおよそ4年ぶりに代表復帰。EURO 2020予選リヒテンシュタイン戦で2ゴールを記録し、イタリア代表史上最年長ゴールをおよそ11年ぶりに塗り替えた。

● ドゥバン・サパタ(Duván Zapata)
代表:コロンビア代表
Pos: CF
生年月日:1991/4/1(28歳)
身長/体重:186cm/80kg
現所属:アタランタ
ウディネーゼ在籍期間:15年夏~17年夏(ナポリからのレンタル移籍)
ウディネーゼ通算:65試合19ゴール

▽アタランタの躍進を支える大型FW。母国のアメリカ・デ・カリでプロデビューを果たし、11年より在籍したアルゼンチンのエストゥディアンテスでブレイク。13年にイタリアの強豪ナポリに引き抜かれた。しかし、当時ナポリでは絶対的エースであるゴンサロ・イグアインがゴールを量産しており、控えに留まっていた。2015-16シーズンよりウディネーゼへ2年間のレンタル移籍。1年目はセリエAで8ゴール、2年目は10ゴールを記録するなど結果を残した。2017-18はサンプドリアへ買い取りオプション付きのレンタル移籍を果たす。サンプドリアではクアリャレッラと2トップを形成し、セリエA31試合で11ゴールを記録。シーズン終了後に完全移籍となった。ロシアW杯に出場するコロンビア代表候補に入るが、負傷の影響でメンバーから外れた。2018-19シーズンよりアタランタへ買い取りオプション付きのレンタル移籍。アタランタではリーグ初ゴールを記録するまでに11節を要したが、第14節からは8試合連続ゴール(14ゴール)を記録。チームもサパタと同じく好調を維持し、セリエAを3位でフィニッシュ。クラブ史上初のUEFAチャンピオンズリーグ出場権を獲得した。

● ルイス・ムリエル(Luis Muriel)
代表:コロンビア代表
Pos: CF
生年月日:1991/4/16(28歳)
身長/体重:179cm/79kg
現所属:アタランタ
ウディネーゼ在籍期間:10年夏~15年夏(10年夏~11年夏までグラナダ、11年夏~12年夏までレッチェ、15年冬~15年夏までサンプドリアへレンタル移籍)
ウディネーゼ通算:65試合19ゴール
加入時:150万ユーロ(1億8000万円)
移籍時:1200万ユーロ(14億4000万円)

▽10代の頃からコロンビアの未来を担うとされていたストライカー。チームメイトで同胞のサパタとは同い年でムリエルの方が2週間遅く生まれている。母国のデポルティーボ・カリで頭角を現し、19歳となった10年夏にウディネーゼへと引き抜かれた。レンタル移籍を経て2012-13シーズンよりウディネーゼに復帰。同シーズンはセリエAで22試合11ゴールを記録し、当時ACミランに所属していたステファン・エル・シャーラウィと共にセリエAの年間最優秀若手選手に選出された。15年冬よりサンプドリアへ移籍。2017-18シーズンより当時のクラブレコードでセビージャに移籍。しかし、ウィサム・ベン・イェデルらの牙城は高く、19年冬にフィオレンティーナへレンタル移籍。2019-20シーズンより完全移籍でアタランタでプレーしている。

● オディオン・イガロ(Odion Ighalo)
代表:元ナイジェリア代表
Pos: CF
生年月日:1989/6/16(30歳)
身長/体重:181cm/73kg
現所属:マンチェスター・ユナイテッド(イングランド) *上海申花よりレンタル移籍
ウディネーゼ在籍期間:08年夏~14年夏(ウディネーゼでプレーしたのは2008-09シーズンのみ。それ以外はチェゼーナとグラナダへレンタル移籍。)
ウディネーゼ通算:5試合1ゴール
加入時:190万ユーロ(2億2800万円)
移籍時:800万ユーロ(9億6000万円)

▽20年冬にマンチェスター・ユナイテッドへと加入したアフリカ・ネーションズカップ2019得点王。05年に母国でプロデビューを飾り、08年からプレーしたノルウェーのFKリンでブレイク。09年夏にウディネーゼに引き抜かれた。しかし、当時のウディネーゼの前線にはディ・ナターレやサンチェス、クアリャレッラらがプレーしており、09年夏よりオーナーが同じグラナダへレンタル移籍(2010-11シーズンの前半戦のみチェゼーナでプレー。当時は長友佑都も在籍)。およそ5シーズンのグラナダでの生活を経て、14年夏に当時イングランド2部に所属していたワトフォードにレンタル移籍(こちらもウディネーゼとオーナーが同じ)。徐々に出場機会が増え、ゴールを決め始めた10月に完全移籍に移行し正式にワトフォードの選手となった。同シーズンにリーグ戦20ゴールを記録し、ワトフォードのプレミアリーグ昇格に大きく貢献。昇格初年度の2015-16シーズンはプレミアリーグでチームトップの16ゴールを記録し大ブレイクを遂げた。続く2016-17シーズンは大スランプに陥り、第22節終了時点でわずか1ゴール。冬の移籍市場最終日に中国の長春亜泰へ完全移籍。19年には上海申花へと完全移籍した。中国スーパーリーグでは72試合46ゴールを記録した。19年夏に行われたアフリカ・ネーションズカップでは5ゴールを記録し大会得点王に輝くと同時にナイジェリア代表を3位に導く原動力となった。大会終了後に代表引退を表明。20年冬にFWのオプションに欠けるマンチェスター・ユナイテッドへのレンタル移籍が発表された。

▽以上16名の選手で得た純利益(移籍時ー獲得時)がおよそ2億987万ユーロ(251億8500万円)にも及び、獲得の際に支払った金額のおよそ「15倍」の移籍金で他クラブへ移籍している。様々な選手を調べたが、スカウトで発掘してきた選手のほとんどを最終的に他クラブへ”売却していた”。契約満了で退団させず、選手の「売り時」を考えて1番高く売れる時期に他クラブへ移籍させる。「スカウティング」と「セリング」の両方のテクニックを持ち合わせていなければこのような経営方法は成立しない。このような経営方針のクラブは、世界中探してもウディネーゼとブラジルのトンベンセぐらいだろう。

▽以上の11名以外にも多くの選手がウディネーゼからステップアップを遂げいる。

GK
オレスティス・カルネジス(現ナポリ/ギリシャ代表)13年夏~18年夏

DF
シルヴァン・ヴィドマー(現バーゼル/スイス代表)13年夏~18年夏
ドウグラス・サントス(現ゼニト・サンクトペテルブルク/ブラジル代表)13年夏~15年夏

MF
アベル・アギラール(現ウニオン・マグダレナ/元コロンビア代表)05年夏~10年夏
ロマン・エレメンコ(現ロストフ/元フィンランド代表)05年夏~08年夏
アントニオ・カンドレーバ(現インテル/イタリア代表)07年夏~12年冬
ロベルト・ペレイラ(現ワトフォード/アルゼンチン代表)11年夏~15年夏
イグナシオ・プッセート(現ワトフォード/アルゼンチン)18年夏~20年冬

FW
アサモア・ギャン(現カイセリスポル/ガーナ代表)03年夏~08年夏
マチェイ・ヴィドラ(現バーンリー/チェコ代表)10年夏~15年夏
シリル・テレオー(現フィオレンティーナ/フランス)14年夏~17年夏
アイザック・サクセス(現ワトフォード/ナイジェリア代表)14年冬~14年夏 *下部組織

▽記事で選出した選手以外でこれだけの選手を輩出している。現所属を含めて、これからウディネーゼでプレーする選手はチェックしておくべきだろう。



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