【エールディビジ】若手逸材の宝庫!今オランダで見るべき若手選手22名(前編)2018/19シーズン版

名門クラブの攻守に渡るキーマンたち

 
● デンゼル・ダンフリース(Denzel Dumfries)
代表:オランダ代表、アルバ代表(2014年)*オランダへ国籍変更
Pos :RSB
生年月日:1996/4/18(23歳)
身長/体重:188cm/80kg
利き足:右
所属:PSV
昨季リーグ戦:33試合3ゴール8アシスト(ヘーレンフェーン)


▽今夏にヘーレンフェーンより加入したオランダ期待の大型サイドバックだ。アマチュアクラブであるBVVバーレンドレヒトの下部組織出身で、14年夏に育成の名門スパルタ・ロッテルダムへ引き抜かれた。スパルタ・ロッテルダムで3シーズンプレーした後、17年夏にヘーレンフェーンへ移籍している。エールディビジ33試合で3ゴール8アシストを記録する大活躍を披露し、1年後の18年夏からPSVでプレーしている。

 抜群の身体能力の持ち主であるダンフリースは、188cm/80kgと恵まれたフィジカル、スピード、多彩なクロス、粘り強い守備を持ち合わせている。また、超人的なジャンプ力も兼ね備えており、セットプレーにおいては攻守に渡って存在感を発揮する。22歳ながら完成されたサイドバックと評価されるダンフリースに足りないものは「経験」だけだ。PSVで欧州の舞台を経験し、2年以内にはさらなるビッククラブへとステップアップを果たすだろう。アントニオ・バレンシアの後釜を探しているマンチェスター・ユナイテッドへの移籍はどうだろうか。



● タイレル・マラシア(Tyrell Malacia)
代表:オランダU-20代表
Pos :LSB
生年月日:1999/8/17(19歳)
身長/体重:169cm/67kg
利き足:左
所属:フェイエノールト
昨季リーグ戦:11試合


▽フェイエノールト史上最年少でCLに出場したLSBだ。フェイエノールトの下部組織出身で、17年夏にトップチームへ昇格。同年12月に行われたCLグループステージ最終節ナポリ戦で、クラブ史上最年少でCLデビューを果たしている。CLデビュー後からはトップチームに定着し、2018/19シーズンからはレギュラーの座を掴んだ。

 マラシアは粘り強い守備が持ち味の選手だ。クリーンなタックルや、相手FWに対する寄せが非常に上手い。オフェンス面に関しても平均以上の能力を兼ね備えており、18-19エールディビジ第3節ヘーレンフェーン戦ではプロ初ゴールを記録した。豪快な左足のミドルシュートも武器の一つ。

● アンヘリーニョ(Angelino)
代表:元スペインU-17代表
Pos :LSB
生年月日:1999/1/4(22歳)
身長/体重:175cm/69kg
利き足:左
所属:PSV
昨季リーグ戦:34試合3ゴール6アシスト(ブレダ)

▽超攻撃型サイドバックだ。デポルティーボ・ラ・コルーニャの下部組織出身で、16歳でマンチェスター・シティへと引き抜かれた。トップチームへ昇格することなく国外クラブへレンタル移籍を繰り返し、昨季はシティの提携クラブであるブレダでプレー。34試合に出場し、チームトップの6アシストを記録。18年夏にヨシュア・ブレネトの後釜としてPSVへ加入した。

 アンヘリーニョ最大の武器は、彼の代名詞とも言える左足のキックだろう。その正確無比のクロスから多くの決定機を演出するだけでなく、直接FKも得意としている。スペイン人らしく足元の技術も兼ね備えており、華麗なテクニックで相手DFを欺くことも。PSVで成功を収めればスペイン代表から声が掛かってもおかしくないだろう。

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