【注目選手】2019-20シーズン開幕!プレミアリーグブレイク候補|MF&FW編

今活躍が期待されるストライカー

● テーム・プッキ(Teemu Pukki)
代表:フィンランド代表
Pos :CF
背番号:22
利き足:右
生年月日:1990/3/29(29歳)
身長/体重:180cm/80kg
代表:フィンランド代表
昨季:43試合29ゴール10アシスト

▽昨シーズンの2部得点王。高確率で枠を捉える決定力と前線からの献身的な守備に定評がある。また、多くの選手がゴール前に顔を出すノーリッジではアシストでも貢献している。
 昨季の2部得点王。セビージャやシャルケ時代から知っている人からすると「金髪でロン毛の爽やかイケメン」というイメージが強いと思うが、現在は短髪になりヒゲも生やしているため当時とはまるで違う容姿となっている。14年夏にセルティックよりデンマークのブレンビーに加入すると、若手時代より秘めていた得点力が開花。公式戦164試合で72ゴールを記録し、18年夏に当時2部に所属していたノーリッジに加入。ポゼッションサッカーを展開するノーリッジの最後のフィニッシャーとしてリーグ戦43試合29ゴールを記録し、リーグ優勝と1部昇格に大きく貢献した。初挑戦となるプレミアリーグでも存分にその実力を発揮しており、第3節終了段階では得点ランキング1位の5ゴールを記録している。

● タミー・エイブラハム(Reiss Nelson)
代表:イングランド代表
Pos :CF/WG
背番号:9
利き足:右
生年月日:1997/10/2(21歳)
身長/体重:190cm/80kg
代表:イングランド代表
昨季:37試合25ゴール3アシスト(チャンピオンシップ)


 チェルシーの新9番。190cmという大柄な体格の持ち主ながら、高い足下の技術と俊足を持ち合わせるストライカー。
8歳でチェルシーの下部組織に入団し、2015-16シーズンにはドミニク・ソランケ(ボーンマス)らと共にUEFAユースリーグとFAユースカップの優勝に大きく貢献。2016-17シーズンにローン移籍で在籍したブリストル・シティでは、リーグ戦において10代の選手の史上最多ゴール記録を更新すると同時に、クラブの年間最優秀選手と年間最優秀若手選手に選出された。2017-18シーズンに在籍したスウォンジーではプレミアリーグ5ゴールとやや低調なパフォーマンスに終わったが、昨季在籍したアストン・ビラではリーグ戦で得点ランキング2位の25ゴールを記録。再び自信を取り戻したストライカーが、1年ぶりにプレミアリーグの舞台に帰ってきた。第3節ノーリッジ戦では復帰後、公式戦初ゴールを含む2ゴールを記録し勝利に大きく貢献。ユース時代に共にプレーしていたメイソン・マウントとも好連携をみせている。

● メイソン・グリーンウッド(Mason Greenwood)
代表:イングランドU-21代表
Pos :CF/SMF
背番号:26
利き足:両
生年月日:2001/10/1(17歳)
身長/体重:cm/kg
所属:プレミアリーグ
昨季:3試合(プレミアリーグ)、13試合15ゴール5アシスト(U-18プレミアリーグ)

▽プレシーズン好調だったマンチェスター・ユナイテッドの神童。両足から放たれる高い精度のシュートを武器にゴールを量産する。FKも角度によって蹴る足を変えるなど、利き足という概念を壊している。また、本職のCF以外にもサイドやトップ下など様々なポジションでプレーすることも特徴の一つだ。
 6歳でマンチェスター・ユナイテッドの門を叩いたグリーンウッドは、17年にU-18チームに昇格するとタヒ・チョンやアンヘル・ゴメスらと共にリザーブチームを牽引。2018-19シーズンはU-18プレミアリーグで13試合15ゴール5アシストとレベルの違いを見せつけた。また、3月に行われたUEFAチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦2nd legパリ・サンジェルマンに後半87分から出場しトップチームデビュー。その4日後に行われたプレミアリーグの試合にも出場した。そして2019-20シーズンのプレシーズンマッチで出場機会を得たグリーンウッドは、2ゴールを決める大活躍。プレミアリーグ開幕以降もトップチームに帯同しており、第3節でアントニー・マルシャルが負傷したためさらなる出場時間の増加が見込まれる。








● ニール・モペイ(Neal Maupay)
国籍:元フランスU-21代表
Pos :CF/WG
背番号:7
利き足:右
生年月日:1996/8/14(23歳)
身長/体重:173cm/69kg
所属:ブライトン
昨季:43試合25ゴール8アシスト(ブレントフォード/チャンピオンシップ)

▽昨季2部のブレントフォードでゴールとアシストを量産した万能型ストライカー。ストライカーとしては大柄ではないが、高い決定力と周りの選手を活かすプレーで多くのチャンスを演出する。本職はCFだが、戦術的な理由でブライトンではWGとしてプレーしている。
 母国のニースの下部組織出身で、2012-13シーズンに16歳でトップチームデビュー。同シーズンにリーグ・アンで3ゴールを飾るなど華々しいプロデビューを飾ったモペイだったが、その後は前十字靭帯断裂などの大怪我を負いレギュラーポジションを掴むには至らず。15年夏にサンテティエンヌへと活躍の場を移すも、結果を残せず2016-17シーズンは2部のスタッド・ブレスでプレー。リーグ戦28試合で11ゴールを記録するなど結果を残し、17年夏にイングランド2部のブレントフォードに引き抜かれた。2年目の2018-19シーズンは同じくニースの下部組織出身のサイード・ベンラーマと抜群の好連携をみせリーグ戦43試合で25ゴール8アシストを記録。ファンと選手が選ぶ年間最優秀選手賞をダブル受賞した。19年夏にグラハム・ポッター新監督が就任したブライトンへクラブレコードとなる1971万ポンドの移籍金で移籍。加入直後に行われた第1節ワトフォード戦に後半64分から出場。77分にチーム3点目となるゴールを決め、FWの得点力不足に悩むブライトンの新エースに名乗りを上げた。

● ウェズレイ(Wesley)
国籍:ブラジル
Pos :CF
背番号:9
利き足:右
生年月日:1996/11/26(22歳)
身長/体重:191cm/93kg
所属:アストン・ビラ
昨季:28試合10ゴール9アシスト(クラブ・ブルージュ/ジュピラー・プロ・リーグ)


▽ブラジル生まれだが母国のプロリーグでのプレー経験がない異色の大型FW。191cm・91kgのフィジカルの持ち主ながら、フットサル仕込みの高い足下のテクニックも持ち合わせている。また、生まれつきブラジルの伝説的な選手であるガリンシャ同様に片方の足が3cm短かったことから同選手と比較されることがある。
 イタブーナの下部組織で育成されたウェズレイだったが、18歳だった15年に渡欧しアトレティコ・マドリードの下部組織に練習参加。しかし、契約には至らずスロバキアのトレンチーンに入団。公式戦22試合で8ゴールを記録し、わずか半年後の16年冬にベルギーの強豪クラブ・ブルージュに引き抜かれた。2017-18シーズンは公式戦44試合で13ゴールを記録し、ベルギーリーグの年間最優秀若手選手に選出された。翌2018-19シーズンはUEFAチャンピオンズリーグでも躍動し、モナコから2ゴールを奪う活躍を披露。リーグ戦とプレーオフでも結果を残し、13ゴールを10アシストを記録した。19年夏にプレミアリーグへと昇格したアストン・ビラにクラブレコードとなる2250万ポンドの移籍金で引き抜かれた。クラブ史上初のブラジル人選手ということもあり適応が心配されたが、クラブは同胞のドウグラス・ルイスやクラブ・ブルージュ時代の同僚であるビョルン・エンゲルスとマーヴェラス・ナカンバの存在もありスムーズにフィット。第3節エバートン戦では移籍後初ゴールを決め、クラブのリーグ初勝利に大きく貢献した。また、ユース世代も含めてブラジル代表に招集されたことのないウェズレイに対しては、ベルギー代表が水面下で帰化を模索していると報じられている。
 

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