▽22日、FIFAワールドカップ2018ロシア大会グループD第2戦、ナイジェリアvsアイスランドがヴォルゴグラード・アリーナ(ヴォルゴグラード)で行われ、2-0でナイジェリア代表が勝利した。
▽ナイジェリア代表は、初戦のクロアチア戦で自分たちのミスから2失点を喫し敗戦。この試合からはシステムを3バックに変更し、DFシェフ、FWイウォビ、FWイガロに代えて、DFオルメオ、FWイヘアナチョ、FWムサを先発起用した。
▽一方、”強豪”アルゼンチン代表と互角に戦い初戦を1-1と引き分けたアイスランド代表は、この試合で負傷したグドムンドソンが欠場。代わりにはギスラソンが起用され、システムも1トップから2トップへと変更した。
▽試合開始早々からアイスランドのペースで試合が進む。3分には直接FKをギルフィ・シグルドソンが直接狙うもGKにセーブされる。直後の5分にもギルフィ・シグルドソンが枠内シュートを放つも、これもGKウソホにキャッチされてしまう。
▽22分にもスローインの流れからアイスランドがビックチャンスを迎えるもゴールとはならず。前半終了間際の45分にもアイスランドがFKの流れから決定機を迎えるも、フィンボガソンのシュートは枠を外れゴールとはならず。試合はこのまま0-0で前半を折り返す。
▽後半もアイスランドペースで試合が進むと思われたが、先制点を決めたのはナイジェリアだった。前半をシュート0に終わったナイジェリアだったが、キックオフ直後にエテボがこの日最初のシュートを放つ。すると49分、右サイドを突破したモーゼスのクロスを、この日スタメン起用されたムサが巧みなアウトサイドのトラップからシュートに持ち込みネットを揺らした。
▽勢いに乗ったナイジェリアは57分、エンディディのミドルシュートが枠を捉える。71分にCKからバログンが惜しいヘディングシュートシュートを放てば、73分にもムサがボックス手前からシュートを放つも、惜しくもボールはバー直撃。
▽決定機を逃したナイジェリアだったが75分、追加点を決める。DFオルメオのロングボールを受けたムサが、自慢のスピードで相手DFをかわしボックス内へ侵入。飛び出してきたGKをもかわし、落ち着いてゴールへと流し込んだ。
▽後がないアイスランドは80分、VARの末にPKを獲得。しかし、これをキッカーのギルフィ・シグルズソンが外してしまい点差を縮めることは出来ない。試合はこのまま終了。2-0と勝利したナイジェリア代表は2位に浮上。一方、敗れたアイスランド代表は、歴史的なW杯初勝利をあげることが出来なかった。
▽勝利したナイジェリア代表のグループ第3戦は、6月26日(火)アルゼンチン代表戦。敗れたアイスランド代表のグループ第3戦は、6月26日(火)のクロアチア代表戦となっている。
1-0 アーメド・ムサ(49′)
2-0 アーメド・ムサ(75′)