【ロシアW杯プレビュー】アルゼンチンvsアイスランド|初出場のアイスランドがアルゼンチンに挑む(グループD)

▽先日、4年に1度のフットボールの祭典『W杯』が開幕した。遂に今夜、”世界最高の選手”メッシを擁するアルゼンチン代表が登場。「グループD」の初戦を飾るのはアルゼンチンvsアイスランド。両チームはこれが初顔合わせ。

▽前回大会準優勝のアルゼンチン代表は、南米予選を苦戦しながらも3位で通過。なんと言っても注目は世界最強のFW陣。今大会もメッシ、アグエロ、イグアイン、ディバラといった世界トップクラスのチームでエースとして活躍する選手達が招集された。86年のメキシコ大会から優勝が遠ざかる同国代表だが、悲願の優勝に向けて準備は万全だ。一方のアイスランド代表は、今大会がW杯初出場。欧州予選では、わずか人口33万人の小国がクロアチア、トルコといった強豪国がひしめくグループの中で首位突破。2年前に開催されたEUROでは、初出場ながらベスト8に進出。ロシアW杯でもダークホースとして注目されているチームだ。

▽グループステージは、勝ち点を1つでも多く積み上げることが突破の最低条件となる。初戦の結果がチームの勢いや心理的に与える影響は大きく、両チーム共に『本気』の陣容で臨むことになるだろう。

▽それでは両チームの予想フォーメーションと注目選手をみていこう。

〈アルゼンチン代表〉フォーメーション4-2-3-1

▽負傷者:なし
▽出場停止:なし
▽アルゼンチン代表を率いるホルヘ・サンパオリ監督が、アイスランド代表戦に向けた前日会見でスタメンを明かした。しかし、このスタメンは本来のベストメンバーではなく、大会前にGKセルヒオ・ロメロ、MFマヌエル・ランシーニが負傷離脱。ややメンバーに不安が残る布陣となった。

▽注目選手
名前:リオネル・メッシ
Pos:FW
年齢:30歳
所属:バルセロナ(スペイン)
代表:124試合64ゴール

▽今季、スペインのラ・リーガで得点王、アシスト王の2冠に輝いた”世界最高の選手”メッシ。14年のブラジル大会では、チームを決勝戦まで導くも準優勝に終わり、最後にアルゼンチンをW杯優勝に導いた”英雄”マラドーナと並ぶことは出来なかった。今大会こそアルゼンチンをW杯優勝に導き、アルゼンチンの英雄となれるのだろうか?
 

〈アイスランド代表〉フォーメーション4-4-2

▽負傷者:なし
▽出場停止:なし
▽背番号「10番」のMFギルフィ・シグルドソン(エバートン)を始め、MFヨハン・グズムンドソン(バーンリー)、FWアルフレッド・フィンボガソン(アウクスブルク)といった欧州の中堅クラブでプレーしている選手が多く選出。持ち味の堅守速攻というプレースタイルを貫き、強豪アルゼンチンから歴史的なW杯初勝利を奪うことが出来るか?

▽注目選手
名前:ギルフィ・シグルドソン
Pos:MF
年齢:28歳
所属:エバートン(イングランド)
代表:57試合19ゴール

▽アイスランド代表の攻撃の要。欧州予選ではチームトップの4ゴールを記録。ピッチの至るところに顔を出し、ゲームの流れを作る。なんと言ってもシグルドソン1番の武器はセットプレーだろう。ゴール前のターゲットに合わせるのが得意なのはもちろん、確実に枠を捉える直接FKは相手にとって非常に驚異となる。アルゼンチンから歴史的な勝利をあげるには、この男のプレーにかかっていると言っても過言ではないだろう。
〈予想スコア〉
  3-1
アイスランド代表は今年に入ってから5戦1勝1分3敗と不調。経験も含めアルゼンチン代表が有利と予想。
〈放送予定〉
放送局:NHK
放送日程:6月16日(土)21::45~23:59
キックオフ:22:00

関連記事

ページ上部へ戻る