2018J1第2節走行距離・スプリントランキング

 次にスプリントを見ていこう。こちらは25回のスプリントで一流と目されるが、今節は27名のプレイヤーが基準オーバーの成果を残した。
 中でも、年間トップクラスとなる「40」の数値に迫ったのが、RSB米倉恒貴(G大阪)だ。試合後には、対戦した鹿島アントラーズMF三竿健斗とともに、感染していた日本代表監督ヴァイッド・ハリルホジッチから評価を受けた。
 また、Evolving Dataとして注目したいのは、MF翁長聖だ。走行距離12.668kmかつスプリント37回で共にベスト5入りを果たしており、試合内でも、ピンポイントのチャンスメイクや、バーに阻まれてしまったが自らシュートを放つなど、ピッチ内で躍動していた。



 今後につながる働きとして取り上げたいのは、北海道コンサドーレ札幌の『スプリント・カルテット』について。MF菅大輝、MF駒井善成、MFチャナティップ・ソングラシン、MF三好康児で構成される攻撃的中盤の4名すべてがハイレベルのスプリント成績を叩き出した、
 昨シーズンの比肩では菅の成長ぶりが著しく、スタミナ面での伸びは明らかにわかる。また三好・チャナティップも動き自体が洗練されており、Jリーグに慣れてきたか、ミシャ監督の薫陶によるものか、アタラクティブ・フットボールに必要な要素を秘めている。
 総合ランキングとしては、走行距離1位が野津田岳人、スプリントが翁長聖となっているが、まだまだ2節だ。今季で4年目となったトラッキングも継続してチェックしていきたい。

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