豪州戦データから見えたハリルJの明確な戦略 サウジ相手に新たな“顔”を見せるか

日本代表は8月31日、ロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選オーストラリア戦に勝利し、本大会出場を決めた。戦前、W杯予選におけるオーストラリア戦は未勝利、負ければバヒド・ハリルホジッチ代表監督の解任論が飛び出すなどネガティブな報道が続いたが、大事な一戦で抜擢されたFW浅野拓磨(シュツットガルト)、MF井手口陽介(ガンバ大阪)らが指揮官の戦術を体現し、見事勝利を収めた。

これまで難敵オーストラリア相手に辛酸を嘗めるケースが多かった日本だが、なぜ今回の重要な一戦において快勝を収めることができたのか。独自に集計した試合のスタッツから分析していく。

その屈強な体躯から、これまではフィジカルで押してくるケースが多かったオーストラリアだが、2013年のアンジェ・ポステコグルー監督就任後は徹底してパスをつなぐサッカーを展開していた。

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