【MLS】2019シーズンが開幕!今シーズン活躍が期待される15名の選手たち

今季のリーグ得点王候補たち


● ラウール・ルイディアス(Raúl Ruidíaz)
Pos :CF
背番号:9
生年月日:1990/7/25(28歳)
身長/体重:169cm/65kg
所属:シアトル・サウンダーズ
利き足:右
昨季:14試合10ゴール1アシスト
代表:ペルー代表


▽得点王候補にも挙がる”小さな点取り屋”。ゴール前での決定力はリーグ屈指で昨季は30%の決定率を記録した。母国ペルーやチリ、ブラジルのクラブでプレーした同選手は16年夏にメキシコのモナルカス・モレリアに加入。メキシコリーグで前半戦と後半戦の両方で得点王に輝きブレイクを果たした。ロシアW杯に出場した18年夏にシアトル・サウンダーズへ完全移籍。加入直後から出場機会を確保し、リーグ戦14試合で10ゴールを記録。あっという間にエースの座を射止めた。

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● ホセフ・マルティネス(Josef Martínez)
Pos :CF
背番号:7
生年月日:1993/5/19(25歳)
身長/体重:172cm/68kg
所属:アトランタ・ユナイテッド
利き足:右
昨季:34試合31ゴール4アシスト
代表:ベネズエラ代表

▽昨季のMLS得点王&MVP。ペナルティエリア内で決定的な仕事をこなすストライカーで、昨季リーグ戦で記録した31ゴール中、全ゴールがペナルティエリア内でのゴールだった。18歳でA代表デビューを飾るなどベネズエラ期待の若手選手として将来を渇望されていたが、イタリアへの移籍が失敗に終わり一時は伸び悩んだかと思われた。しかし、17年2月のアトランタ・ユナイテッドへの移籍で眠っていた才能が開花する。移籍初年度は負傷離脱した時期もあったが20試合で19ゴールを記録。フル稼働した2018年はMLSの最多得点記録を更新する31ゴールを記録。クラブを創設からわずか2年でMLSカップ優勝に導いた。

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【選手名鑑】ホセフ・マルティネスの現在地|シーズン得点記録を更新!MLSでゴールを量産するベネズエラ代表

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● ウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)
Pos :CF
背番号:9
生年月日:1985/10/24(33歳)
身長/体重:176cm/83kg
所属:DCユナイテッド
利き足:右
昨季:20試合12ゴール6アシスト
代表:元イングランド代表

▽イングランド代表とマンチェスター・ユナイテッドの最多得点記録を保持するレジェンド。近年は中盤で出場する機会が多かったが、DCユナイテッドではルチアーノ・アコスタが「10」のポジションでプレーしているため、ルーニーは希望通りの「9」のポジションでプレー出来ている。2018シーズン前半戦、DCユナイテッドは勝ちきれない試合が続いていた。事実、ルーニー加入前に行われた14試合で勝ち点「3」を獲得したのはわずか”2試合”。この苦しい状況でチームに加わったイングランドのレジェンドは大きな変革をもたらす。背番号「10」のアコスタらと共にチームを牽引し20試合で12ゴールを記録。同選手の加入後に12勝を挙げたチームはイースタン・カンファレンスを4位でフィニッシュし、勝率は加入前の14%から60%まで上昇した。DCユナイテッドの勢いは2019シーズンも継続しており、開幕戦で2018シーズンのMLSカップ王者アトランタ・ユナイテッドを撃破。この勢いでおよそ15年ぶりのMLSカップ制覇を目指す。

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● ズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)
Pos :CF
背番号:9
生年月日:1981/10/3(37歳)
身長/体重:195cm/95kg
所属:ロサンゼルス・ギャラクシー
利き足:右
昨季:27試合22ゴール7アシスト
代表:元スウェーデン代表

今季の得点王最有力候補。セリエAとリーグ・アンを合わせて5度のリーグ得点王に輝いた怪物が18年3月にアメリカに上陸した。代名詞とも言えるアクロバティックなゴールは未だ健在。トロントFC戦で決めた回し蹴りでのゴールは正に真骨頂とも言えるだろう。気になるのは今季の得点王争いだ。昨季得点王に輝いたホセフ・マルティネスは94分に1ゴールを記録。一方のズラタンは97分に1ゴールとホセフ・マルティネスと比較すると僅かながら遅いペースでゴールを量産していた。しかし、今季は開幕からロサンゼルス・ギャラクシーでプレーしていることに加え、既にMLSというリーグに慣れていることを踏まえれば37歳という年齢関係なく得点王に輝く可能性は十分にあるだろう。

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《まとめ》
▽上記15名の選手以外にも多くの実力者がMLSでプレーしている。

▼GK
ティム・ハワード(コロラド・ラピッズ/元アメリカ代表)
ブラッド・グザン(アトランタ・ユナイテッド/アメリカ代表)
ヴィト・マンノーネ(ミネソタ・ユナイテッド/イタリア)
アレックス・ボノ(トロントFC/アメリカ代表)

▼DF
アリ・アドナン(アタランタ/イタリア)*3/11に加入
フロランタン・ポグバ(アトランタ・ユナイテッド/ギニア代表)
キム・キヒ(シアトル・サウンダーズ/韓国代表)
ロマン・トーレス(シアトル・サウンダーズ/パナマ代表)
ブラッド・スミス(シアトル・サウンダーズ/オーストラリア代表)
ケマル・ローレンス(ニューヨーク・レッドブルズ/ジャマイカ代表)
ローラン・シマン(トロントFC/元ベルギー代表)
グレゴリー・ファン・デル・ヴィール(トロントFC/元オランダ代表)
アンドレウ・フォンタス(スポルティング・カンザスシティ/元スペインU-21代表)
ラミヌ・サネ(オーランド・シティ/元セネガル代表)
ケンダル・ワストン(シンシナティ/コスタリカ代表)
ネドゥム・オヌオハ(レアル・ソルトレイク/元イングランドU-21代表)
グラム・カシア(サンノゼ・アースクエイク/ジョージア代表)

▼MF
バスティアン・シュバインシュタイガー(シカゴ・ファイアー/元ドイツ代表)
マイケル・ブラッドリー(トロントFC/アメリカ代表)
アンドレ・オルタ(ロサンゼルスFC/ポルトガルU-21代表)
ディエゴ・ヴァレリ(ポートランド・ティンバース/元アルゼンチン代表)
ダビド・グスマン(ポートランド・ティンバース/コスタリカ代表)
ニコラス・ロデイロ(シアトル・サウンダーズ/ウルグアイ代表)
アレハンドロ・ロメロ・ガマーラ(ニューヨーク・レッドブルズ/パラグアイ代表)
ジョナタン・ドス・サントス(ロサンゼルス・ギャラクシー/メキシコ代表)
カルレス・ヒル(ニューイングランド・レボリューション/元スペインU-21代表)
サフィル・タイデル(モントリオール・インパクト/アルジェリア代表)
イグナシオ・ピアッテ(モントリオール・インパクト/アルゼンチン)
遠藤翼(トロントFC/日本)
クロリッキー健(モントリオール・インパクト/日本)
ザクリー・エリボ(ニューイングランド・レボリューション/ハイチ代表)
ファン・インボム(バンクーバー・ホワイトキャップス/韓国代表)

▼FW
ネマニャ・リコリッチ(シカゴ・ファイアー/ハンガリー代表)
ジョジー・アルティドール(トロントFC/アメリカ代表)
エクトル・ビジャルバ(アトランタ・ユナイテッド/パラグアイ代表)
アダマ・ディオマンデ(ロサンゼルスFC/ノルウェー代表)
ギャシ・ザーデス(コロンバス・クルー/アメリカ代表)
ブラッドリー・ライト=フィリップス(ニューヨーク・レッドブルズ/イングランド)
ロマン・アレッサンドリーニ(ロサンゼルス・ギャラクシー/元フランス代表)
アレクサンダル・カタイ(シカゴ・ファイアー/セルビア代表)
フレディ・モンテーロ(バンクーバー・ホワイトキャップス/元コロンビア代表)

▽今季限りで現役引退を表明している元アメリカ代表GKティム・ハワード(コロラド・ラピッズ)やブラジルW杯で優勝に大きく貢献した元ドイツ代表MFバスティアン・シュバインシュタイガー(シカゴ・ファイアー)ら世界的に有名な選手に加え、2017シーズン得点王のFWネマニャ・リコリッチ(シカゴ・ファイアー)や毎シーズンのように2桁ゴール2桁アシストを記録するMFディエゴ・ヴァレリ(ポートランド・ティンバース)といったMLSでお馴染みの選手たちも注目すべきポイントだろう。そして今季はMF遠藤翼(トロントFC)とMFクロリッキー健(モントリオール・インパクト)の2名の日本人選手がプレーする。遠藤翼はMLS開幕前に行われたCONCACAFチャンピオンズリーグのインデペンディエンテ(パナマ)戦に途中出場。2018シーズンの開幕スタメンを飾ったクロリッキー健は、2019シーズンが開幕した現在負傷離脱中。ただ戦列に戻ればレミ・ガルデ監督の選択肢に入ってくるだろう。『MLS』でプレーする日本人選手の活躍に期待だ。

 年々、平均観客数が増加傾向にあるMLS。日本ではあまり馴染みのないリーグだが、素晴らしいスタジアムや熱狂的サポーターなど実は欧州サッカーにも引けを取らないほどのサッカーコンテンツに成長している。リーグのレベルも年々上昇しており、リーグ開幕前にロサンゼルスFCと対戦し1-4の敗北を喫したヴィッセル神戸MFアンドレス・イニエスタは「MLSの成長を感じた。」と賛辞を送った。アメリカやカナダへ上陸する機会があればサッカーを観戦しにスタジアムへ足を運んで頂きたい。



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