【エールディビジ】若手逸材の宝庫!今オランダで見るべき若手選手22名(後編)2018/19シーズン版

>チームの攻撃を司る「司令塔」たち

 
● フース・ティル(Guus Til)
代表:オランダ代表
Pos :OMF/CMF
生年月日:1997/12/20(21歳)
身長/体重:183cm/72kg
利き足:右
所属:AZ
昨季リーグ戦:33試合9ゴール4アシスト


▽20歳で名門AZの主将を務めるオランダ代表MFだ。AZの下部組織出身で、2017/18シーズンにレギュラーに定着。リーグ戦33試合に出場し、9ゴール4アシストを記録しら。18年3月にA代表デビューを飾り、2018/19シーズンからはDFロン・フラールに代わり主将を務めている。

 ティルはトップ下の選手の中でも得点意識の高い選手である。中盤に降りてビルドアップに関与しつつ、自らボックス内へ侵入しフィニッシャーに役割を担っている。ヘディングでのゴールも少なくなく、ゴールのバリエーションが豊富な点も彼の魅力と言えるだろう。

● ルカ・イリッチ(Luka Ilic)
代表:セルビアU-21代表
Pos :OMF/CMF
生年月日:1999/7/2(20歳)
身長/体重:182cm/73kg
利き足:左
所属:ブレダ(マンチェスター・シティからのレンタル移籍)
昨季リーグ戦:14試合2ゴール1アシスト(レッドスター/セルビア)


▽17年夏にマンチェスター・シティに引き抜かれたセルビア期待の司令塔。レッドスターの下部組織出身で、トップチーム昇格直後にマンチェスター・シテに引き抜かれた。18年夏にマンチェスター・シティへと復帰し、2018/19シーズンからは提携クラブのブレダへレンタル移籍している。

 イリッチはいわゆる「司令塔」タイプの選手で、卓越したテクニックとアイデアで多くの得点を演出することを得意としている。セットプレーのキッカーとしても計算できる点も高評価。一方で決定力にはやや欠けており、ゴール数は伸び悩んでいる。弟のイバン・イリッチも同じレッドスターの下部組織出身で、同タイミングでマンチェスター・シティへに引き抜かれている。(現在はレッドスターへレンタル移籍。)

● ダニエル・クロウリー(Dan Crowley)
代表:元イングランドU-19代表
Pos :OMF
生年月日:1997/8/3(21歳)
身長/体重:170cm/68kg
利き足:右
所属:ヴィレムⅡ
昨季リーグ戦:10試合0ゴール(ヴィレムⅡ)、15試合3ゴール6アシスト(カンブール/オランダ2部)


▽10代から期待されていたイングランド産の天才ドリブラー。アストン・ビラの下部組織出身で、13年夏にアーセナルへと引き抜かれた。アーセナルU-23に所属していた時は、背番号「11」を着用するなど注目された逸材だった。しかし、選手層の厚いトップチームに昇格することなく、イングランドの下部リーグやオランダのチームへのレンタル移籍を繰り返す。17年夏に現在所属するヴィレムⅡへと完全移籍し、2017/18シーズンの後半戦はオランダ2部のカンブールレンタル移籍。、15試合3ゴール6アシストと結果を残して18年夏にヴィレムⅡへと復帰している。

 クロウリーの最大の武器は卓越したドリブルスキルだ。タッチが非常に細かく、調子が良ければ誰も手が付けられない手がつけられないドリブラーへと変貌する。また、シュートも非常に上手く、鋭いカットインから積極的にゴールを狙うのも特徴だ。2018/19シーズンの第2節フローニンヘン戦では、まさしくこの形で移籍後初ゴールを決めている。直接FKも得意。

固定ページ:
1

2

3 4

関連記事

ページ上部へ戻る