- 2018-6-27
- J2, ファジアーノ岡山, 東京ヴェルディ, 東京五輪世代
- EvolvingData, U-19日本代表, ファジアーノ岡山, ロシアW杯, 日本代表, 東京V, 東京世代, 藤本寛也, 阿部海大
雷雨の影響で後半17分に中断が決まったJ2第15節ファジアーノ岡山vs東京ヴェルディの試合が27日、5週間ぶりに再開された。
約30分の試合でもリードを許す岡山のサポーターたちが6709人も駆けつけたが、試合は前半20分にMF藤本寛也が決めたゴールを守りきった東京Vが勝利した。しかしこの試合は、国内リーグ戦史上3例目かつ、国内プロ試合では2例目の事件が起きていた。
プロ初ゴールを決めたMOM藤本寛也は…
プロ初得点がチームに勝ち点3をもたらす決勝点となった藤本は、5月開催時点の後半15分で後退にこそなっていたが、6月はベンチではなく「ロシア」にいた。
史上3例目となった途中再試合だが、1ヶ月以上空いたケースはなく、ベンチの選手に変動があったのは昨年の天皇杯が一例目だ。当該試合も間隔が空き、しかも夏の移籍期間後の開催となったため、出場中だった選手が二人も不在(そのため、入れ替え)の状態となったのだ。
今回は移籍でこそ無いものの、東京VMF藤本寛也と岡山DF阿部海大がロシアW杯帯同中のU-19日本代表に選出されていたため、彼らは現在ロシアにいる。また、東京VFWカルロス・マルティネスが退団となってしまったため、彼ら3人分の補填が成された格好となった。
異例を極めたゲームは東京Vが逃げ勝ったことで、東京Vは昇格プレーオフ圏内の6位に浮上した。勝ち点をもたらした藤本は、ロシアW杯の日本代表の躍進を目の当たりにして帰国することとなり、同チームで開催前の練習に励んだMF本田圭佑らの活躍をチームにも報告しながら、さらなる励みとして後半戦を戦い抜くこととなる。