ガーナ戦メンバー発表前、ロシアW杯メンバー選出へ向けて

GK&DF

 川島永嗣(メス/フランス)、中村航輔(柏レイソル)の選出に疑いの余地はない。それだけでなく、東口順昭(ガンバ大阪)と西川周作(浦和レッズ)も35人の枠で考えるのであれば確定的だろう。もしGKで番狂わせがあるとすれば、絶好調なシーズンを過ごしている林卓人(サンフレッチェ広島)に可能性が残る程度か。
 サイドバックの酒井宏樹(マルセイユ/フランス)、酒井高徳(ハンブルガー)、長友佑都(ガラタサライ/トルコ)に加え、遠藤航(浦和レッズ)、車屋紳太郎(川崎フロンターレ)の2人も35人枠ならば落選の理由を見つけるほうが難しい。室屋成(FC東京)や松原后(清水エスパルス)、山中亮輔(横浜F・マリノス)、安西幸輝(鹿島)といった若手選手のランクインを期待する記事も多くあるが、現実的な路線ではない。強いていえば、内田篤人(鹿島)の可能性を探ったほうが、まだ有り得そうだ。
 センターバックでは、吉田麻也(サウサンプトン/イングランド)、槙野智章(浦和)、昌子源(鹿島)、植田直通(鹿島)、森重真人(FC東京)の5名がほぼ当確か。三浦弦太(G大阪)が所属クラブでの印象が悪く、ハリルホジッチとは相性の悪かった谷口彰悟(川崎)にややもすると光明が当たる可能性はある。若手からの抜擢もなさそうだ。国内メディアでは鈴木大輔(ヒムナスティック・タラゴナ/スペイン2部)、海外メディアでは塩谷司(アル・アイン/UAE)を推す声が強く上がってこそいるが。

DMF&OMF

 長谷部誠(フランクフルト)、山口蛍(セレッソ大阪)、井手口陽介(クルトゥラル・レオネッサ/スペイン2部)、三竿健斗(鹿島)の4名が確定で、他の枠次第で今野泰幸(G大阪)の代表復帰がありそうだ。井手口と三竿健が代表に定着したから良かったが、彼ら以外の候補が見当たらないのもまた然り。稲垣祥(広島)がシーズンMVPレベルの屈強なディフェンス力を発揮しており、橋本拳人(FC東京)や小泉慶(柏)も充実のシーズンではあるが果たして。
 攻撃的なMFは、怪我明けの香川真司(ドルトムント/ドイツ)も順当で、柴崎岳(ヘタフェ/スペイン)、大島僚太(川崎)は当確。まさかの落選報道が出ている森岡亮太(アンデルレヒト/ベルギー)の当否が気がかりだが、清武弘嗣(C大阪)の復帰を見越したものならば納得できる。長澤和輝(浦和)、倉田秋(G大阪)が次点だが、プレゼンスとして見せつけてきた差がある。

FW

 本田圭佑(パチューカ/メキシコ→??)、岡崎慎司(レスター/イングランド)、宇佐美貴史(デュッセルドルフ/ドイツ2部→1部)、原口元気(デュッセルドルフ)、久保裕也(ヘント/ベルギー)、中島翔哉(ポルティモネンセ/ポルトガル)、乾貴士(エイバル/スペイン→??)、浅野拓磨(シュツットガルト/ドイツ→ハノーファー?/ドイツ)、大迫勇也(ケルン/ドイツ1部→2部 → ブレーメン/ドイツ)、武藤嘉紀(マインツ/ドイツ→ニューカッスル/イングランド?)の10人は確定的。最大の焦点は『堂安律(フローニンヘン/オランダ)はどうなるのか』。伊東純也(柏)、南野拓実(ザルツブルク/オーストリア)、永井謙佑(FC東京)、都倉賢(北海道コンサドーレ札幌)らの待望論が持ち上がるものの、杉本健勇(C大阪)の方がまだ現実的か。
 あと10時間、果たして35人のメンバーはどうなっているのだろうか。



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