【2019-20プレミアリーグ冬の移籍動向】トッテナム/Tottenham

▼昨季、UEFAチャンピオンズリーグで史上初の決勝進出を果たしたトッテナム。19年11月に4年半続いたマウリシオ・ポチェッティーノが成績不振を理由に解任され、新監督にマンチェスター・ユナイテッドを解任されて以降フリーとなっていたジョゼ・モウリーニョが新監督に就任。今季ポチェッティーノ体制ではあまり出場機会のなかったデレ・アリを積極起用し結果を残すなど短い期間での立て直しに成功した。しかし、20年1月1日のサウサンプトンで絶対的エースのハリー・ケインが負傷するとチームはこの試合から3試合連続無得点と再び調子を落とした。

▼冬の移籍市場を経てウィンターブレイク明けの2月の第3週より、昨季惜しくも逃したUEFAチャンピオンズリーグの決勝トーナメントが始まる。1回戦の相手はブンデスリーガで首位に立つライプツィヒ。”優勝請負人”ことモウリーニョ監督は、クラブにとって約12年ぶりのタイトルをもたらすことが出来るのだろうか。

▼シーズン後半戦に向けてトッテナムの冬の移籍動向を振り返る。

目次

移籍動向

 
【IN】
▼MF
ジェドソン・フェルナンデス(21) ベンフィカ(ポルトガル)から買い取りオプション付きのローン移籍
ジョバンニ・ロ・チェルソ(23) レアル・ベティス(スペイン)より買い取りオプションを行使

▼FW
ステーフェン・ベルフワイン(22) PSV(オランダ)から完全移籍(£27.00m)で獲得

《ひとことメモ》
▼エリクセンが退団した中盤のポジションには、ポルトガルの有望株ジェドソン・フェルナンデスを補強。さらに夏にローン移籍で加入し、モウリーニョ体制になってから好パフォーマンスを披露していたロ・チェルソを完全移籍で獲得した。
▼より攻撃的なポジションには、PSVの攻撃の軸となっていたオランダ代表FWベルフワインを完全移籍で補強。デビュー戦となったマンチェスター・シティ戦で決勝ゴールを奪うなど新天地で最高のスタートを切った。
▼絶対的エースであるケインの長期離脱に伴い、新たなCFの獲得を目指していたが叶わず。

【OUT】
▼DF
ダニ・ローズ(29) ニューカッスルへローン移籍
カイル・ウォーカー=ピータース(22) サウサンプトンへローン移籍
キャメロン・カーター=ヴィッカース(22) ルートン(チャンピオンシップ)へローン移籍

▼MF
クリスティアン・エリクセン(27) インテル(イタリア)へ完全移籍(£18.00m)
ジャック・クラーク(19) QPR(チャンピオンシップ)へローン移籍

《ひとことメモ》
▼タンガンガの台頭によりダニー・ローズはニューカッスルへと出場機会を求めた。今夏にEUROが控えており出場機会を確保したいローズ側とLWBのレギュラーであるウィレムスが今季絶望となっているニューカッスル側との思惑が一致したことが移籍成立の要因だ。
▼モウリーニョ体制となってから殆ど出場機会がなかったカイル・ウォーカー=ピータースはセドリックが去ったサウサンプトンへローン移籍。また、シーズン前半戦にストークへローン移籍していたキャメロン・カーター=ヴィッカースはルートンへ、古巣リーズへローン移籍していたジャック・クラークはQPRへ、それぞれ出場機会を求めてローン先を切り替えた。
▼20年夏に契約満了となる予定だったクリスティアン・エリクセンは、インテルへ完全移籍。
▼ウォーカー=ピータース同様にモウリーニョ体制となってから殆ど出場機会のないビクター・ワニャマとファン・フォイスには退団の可能性。前者は契約解除での退団、後者は2月の中旬まで移籍ウィンドウが開いている母国アルゼンチンのクラブへのローン移籍などが考えられる。








 

フォーメーション

基本フォーメーション/4-2-3-1

《ひとことメモ》
▼絶対的エースであるケインの代役はルーカス・モウラが務める見込み。
▼契約満了に伴い今夏の退団が既定路線となっているヴェルトンゲンの序列は下がると予想。
▼ワニャマとフォイスに退団の可能性。
▼10月より離脱していた主将のロリスは20年始に復帰。
▼ケインとシソコの復帰は早くても4月頃と予想される。



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