【ロシアW杯マッチレポート】フランスvsオーストラリア|フランスが苦しみならも白星スタート!

▽16日、FIFAワールドカップ2018ロシア大会グループC初戦、フランスvsオーストラリアがカザン・アリーナ(カザン)で行われ、2-1でフランスが勝利した。

▽自国開催のEURO2016で準優勝に終わったフランス代表は、MFポール・ポグバ(マンチェスター・ユナイテッド)、FWアントワーヌ・グリーズマン(アトレティコ・マドリード)ら主力が順当に先発。ケガの影響が心配されたFWキリアン・ムバッペ(パリ・サンジェルマン)もスタメンに名を連ねた。

▽一方のオーストラリア代表は、主将のMFミル・ジェディナク(アストン・ビラ)、MFアーロン・ムーイ(ハダースフィールド)ら主力が順当に先発。1トップには浦和レッズのFWアンドリュー・ナバウトが起用された。

▽試合開始直後からフランス代表が攻勢に出る。2分、味方のスルーパスに抜け出したムバッペがペナルティーエリア内でシュート。これはオーストラリアGKライアンがセーブ。5分にもグリーズマンが、エリア外からシュートを放つも、またしてもライアンがセーブにあう。

▽押し込まれていたオーストラリア代表だったが16分、フランスゴールに迫る。左サイドからのムーイの正確なFKをレッキーが頭で逸らす。このボールがフランスMFトリッソに当たりあわやOGとなりそうになったが、守護神ロリスがかき出しピンチを回避した。

▽その後、オーストラリアがしっかりとした守備ブロックを構築して、フランスの攻撃陣にシュートを打たせない。すると、前半終了間際にオーストラリアがチャンスを迎える。ムーイ、ロギッチ、ベヒッチと縦パスを繋ぎ、ペナルティーエリア内へクロスを供給。これは繋がらなかったが、再びこぼれ球を拾ったベヒッチが右足でシュートを放つ。しかし、これは惜しくもゴールマウスを捉える事ができなかった。

▽後半開始早々、フランスが先制に成功する。54分にポグバのスルーパスを受けたグリーズマンが、ペナルティーエリア内でリスドンに倒される。1度は主審が見逃すが、今大会から導入されているビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の結果、フランスにPKが与えられた。このPKをグリーズマンがゴール右に沈めフランスが先制した。

▽しかし、フランスはこのリードを守ることが出来ない。61分、オーストラリアがペナルティーエリア付近でFKを獲得する。キッカーはムーイ。ペナルティーエリア内にあげたクロスを、フランスDFウンティティが痛恨のハンド。オーストラリアにPKが与えられ、ジェディナクが冷静にゴールに流し込む。オーストラリア代表がすぐに1-1の同点に追いついた。

▽80分、再びスコアが動く。味方とのパス交換をしながらゴール前に仕掛けてきたポグバが、エリア内に侵入した直後シュート。これがクロスバーを弾いてゴールとなり、土壇場でフランスが勝ち越した。

▽試合はこのまま2-1で試合終了。98年大会以来の優勝を目指すフランス代表が、苦しみながらも初戦で勝ち点「3」を手にした。一方、敗れたオーストラリア代表は守備陣が奮闘するも、惜しくも勝ち点獲得とはならなかった。

▽勝利したフランス代表のグループ第2戦は、6月21日(木)のペルー代表戦。敗れたオーストラリア代表のグループ第2戦は、6月21日(木)のデンマーク代表戦となっている。

1-0 アントワーヌ・グリーズマン(58′)PK
1-1 ミル・ジェディナク(62′)PK
2-1 ポール・ポグバ(80′)

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