【2019-20プレミアリーグ開幕プレビュー】アストン・ビラ/Aston Villa

  ダービー・カウンティとの昇格プレーオフを制し、2015-16シーズン以来のプレミアリーグ復帰となったアストン・ビラ。今夏にはレアル・マドリード、アトレティコ・マドリード、バルセロナ、マンチェスター・ユナイテッドに次ぐ補強費を費やし大型補強を敢行した。

目次

 

クラブの基本情報

 
● 創立:1874年
● ホームタウン:バーミンガム/Birmingham
● ホームスタジアム:ビラ・パーク/Villa Park
● リーグ優勝:7回
● 監督:ディーン・スミス
● アシスタント:リチャード・オケリー、ジョン・テリー

 2018年10月、成績不振により解任されたスティーヴ・ブルース氏の後任に当時ブレントフォードを率いていたディーン・スミス氏が新監督に就任。アシスタントコーチにはウォルソール時代からディーン・スミスとコンビを組むリチャード・オケリーと、前シーズンに主将としてプレーしたジョン・テリーが就任。ちなみにディーン・スミス監督は幼少期からアストン・ビラの熱狂的ファン。

 2018-19シーズン、3月途中まで13位と中位に低迷していたが、ジャック・グリーリッシュがケガから復帰するとクラブ新記録となる10連勝を達成し、昇格プレーオフ圏内の5位でフィニッシュ。プレーオフ準決勝ではWBAに、決勝ではダービーに勝利し昇格を決めた。

 

所属選手

 
▼GK
1 トム・ヒートン
12 ジェド・スティーア
25 エルヤン・ナイランド
28 ロヴレ・カリニッチ

▼DF
3 ニール・テイラー
5 ジェームズ・チェスター
15 エズリ・コンサ
18 マット・ターゲット
22 ビョルン・エンゲルス
24 フレデリック・ジルベール
27 アーメド・エルモハマディ
30 コートニー・ホース
40 タイロン・ミングス

▼MF
6 ドウグラス・ルイス
7 ジョン・マッギン
8 ヘンリー・ランズベリー
10 ジャック・グリーリッシュ
11 マーヴェラス・マカンバ
14 コナー・フーリハン
17 トレゼゲ
21 アンワル・エル・ガジ
23 ホタ
38 カラム・オヘア

▼FW
9 ウェズレイ
22 ジョナサン・コジャ
39 キーラン・デイビス








移籍動向

 
 【IN】
▼GK
トム・ヒートン バーンリーより完全移籍

▼DF
タイロン・ミングス ボーンマスより完全移籍 *昨季ローンで加入
コートニー・ホース ウォルバーハンプトンより完全移籍 *昨季ローンで加入
マット・ターゲット サウサンプトンより完全移籍
ビョルン・エンゲルス スタッド・ランス(フランス)より完全移籍
エズリ・コンサ ブレントフォード(2部)より完全移籍
フレデリック・ジルベール カーン(フランス)よりローンバック *今冬に完全移籍で獲得

▼MF
アンワル・エル・ガジ リール(フランス)より完全移籍 *昨季ローンで加入
マーヴェラス・マカンバ クラブ・ブルージュ(ベルギー)より完全移籍
ドウグラス・ルイス マンチェスター・シティより完全移籍
ホタ バーミンガム(2部)より完全移籍
トレゲゼ カスムパシャ(トルコ)より完全移籍

▼FW
ウェズレイ クラブ・ブルージュ(ブラジル)より完全移籍

《ひとことメモ》
クラブレコードで獲得したウェズレイをはじめ今夏に12人の選手を補強。「昨季のフラムの二の舞になるのではないのではないか」という声も挙がるるが、タイロン・ミングスとコートニー・ホース、アンワル・エル・ガジは昨季からアストン・ビラでプレーしており、エズリ・コンサとホタに関してはブレントフォード時代にディーン・スミス監督が愛用していた選手であるため、フラムほど戦術理解に苦しむことはないだろう。

【OUT】
▼GK
マーク・バン 契約満了により退団 無所属

▼DF
トミー・エルフィック 契約満了により退団 ハダースフィールド(2部)に加入
リッチー・デ・ラート 契約満了により退団 ロイヤル・アントワープ(ベルギー)に加入
ジェームズ・ブリー ルートン・タウン(2部)へローン移籍
アラン・ハットン 契約満了により退団 無所属
マイカー・リチャーズ 契約満了により退団 現役引退

▼MF
アンドレ・グリーン プレストン(2部)へローン移籍
ギャリー・ガードナー バーミンガム(2部)へ完全移籍
アルベルト・アドマー 契約満了により退団 ノッティンガム・フォレスト(2部)に加入
グレン・ウィーラン 契約満了により退団 無所属
ミル・ジェディナク 契約満了により退団 無所属
ビルキル・ビャルナソン 契約解除により退団 無所属

▼FW
ラシアン・ヘップバーン=マーフィー トランメア(3部)へローン移籍
スコット・ホーガン ストーク(2部)へローン移籍
ロス・マコーマック 契約満了により退団 無所属

《ひとことメモ》
昨季限りで契約満了となった選手が9名、さらに昨季主力としてプレーしたアクセル・トゥアンゼベ、タミー・エイイブラハムが所属元に復帰しているため大量補強が必要だった。

 

プレシーズン

アストン・ビラ 3-0 ミネソタ・ユナイテッド(MLS)
アストン・ビラ 1-0 シュルーズベリー
アストン・ビラ 5-1 ウォルソール
アストン・ビラ 4-1 チャールトン
アストン・ビラ 3-1 ライプツィヒ
 

フォーメーション

 基本フォーメーション/4-5-1

《ひとことメモ》
 昨季と同じ4-5-1、もしくはより攻撃的な4-3-3のフォーメーションが採用されるだろう。このチームの核となるポジションはジャック・グリーリッシュとジョン・マッギンのインサイドハーフだ。詳しくは下記の注目選手のコーナーを参照。

 

注目選手

ジャック・グリーリッシュ(Jack Grealish )
Pos :OMF/CMF/SMF
生年月日:1990/8/12(28歳)
身長/体重:170cm/68kg
代表:元イングランドU-21代表
昨季:35試合6ゴール6アシスト

 6歳からアストン・ビラ一筋でプレーする背番号「10」。かつてはサイドでプレーする機会が多かったが、現在は高いパス制度や卓越した試合観を活かしチームの司令塔としてプレーしている。昨夏、クラブの財政難の影響で退団が確実視されていたが、新たにエジプトの大富豪ナセフ・サウィリス氏らがオーナーとなり残留が決定。当時2部に所属する選手では異例の6000万ポンドの違約金を含む新契約を締結した。
 2018-19シーズンは、第21節から12試合の負傷離脱を余儀なくされた。その間チームはわずか2勝しか挙げられず、13位と中位に沈んでいた。昇格に向けて危機的状況となっていたタイミングでグリーリッシュがメンバーに復帰。するとチームは水を得た魚のように復活を遂げ、クラブ新記録の10連勝を達成。土壇場で昇格プレーオフ進出を決め、プレーオフの末に昇格のキップを掴んだのであった。また、イングランド代表を率いるギャレス・サウスゲイト監督もグリーリッシュのことを高評価しており、負傷しない限り2019年中にも夢であるイングランド代表デビューを飾るだろう。 

ジョン・マッギン(John McGinn )
Pos :CMF/OMF/SMF
生年月日:1994/10/18(24歳)
身長/体重:173cm/68kg
代表:スコットランド代表
昨季:44試合7ゴール9アシスト

 グリーリッシュを差し置いて2018-19シーズンのクラブMVPに輝いた背番号「7」。タックル数、インターセプト数、ドリブル成功数でクラブ1位のスタッツを記録し、アシスト、キーパス、被ファウル数でクラブ2位のスタッツを叩き出した。90分間ピッチを走りつづける運動量や縦への推進力のあるドリブル、左足から放たれるパスやシュートも正確だ。やや小柄だがフィジカルも強く。新たなボックス・トゥ・ボックス型のタレントが登場したと言っても過言ではないだろう。
 今夏にはマンチェスター・ユナイテッドからの関心が伝えられたが、ビラ側が最低でも5500万ポンドを要求し交渉は破談となった。しかし、ファーガソン元監督がスールシャール監督に獲得を助言したとされ、今季の活躍次第では本格的に獲得に乗り出すだろう。ただ、マッギンは自身が確実に出場機会を得られるクラブ以外でプレーする意思はなく、プレミアリーグ開幕直前には2024年夏までの新契約にサインしクラブに忠誠を誓った。

《その他の注目選手》
DF タイロン・ミングス
DF フレデリック・ジルベール
MF マーヴェラス・マカンバ



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