【リーグ紹介】代表クラスがずらり!”中東”サウジアラビアでプレーする大物選手(2018-19)

ネームバリューより実力を重視!

【アル・アハリ】
監督:パブロ・グンデ

《クラブ紹介》
昨季、首位アル・ヒラルと勝ち点「1」差で優勝を逃した強豪クラブ。AFCアジアカップ2019にはアル・ヒラルに次ぐ5名のサウジアラビア代表選手を派遣している。現在、監督務めるのはサン・ロレンソ(アルゼンチン)やコロコロ(チリ)など南米の強豪クラブを率いていたパブロ・グンデ氏。18年夏には、前述した2クラブと比較するとややネームバリューは劣るが実力派の外国籍選手5名を補強した。

《注目選手》
● パウロ・ディアス(Paulo Díaz)
代表:チリ代表
Pos :CB/RSB
生年月日:1994/8/25(24歳)
身長/体重:180cm/75kg
前所属:サン・ロレンソ(アルゼンチン)


*チリ代表

▽メインポジションであるCBに加え、SBやDMFでもプレー可能な現役チリ代表DF。チリの首都クラブであるパレスティーノで活躍し、15年1月に20歳の若さでチリ代表デビュー。その後、コロコロを経て16年冬に加入したサン・ロレンソでは、SBとして左右どちらでもプレー可能な万能型DFとしてブレイク。チリ代表としてもSBとして出場することが多い。18年夏のアル・アハリ加入後はメインポジションであるCBとして出場している。

● ソウザ(Souza)
代表:元ブラジル代表
Pos :DMF
生年月日:1989/2/11(29歳)
身長/体重:188cm/80kg
前所属:フェネルバフチェ(トルコ)


*フェネルバフチェ在籍時
▽18年夏にアル・ナスルへと移籍したジュリアーノの共にフェネルバフチェから移籍市場閉幕直前にサウジアラビアへと電撃移籍を果たした大型ボランチ。10年夏に母国ブラジルのヴァスコ・ダ・ガマからポルトガルの強豪ポルトに完全移籍。2010-11シーズンのヨーロッパリーグ優勝、2010-11からポルトガルリーグ2連覇に主にサブとして貢献。12年冬にグレミオへ移籍し、母国復帰を果たした。14年10月にはブラジル代表に初選出された。その後サンパウロを経由して15年夏にトルコの強豪フェネルバフチェへ完全移籍。3年半ぶりに欧州へ復帰を果たした。フェネルバフチェではタイトル獲得とはならなかったが、3シーズンに渡って中心選手として活躍。18年夏にアル・アハリへと完全移籍。

● ニコラエ・スタンチュ(Nicolae Stanciu)
代表:ルーマニア代表
Pos :OMF/CMF
生年月日:1993/5/7(25歳)
身長/体重:170cm/63kg
前所属:スパルタ・プラハ(チェコ)

▽ルーマニア代表の不動の司令塔。母国の強豪ステアウア・ブカレストで頭角を現した同選手は、EURO2016のルーマニア代表メンバーに選出。開幕戦のフランス戦では一時同点となるPKを沈めた。大会終了後、ベルギ0の強豪アンデルレヒトへ完全移籍。加入から2シーズンは不動のレギュラーとして過ごすも、2017-18シーズンはシント=トロイデンから加入したピーター・ゲルケンスの活躍もあり出場機会が減少。18年冬にチェコのスパルタ・プラハへ活躍の場を移した。1年後にアル・アハリに完全移籍。

● ジャニニー(Djaniny)
代表:カーボベルデ代表
Pos :CF
生年月日:1991/3/21(27歳)
身長/体重:190cm/78kg
前所属:サントス・ラグナ(メキシコ)


*サントス・ラグナ在籍時

▽アフリカ出身ながらメキシコでブレイクした異色の巨漢FW。サッカー選手になった経緯も異色であり、18歳の時にバイオマスや太陽熱など「新エネルギー」という分野を学ぶためにポルトガルへと渡欧。これがきっかけでポルトガルの地域リーグであるヴェレンセでプロデビューを果たした。このクラブでの活躍が評価され11年夏に当時1部に所属していたレイリアへと完全移籍。半年後に同国屈指の強豪クラブであるベンフィカへと引き抜かれた。しかし、トップチームで1試合も出場できず13年夏に同じく1部のナシオナルへと完全移籍。リーグ戦29試合7ゴールと結果を残し、14年夏にメキシコのサントス・ラグナへと完全移籍を果たす。メキシコでもコンスタントにゴールを重ねていたが、2017-18シーズンの後半戦にリーグ戦15試合14ゴールと大活躍。得点王に輝き、18年夏にアル・アハリへと引き抜かれた。サウジアラビアでもその勢いが留まることを知らず、2019/1/11に行われたオホド・クラブ戦では1試合5ゴールを達成した。今季の得点王候補の1人。

● オマル・アッ=ソーマ(Omar Al-Soma)
代表:シリア代表
Pos :CF
生年月日:1989/3/23(29歳)
身長/体重:192cm/72kg
前所属:アル・カーディシー(シリア)


*シリア代表

▽中東を代表する大型ストライカー。2013-14シーズン、クウェートリーグで23ゴールを奪い得点王に輝き、シーズン終了後にアル・アハリへ完全移籍。加入初年度からエースの座を射止め、2016-17シーズンまで3シーズン連続でサウジアラビアリーグの得点王のタイトルを手にした。昨季はシーズン中盤を負傷の影響で棒に振ったことで得点王のタイトル獲得には至らず。今季はタイトル奪還に向けて気合十分だ。

《その他の外国籍選手》
DF モハメド・アブデル=シャフィ(エジプト代表) *ロシアW杯メンバー
DF アレクシス・ルアーノ(元スペインU-21代表)
DF アデルラン・サントス(ブラジル) *2019/1/28に加入
MF ニコラエ・スタンチュ(ルーマニア代表) *2019/1/30に加入
MF クラウディオ・バエサ(元チリ代表)
 18年夏にロシアW杯で3試合に出場したエジプト代表DFモハメド・アブデル=シャフィがレンタル先のアル・ファティフから復帰。さらには、かつてヘタフェやバレンシア、セビージャなどでプレーし、ラ・リーガ通算321試合に出場したアレクシス・ルアーノも18年夏に加入。サウジアラビア屈指の強豪は4度目のリーグタイトルに向けて経験豊富な選手を揃えた印象だ。

固定ページ:
1 2

3

4

関連記事

ページ上部へ戻る