軽率なファウルだった。MF長谷部誠が背中で押したと判定されて献上したエリア外右隅からの直接FKは、コロンビアMFキンテロがグラウンダーのFKをGK川島永嗣がライン前で止めることができず失点を喫した。日本側はゴールラインテクノロジーを要求したものの、ネットを揺らしてこそないものの、明らかにラインを割っており、7年半前のアジアカップでも見た光景の再来が眼前に広がってしまった。
攻めた日本こそ驚いた瞬間だった。FW大迫勇也が得意のみかわしで反転してエリア内に侵入し、シュートを放つと、GKオスピナがブロックする。こぼれ球に反応したMF香川真司がシュートを放つと、MFカルロス・サンチェスが腕で止めてしまった。この判定が”故意”と判定されてレッドカード退場。得たPKを香川真司が冷静に沈めて、日本は前半3分にして先制に成功した。