- 2018-5-17
- 2.ブンデスリーガ, インゴルシュタット, ウニオン・ベルリン, エルツゲビルゲ・アウエ, カイザースラウテルン, グロイター・フュルト, ザンクト・パウリ, ザントハウゼン, ダルムシュタット, ディナモ・ドレスデン, デュッセルドルフ, ニュルンベルク, ハイデンハイム, ビーレフェルト, ブラウンシュヴァイク, ボーフム, ヤーン・レーゲンスブルク, 海外サッカー
〈ベスト11〉
▽GK
GKにはケネス・クロンホルム(ホルシュタイン・キール)を選出。31歳にして初めてドイツの2部以上のリーグに出場した苦労人であるクロンホルムは、昨季3部でみせた圧巻のパフォーマンスを2部でも披露。33試合に出場し111セーブ(4位)、クリーンシート8試合(8位)、セーブ率72%(3位)とホルシュタイン・キールの3位フィニッシュに大きく貢献した。次点にはマルセル・シューヘン(ザントハウゼン)を選出。こちらも初挑戦となる2.ブンデスリーガの舞台で躍動。攻撃陣がリーグワーストの35ゴールと苦しむ中、全試合に出場したシューヘンは83セーブ(13位)クリーンシート12試合(1位)、セーブ率72%(3位)とハイパフォーマンスを披露し、ザントハウゼンをリーグ最少失点である33失点に抑え見事チームを残留に導いた。
▽DF
CBにはカーン・アイハン(デュッセルドルフ)とマルビン・ノール(ヤーン・レーゲンスブルク)を選出。16年夏にシャルケより加入したアイハンは、デュッセルドルフの守備の要として31試合に出場。最終節、優勝をかけたニュルンベルクとの直接対決では、後半ロスタイムに貴重な勝ち越しゴールを決め、デュッセルドルフに優勝トロフィーをもたらした。本職がCBながら異色の背番号「10」を背負うノールは、レーゲンスブルクの守備の要として32試合に出場した。また、セットプレーのキッカを任され7ゴール4アシストを記録し、レーゲンスブルクの5位フィニッシュに大きく貢献した。次点にはドミニク・シュミット(ホルシュタイン・キール)とラファエル・チホス(ホルシュタイン・キール)を選出。シミットにとってはフランクフルトに所属していた11-12シーズン以来の 2.ブンデスリーガ復帰のシーズンになった。しかし、当時はほぼ戦力外同様の扱いを受けており、今季が初めてこの舞台に立ったと言っても過言ではない。32試合に出場しインターセプト87回(1位)を記録するなど、キールの守備の要として堂々たるパフォーマンスを披露した。キールの主将であるチホスも初めてドイツの2部以上のリーグでプレー。守備の要として31試合に出場しただけでなく、1475本のパスを通しリーグ最多得点を記録した攻撃陣を後方から支えた。
RSBにはエンリコ・バレンティーニ(ニュルンベルク)を選出。高精度のクロスを武器に、セットプレーのキッカーも任されリーグ3位の11アシストを記録。ニュルンベルクの1部昇格に大きく貢献した。次点にはクリストファー・トリメル(ウニオン・ベルリン)を選出。32試合に出場し1ゴール9アシストを記録した攻撃面だけでなく、守備でもインターセプト82回(2位)を記録するなど攻守に渡って存在感をみせた。
LSBにはケビン・ヴォルツェ(デュイスブルク)を選出。33試合に出場したデュイスブルクの主将であるヴォルツェは、PKキッカーを務めていたこともあるがDFとして最多の9ゴールを記録。さらに守備面でもタックル106回(2位)、インターセプト81回(3位)を記録し攻守に渡って存在感をみせた。次点にはニコ・ギーゼルマン(デュイスブルク)を選出。昨夏にグロイター・フュルトから加入したギーゼルマンは、33試合に出場し3ゴール3アシストを記録。中でも最終節の優勝をかけたニュルンベルクとの直接対決では、貴重な同点ゴールを決めるなど1ゴール1アシストを記録し、チームの逆転優勝に大きく貢献した。
▽MF
DMFにはハンノ・ベーレンス(ニュルンベルク)を選出。ニュルンベルクの主将であるベーレンスは、34試合に出場し得点ランキング2位の14ゴールを記録。内訳を見るとPKによるゴールはわずかに1ゴールで、ヘディングによるゴールが7ゴールとリーグNo.1の数字を叩き出した。次点にはルーカス・フローデ(デュイスブルク)クリスティアン・ティファート(エルツゲビルゲ・アウエ)を選出。31試合に出場したフローデは、192cmの長身を活かしリーグ最多の303回のデュエルを勝利を記録するなど、デュイスブルクの中盤でフィルターとして君臨した。15年に現役復帰を果たした36歳のベテランMFであるティファートは、33試合に出場し7アシストを記録。パス成功数は1410本(5位)を記録し、成功率も86%とチームの攻撃の組み立てに大きく貢献した。しかし、チームは最終節のダルムシュタット戦でゴールラインを超えたのにも関わらず、ノーゴールとジャッジされるなど誤審が相次ぎ0-1で敗戦。3部のカールスルーエと入れ替え戦を行うこととなった。
OMFにはドミニク・ドレクスラー(ホルシュタイン・キール)、ケビン・シュテーガー(ボーフム)を選出。今季最も2.ブンデスリーガで価値を高めたと言っても過言ではないドレクスラーは、31試合に出場し12ゴール7アシストを記録。ドリブル成功60回(3位)、キーパス74本(4位)と多くのチャンスクリエイトにも関わった。この活躍の噂は国境を超え、冬の移籍市場ではニューカッスルやアストン・ビラなどイングランドの複数クラブが獲得に乗り出していた。30試合に出場したシュテーガーは、4ゴール6アシストを記録。トップ下ながらパス成功数は1352本(6位)を数え、キーパス75本(3位)とボーフムの攻撃陣の中心として活躍した。次点にはエドゥアルド・レーベン(ニュルンベルク)を選出。今季の最優秀若手選手に選出し、CBからWGまでこなすユーティリティプレイヤーであるレーベンは、今季正式にトップチームに昇格。32試合で5ゴール2アシストを記録し、昇格から1年足らずで一気にドイツ屈指の期待の若手選手として注目されることとなった。
▽FW
RWGにはトビアス・ケンプ(ダルムシュタット)を選出。1年ぶりにダルムシュタットへ復帰したケンプは、30試合に出場し11ゴール7アシストを記録。キーパスを65本(6位)記録するなど、ダルムシュタットの中心として活躍した。次点にはキングスレイ・シンドラー(ホルシュタイン・キール)を選出。ホッフェンハイムユース出身で、初めてドイツの2部以上のカテゴリーでプレーしたシンドラーは、自慢の快速を武器に33試合で12ゴール3アシストを記録した。この活躍により、ガーナ代表への招集が噂されている。
LWGにはゾニー・キッテル(インゴルシュタット)を選出。かつては「エジルの後継者」とまで称され、今季の最優秀選手にも選出したキッテルは、33試合に出場し10ゴール13アシストを記録。スピードのあるドリブルで相手を抜いていくタイプではないが、テクニカルな足下で相手選手を魅了し、両足から放たれる高精度のラストパスで多くのチャンスを演出。これはデータにも現れておりリーグトップの103本のキーパスを記録した。1年でブンデスリーガへの復帰が叶わなっかたインゴルシュタットは、まだ25歳ということもあり夏の市場でのキッテルの1部へのクラブへの放出は止む終えなくなりそうだ。次点にはマルク・シュナッテーラー(ハイデンハイム)を選出。キャリアのほとんどをハイデンハイムで過ごしているシュナッテーラーは、32試合に出場し8ゴール13アシストを記録。中でも14節で決めた、ゴールからおよそ35m地点からの豪快FKは印象に残るゴールだった。
CFにはマルビン・ドゥクシュ(ホルシュタイン・キール)を選出。ザンクトパウリからのレンタル2シーズン目の今季、33試合に出場し18ゴール7アシストの活躍をみせ得点王となった。チームを2年連続の昇格まであと少しの3位に導き、ヴォルフスブルクとの入れ替え戦でも活躍が期待される。仮に昇格を果たすことが出来たら完全移籍での買い取りは確実だろう。次点にはマルコ・グリュトナー(ヤーン・レーゲンスブルク)を選出。32歳にして初めてドイツの2部以上のリーグに出場した苦労人であるグリュトナーは、33試合に出場し13ゴール6アシストを記録。CBのノールと共にレーゲンスブルクの5位フィニッシュに大きく貢献した。
*あくまでも自社計測ですので、公式と異なるのはご了承下さい。
〈ベスト11 セカンドチーム〉