- 2018-5-15
- 日本代表, 東京五輪世代, 高校・大学
- オビパウエルオビンナ, トゥーロン, 三好康児, 三苫薫, 上田綺世, 中山雄太, 井上潮音, 伊藤達哉, 冨安健洋, 初瀬亮, 小川航基, 山口瑠伊, 杉岡大暉, 東京世代, 板倉滉, 森島司, 椎橋慧也, 橋岡大樹, 田川亨介, 神谷優太, 菅大輝, 藤谷壮

MF久保建英やFW中村敬斗といったU-17W杯に出場し、今季のJ1を沸かせた若武者らが不在。MF堂安律が招集されていないがどうやらロシアW杯に挑む日本代表の大枠に入った模様。その情報は、4月中に弊社にも入ってきていたが、おそらく週末に現実のものとなるだろう。世代の下に当たる弟世代からはあまり招集されていないものの、実力者が選出された今大会の招集をどう見るか。
まずは以下のURLより代表メンバーをチェックしてほしい。
https://www.football-zone.net/data/u21/members/2018
J2・J3はW杯の中断期間に関わりがないため、MF神谷優太(愛媛)とMF井上潮音(東京V)を除き、J1や海外、大学勢のメンバーがベースとなった。
GKはエストレマドゥーラ所属の山口瑠伊にチャンスが訪れた。小島亨介(早稲田大)や波多野豪(FC東京)がスタメンに選ばれるケースも多く、FC東京U-15を卒業した後、単身ロリアン(フランス)へと渡仏し、心身ともに鍛え抜いてきた力を代表で見せるときがきたようだ。
DFは充実のラインナップ。世代の中核である中山雄太・冨安健洋を中心に弟世代からも橋岡大樹が選出された。しかし画像の通り、3バックを想定した場合に板倉滉がフィルター役として中盤起用される可能性があり、橋岡は浦和レッズで出場するRWBでの起用可能性もある。ケースによっては椎橋慧也のみがサブとなることも考えられる。ボランチのフィルター役不在が最たるところだが、ツケがバックラインに回ってきた印象だ。
MFは橋岡の起用も考慮してか、本職サイドプレイヤーは菅大輝、藤谷壮、初瀬亮の3名のみだ。しかし、レジスタ型のプレイヤーやセカンドアタッカーは充実している。ブンデスリーガで結果を残した伊藤達哉に期待がかかるものの、3-2-4-1システムで充実の時を過ごす三好康児を見逃してはならない。
FWの1トップには重症を負ったU-20W杯から1年の時を経て、小川航基が帰ってきた。東京世代ナンバーワンストライカーが新フォーメーションにどれだけ馴染み、咀嚼できるかに着目だ。しかし当然上田綺世と田川亨介は黙っていない。アマチュアとプロそれぞれで結果を残してきた1年間を見せつけてほしい。