2017-18シーズン限りで22年間に渡ってアーセナルを率いたアーセン・ヴェンゲル監督が退任。後任にウナイ・エメリ監督を招聘。さらに新加入選手5名を獲得し、アーセナルは新たなスタートを切った。その新加入選手の中で、ドルトムントから獲得したギリシャ代表DFソクラティス・パパスタソプーロスと共に開幕スタメンを勝ち取ったのが19歳のマテオ・ゲンドゥージだった。17-18シーズンはフランス2部のロリアンでプレーしていたゲンドゥージ。一体なぜアーセナルが彼に目を付け獲得に至ったのか。ゲンドゥージのこれまでのキャリアとプレースタイルを紐解いていこう。
- 【選手紹介】マテオ・ゲンドゥージのプレースタイルと選手紹介
- 【選手紹介】マテオ・ゲンドゥージのプロフィール
- 【ヒストリー】パリ・サンジェルマンの下部組織にいた過去
- 【ヒストリー】プロキャリアをスタート
- 【ヒストリー】2部降格でも評価を高めた「残留」
- 【ヒストリー】アーセナルへとステップアップ
- 【ディスコグラフィー】紹介動画
- 【ディスコグラフィー】年度別出場成績
- 【ディスコグラフィー】パラメータ・能力値※制作中
- 【年度別来歴】プロキャリア※制作中
- 【年度別来歴】アマチュア時代の評価※制作中
- 【年度別来歴】代表歴※制作中
- 【選手評価】スタッツ※制作中
- 【選手評価】市場価値※制作中
- 【選手評価】能力値変遷※制作中
マテオ・ゲンドゥージのプレースタイルと選手紹介
● ユベントスに所属するフランス代表MFアドリアン・ラビオと比較されることが多い。髪型が似ているという点もあるが、プレースタイルも「そっくり」なのだ。ハードワークをこなし、確かな足元の技術の持ち主で中盤でボールを捌くのが得意。また視野が広く、前線に質の高いボールを供給する。一方、185cmの身長がありながら体重は64kgと体の線が細く、体格からわかるようにフィジカル面でやや不安が残る。
● 弟のミラン・ゲンドゥージもサッカー選手。
● 2019-20シーズンのブライトン戦において、試合中ニール・モペイに対して給与格差をネタに挑発を行い、この試合を機にアルテタ監督との溝が深まった。
● 「Mattéo Guendouzi」の名前の読み方は、フランス語読みのマテオ・ゲンドゥージやスペイン語読みのマッテオ・グエンドゥジなどメディアによって呼び方が異なる。ちなみにネイティブの方に話を聞いてみたところ、「e」の上にアクセントが乗っているためフランス語読みの「マテオ・ゲンドゥージ」が現地の読み方に近いとのこと。
マテオ・ゲンドゥージのプロフィール
選手名 | マテオ・ゲンドゥージ(Mattéo Guendouzi) |
---|---|
ポジション | CMF |
出身 | フランス/ポワシー |
年齢/生年月日 | 21歳/1999年4月14日 |
身長・体重 | 185cm・64kg |
現所属チーム/背番号/利き足 | アーセナル(イングランド)/29/右足 |
代表/デビュー年 | フランス代表/- |
過去所属 | ロリアンなど |
クラブ・代表タイトル | なし |
個人タイトル | なし |
パリ・サンジェルマンの下部組織にいた過去
マテオ・ゲンドゥージは、1999年4月14日にフランスの「ポワシー」で生まれた。両親はモロッコ人で、2人とも若い頃にフランスへと移住した。そのためゲンドゥージは、モロッコ代表になる資格を持っている。幼い頃にサッカーを始め、2005年にパリ・サンジェルマンの下部組織に入団。しかし、11年にカタール資本が投資されたことでトップチームは大幅に戦力アップ。これの余波を受けたゲンドゥージは、トップチームに昇格することなく14年にロリアンの下部組織へと移籍した。当時、サッカー選手として伸び悩んでいたこともあり、ほぼ戦力外での放出であった。
プロキャリアをスタート
15年にロリアンU-17をフランスU-17トーナメントで優勝に導く活躍を披露。この頃から似たような髪型のアドリアン・ラビオ(パリ・サンジェルマン)、ダビド・ルイス(チェルシー)らと比較されるようになった。
16年夏にトップチームへ昇格し、第9節ナント戦でリーグ・アンデビュー。当時17歳ながらリーグ戦8試合に出場した。しかし、チームはリーグワースト2位の失点を喫し18位で2部へと降格。ゲンドゥージは残留し、チームと共に2部で戦うことを決めた。
2部降格でも評価を高めた「残留」
2部では開幕スタメンを掴むなど定位置を確保。シーズン途中にミカエル・ランドロー監督との衝突により約3ヶ月試合に出場しない時期があったが、結果的にリーグ戦21試合に出場。パスを897本成功させながら成功率は90%と、中盤の選手ではリーグ屈指のパス成功率を誇った。また、シーズン途中に監督と衝突したこともあり、ロリアンとの契約延長を拒否。放出候補となったゲンドゥージに対してはアーセナルなどのビッククラブが獲得に乗り出した。
アーセナルへとステップアップ
2018年7月11日、アーセナルがマテオ・ゲンドゥージを完全移籍で獲得したと発表した。2部でプレーしていた19歳に700万ポンドを投じることは異例である。オフシーズンのインターナショナル・チャンピオンズ・カップ(ICC)で評価を高めたゲンドゥージは、マンチェスター・シティとの開幕戦にスタメン抜擢。その後、開幕戦を含めて5試合連続でスタメンに抜擢されるなどエメリ監督の信頼を確かなものとした。しかし、先程述べた通りフィジカルに不安が残るなど第6節エバートン戦から控えに回っている。控えの状況が続くならば、シーズン後半はレンタル移籍で放出される可能性もあるだろう。いずれにせよ、そのポテンシャルは間違いなく、今後フランスを代表する選手へと成長してくれるだろう。今後の活躍に大いに期待だ。
ゲンドゥージの動画
年度別出場成績
プレミアリーグ 24試合0ゴール2アシスト
UEL 6試合0ゴール0アシスト
FAカップ 3試合0ゴール0アシスト
EFLカップ 1試合0ゴール1アシスト
プレミアリーグ 33試合0ゴール0アシスト
UEL 11試合1ゴール0アシスト
FAカップ 1試合0ゴール0アシスト
EFLカップ 3試合0ゴール2アシスト
リーグ・ドゥ 18試合0ゴール1アシスト
クープ・ドゥ・フランス 1試合0ゴール0アシスト
クープ・ドゥ・ラ・リーグ 2試合0ゴール0アシスト
リーグ・アン 8試合0ゴール0アシスト
クープ・ドゥ・フランス 1試合0ゴール0アシスト
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