日本代表にとってW杯に向けた最後の強化試合パラグアイ戦が、日本時間12日22時に行われた。スタメンは前回のスイス戦と比べて、DF酒井高徳以外の10人の選手を入れ替え、CBには昌子源、植田直通の鹿島アントラーズコンビが名を連ねた。
試合開始32分、パラグアイ代表のオスカル・ロメロ(上海申花)のボレーシュートが日本代表のネットを揺らし、0-1。このまま前半を折り返した。
しかし、日本代表は51分MF香川真司とのコンビネーションからMF乾貴士が抜け出しゴールを決め、西野ジャパン体制初ゴール。このゴールをきっかけに、日本代表は細かくパスを繋ぎパラグアイゴールへ襲いかかる。
そして63分、決めたのはまたしても乾。サイドのFW武藤嘉紀から香川へパスが送られ、香川がスルーするような形となり後ろを走っていた乾が冷静にニアサイドへ流し込み逆転。
77分、フリーキックからパラグアイ代表FWフェデリコ・サンタンデール(FCコペンハーゲン)がオウンゴールを犯してしまい日本代表の追加点。
終了間際の90分には、パラグアイ代表のMFリチャル・オルティス(オリンピア)の豪快なミドルシュートが決まり3-2。GK中村航輔は、DFがブラインドとなってしまい反応に遅れた。
その数分後の90+1分に、中盤でのボール奪取からショートカウンターに成功し香川が鮮やかに決めてみせた。
日本代表は19日に初戦コロンビア代表と対戦。24日にセネガル代表、28日にポーランド代表と対戦。
(背番号:選手名:所属チーム)
▼GK
12東口順昭(ガンバ大阪)
→46’ 23中村航輔(柏レイソル)
▼フィールドプレーヤー
21酒井高徳(ハンブルガーSV/ドイツ)
3昌子源(鹿島アントラーズ)
6遠藤航(浦和レッズ)
→46’ 19酒井宏樹(マルセイユ/フランス)
2植田直通(鹿島アントラーズ)
10香川真司(ドルトムント/ドイツ)
16山口蛍(セレッソ大阪)
14乾貴士(エイバル→レアル・ベティス/スペイン)
→79’ 11宇佐美貴史(デュッセルドルフ/ドイツ)
7柴崎岳(ヘタフェ/スペイン)
9岡崎慎司(レスター/イングランド)
→74’ 8原口元気(デュッセルドルフ→ハノーファー/ドイツ)
13武藤嘉紀(マインツ/ドイツ)
→64’ 15大迫勇也(ケルン→ブレーメン/ドイツ)
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