神戸FWウェリントンとFW渡邉千真が織りなした抜群の距離感とコンビネーション

 J1第15節、ヴィッセル神戸は北海道コンサドーレ札幌をホームに迎えた。4-0で圧倒した神戸はFWウェリントンとFW渡邉千真が2試合連続ゴールを決めた。前節のジュビロ磐田戦でもゴールを決めた2人は、互いに良い距離感を保ち、両者2ゴールずつ決めてみせた。

ウェリントンの技ありゴール

 9分、コーナーキックの場面で札幌DFキム・ミンテにマークされていたウェリントンは、押される形をいなすかのように押し返す強さで対応する。ボールが近づいた瞬間、ウェリントンはキム・ミンテの腕をグッと強く押し下げ、ジャンプを無効化しつつ、その反動を利用して自らはジャンプしヘディング。均衡していたかのように見えたデュエルは終わってみればキム・ミンテはウェリントンを見上げることしかできずにいた。


攻撃のスイッチと同時に

23分、ウェリントンと相手DFとのこぼれ球をピックアップしたMF藤田直之がMF田中順也へ。このパスがスイッチとなった。クロスを受けるために中へ侵入したウェリントンは、先制点を決めた際にマークしていたキム・ミンテの背後へ膨らみつつ死角へと入り込む。ボールしか見えていなかったキム・ミンテはウェリントンに気づいておらず、フリーでシュートを打たせてしまった。さらに、背後には渡邉千真もポジションを取っていた。



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