【ブンデスリーガ】Evolving Data 厳選!各表彰&ベストイレブン

〈ベスト11〉

▽GK
 GKはロン=ロベルト・ツィーラー(シュツットガルト)を選出。1シーズンぶりにブンデスリーガの舞台に帰ってきたツィーラーは、昇格組のシュツットガルトで躍動。クリーンシート12試合(1位)、119セーブ(3位)、セーブ率77%(1位)とチームをリーグ2番目に少ない36失点に抑えた。次点にはイジー・パブレンカ(ブレーメン)を選出。昨夏にスラビア・プラハから加入したパブレンカは、初挑戦となるブンデスリーガの舞台で存在感を大いに発揮。全34試合に出場し、クリーンシート8試合(9位)、126セーブ(2位)、セーブ率76%(2位)を記録。チェコ代表でもバーゼルのヴァツリークと熾烈な守護神争いを繰り広げている。

▽DF
 CBにはとナウド(シャルケ)、サリフ・サネ(ハノーファー)を選出。今季の最優秀選手に選出した35歳のベテランのナウドは、全34試合に先発フル出場。インターセプト70回(8位)、クリア188回(2位)を記録しシャルケをリーグで3番目に少ない40失点に抑えた。さらに攻撃面では7ゴールを記録するなど、攻守に渡って活躍しシャルケの4シーズンぶりのCL権獲得に大きく貢献。中でも、30節の”ルールダービー”ドルトムント戦で決めたスーパーFKはブンデスリーガの今季ベストゴールの1つだ。1年ぶりにブンデスリーガの舞台に帰ってきたサネは、本格的にポジションをDMFからCBにコンバートし、今季本格ブレイクを果たした。32試合に出場しインターセプト78回(2位)、クリアを225回(1位)記録するなど安定したパフォーマンスを披露した。さらに196cmの身長を活かしセットプレーでも脅威を与え4ゴールを記録した。この活躍もあり昨年、セネガル代表におよそ2年ぶりに復帰。ロシアW杯ではクリバリ(ナポリ)と共にセネガル代表の守備の要としてゴール前に立ち塞がることになるだろう。そして、来季からは4年ぶりにCLの舞台に帰ってくるシャルケでプレーすることが決まっている。今後の活躍に期待大だ。次点にはマッツ・フンメルス(バイエルン)、バンジャマン・パバール(シュツットガルト)を選出。フンメルスは王者バイエルンの不動のCBとして26試合に出場。守備だけでなく、正確なロングフィードを武器に攻撃の起点にもなった。22歳のパバールはGKのツィーラーと共にシュツットガルトの守備の柱として奮闘。インターセプト88回(1位)、クリア175回(3位)を記録しブンデスリーガ屈指のCBとしての地位を確立した。この活躍が認められ、昨年からタレント王国フランス代表の常連となった。ロシアW杯の出場も期待される。
 RSBにはヨシュア・キミッヒ(バイエルン)を選出。ドイツ代表でも不動右サイドバックに君臨するキミッヒは、今季29試合に出場し1ゴール10アシストを記録。チームの絶対的エース、レバンドフスキの関係も良好で多くのゴールをお膳立てした。次点にはウカシュ・ピシュチェク(ドルトムント)を選出。ドルトムント不動の右サイドバックとして君臨するピシュチェクは、ケガの影響もあり24試合の出場に留まるも、出場すれば安定した守備と鋭いオーバーラップで攻守に渡って存在感をみせた。
LSBにはフィリップ・マックス(アウクスブルク)を選出。マックスはDFながらリーグ2位の12アシストを記録。さらにキーパス80本(1位)、クロス108本(1位)と多くのチャンスクリエイトに貢献し、アウクスブルクの攻撃陣を後ろから支えた。まだ24歳という年齢もあり、ロシアW杯へのサプライズ招集の可能性やビッククラブへの移籍の可能性も十分に考えられる。次点にはマルヒン・プラッテンハルト(ヘルタ)を選出。昨年からドイツ代表の常連となりつつあるプラッテンハルトは、リーグ戦33試合に先発出場し7アシストを記録。今季は得意のFKのゴールは0に終わったが、セットプレーやクロスでその左足は脅威となった。

▽MF
 DMFにはバンジャマン・スタンブリ(シャルケ)を選出。27試合に出場したスタンブリは、タックル95回(2位)、インターセプト77回(3位)を記録するなど、中盤から相手チームの攻撃の芽を潰しシャルケの2位フィニッシュに大きく貢献した。次点にはコランタン・トリッソ(バイエルン)を選出。昨夏にリヨンから加入したトリッソは、初挑戦となるブンデスリーガの舞台で躍動。26試合の出場で6ゴール4アシストを記録し、バイエルンの6連覇にに大きく貢献した。
OMFにはハメス・ロドリゲス(バイエルン)とダニエル・カリジューリ(シャルケ)を選出。昨夏にレンタルでレアル・マドリードから加入したハメス・ロドリゲスは、ドイツの地で完全復活を遂げた。23試合に出場し7ゴール11アシストを記録。さらには、攻撃的なポジションの選手では2位の1288本のパスを成功させ、パス成功率も90%を記録した。1年も経たないうちにバイエルンファンの心を掴んだ同選手の、今夏の完全移籍での加入は確実だ。日本代表がロシアW杯でグループ突破に望みをつなげるためには、初戦のコロンビア戦で彼に自由を与えず、しっかりとした守備を構築することが再優先事項になるだろう。シャルケ2年目のカリジューリは、今季キャリアハイのパフォーマンスを披露。32試合で6ゴール8アシストを記録した攻撃面だけでなく、タックル成功99回(1位)とサイドの選手として守備面でも存在感を発揮し、CBのナウドやDMFのスタンブリらと共にシャルケの4シーズンぶりのCL権獲得に大きく貢献した。次点にはナビ・ケイタ(ライプツィヒ)とチアゴ・アルカンタラ(バイエルン)を選出。来季からリバプールへ活躍に場を移すケイタは、昨季みせたパフォーマンスには届かないにしろ、その高い能力を存分に見せた。カードが多いのは気になるところだが、恐らくクロップ監督が掲げるカウンターサッカーにフィットするだろう。チアゴはケガの影響もあり19試合の出場に留まったが、1000本以上のパスを成功させている選手では2番目の92%のパス成功率を記録し、バイエルンの攻撃を中盤から組み立てた。今夏に恩師のグアルディオラ監督率いるマンチェスター・シティや、ユース時代を過ごしたバルセロナへの移籍が噂されている。

▽FW
 RWGにはトーマス・ミュラー(バイエルン)を選出。29試合に出場し8ゴール14アシストを記録し、初のアシスト王に輝いた。ミュラーはW杯に非常に強いことが知られており、これまでの2大会の出場で13試合10ゴール6アシストを記録している。ロシアの地でも大活躍が期待されている。次点にはアンドレイ・クラマリッチ(ホッフェンハイム)を選出。全34試合に出場したクラマリッチは、13ゴール6アシストを記録し、ホッフェンハイムの逆転3位フィニッシュに貢献した。しかし、最終節のドルトムント戦で79分に負傷交代。クロアチア代表としてロシアW杯に出場できるかは微妙な状況だ。
 LWGにはレオン・ベイリー(レバークーゼン)を選出。快速が自慢な20歳の同選手は、加入2年目の今季本格ブレイクを果たし30試合9ゴール6アシストを記録。この活躍もありアーセナルやマンチェスター・シティなど、多くのイングランドの強豪クラブが彼の獲得に興味を示している。次点にはマキシミリアン・フィリップ(ドルトムント)を選出。昨夏にフライブルクより加入した同選手は、ケガの影響もあり20試合の出場に留まったものの、9ゴール1アシストを記録。
 CFにはロベルト・レバンドフスキ(バイエルン)を選出。30試合の出場で29ゴール2アシストを記録し、自身2年ぶり3度目の得点王に輝いた。同選手を自己中心的と批判する人もいるが、その決定力は間違いなく本物だ。ロシアW杯で日本代表がポーランド代表に勝利するためには、彼を止める以外に方法はない。そんな彼は意外にも文武両道な人間であり、昨年10月ポーランド代表をW杯に導いた翌日にワルシャワ・スポーツ大学を卒業した。学士論文の「ロベルト・レバンドフスキの栄光への道」は、若いプロ選手にとっての道しるべになると非常に好評。次点にはニクラス・フュルクルク(ハノーファー)を選出。今季始まるまでほとんどその存在を知られていなかったフュルクルクだが、シーズン終わってみれば得点ランキング3位の14ゴールを記録。プレミアリーグのクラブからの関心が伝えられており、今夏の移籍も十分に考えられる。

*あくまでも自社計測ですので、公式と異なるのはご了承下さい。

〈ベスト11 セカンドチーム〉

え、スポーツ好きなのに、まだDAZNに入ってないの?!



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