- 2018-1-15
- プレミアリーグ, マンチェスター・シティ, リバプール
リバプールのGKロリス・カリウス、シティのGKエデルソンともに、ミドルのスピードボールへの反応が厳しく、想定よりもゴールキーパーのところで防波堤が決壊しているように思えたが、ことは複雑ではない。
すべてを決したのは戦術面だった。
ただ、手をこまねいたのではなく眼前の敵とその脇のスペースを効果的に突く行動に終始した。大凡で言えば4バック時のセンターバック脇の縦ライン上のスペースをハーフスペース、両センターバックの間、ピッチ上を18分割した際に呼ばれるこのエリアをZONE14と呼ぶが、これらをさらにドッキングすると、両ペナルティエリアの角にできるクロスエリアがマンチェスター・シティはあいてしまうケースを、クロップは発見した。
その前に仕掛けていたのがグアルディオラ・マンチェスター・シティだが、
・デルフの負傷
・アンフィールドの空気感
・ゲーゲンプレス
がすべてを変えた。
しかし、だからといって負け続けるようなチームではない。次の一手がどうでるか、両チームの戦術に期待したい。