- 2018-5-9
- AZ, NACブレダ, PSV, VVVフェンロ, アヤックス, ウィレムII, エールディビジ, エクセルシオール, ズウォレ, スパルタ・ロッテルダム, デン・ハーグ, トゥウェンテ, フィテッセ, フェイエノールト, フローニンヘン, ヘーレーフェーン, ヘラクレス, ユトレヒト, 海外サッカー
- アリレザ・ジャハンバフシュ, イルビング・ロサーノ, エールディヴィジ, ハキム・ジイェフ, フレンキー・デ・ヨング, マタイス・デ・リフト, マルコ・ファン・ヒンケル, 堂安律, 小林祐希
〈ベスト11〉
▽GK
GKにはセルヒオ・パット(フローニンヘン)を選出。フローニンヘンの主将のパットは、リーグ戦全試合に先発出場し、クリーンシート7試合(6位)、160セーブ(2位)、セーブ率76%(1位)とシーズンを通じて安定したパフォーマンスをみせた。ここ数シーズンの活躍もあり、昨年オランダ代表に初招集を受けた。次点にはイェルーン・ズート(PSV)を選出。こちらは32試合に先発出場し、クリーンシート13試合(1位)、96セーブ(9位)、セーブ率74%(3位)と優勝に大きく貢献する活躍をみせた。
▽DF
CBにはマタイス・デ・リフト(アヤックス)とウィレム・ヤンセン(ユトレヒト)を選出。デ・リフトは18歳ながらアヤックスの不動のCBとして君臨し、シーズン終盤の数試合は負傷した主将のフェルトマンに代わりキャプテンマークを巻いた。今季は出場停止処分の1試合を除き全試合に出場し3ゴール2アシストを記録。中でもパス成功本数は、今季エールディビジで1位の1839本を記録。グアルディオラ監督が率いるマンチェスター・シティの獲得が噂されているが、CBから攻撃の組み立てを図る同チームのプレースタイルに合うことは間違いない。ヤンセンはリーグ戦1試合を除く33試合に出場。主将として中堅クラブのユトレヒトの5位躍進に大きく貢献する安定したパフォーマンスをみせた。次点にはユルゲン・マタイ(エクセルシオール)とグラム・カシア(フィテッセ)を選出。最多クリア数を記録したマタイは、まだ25歳ということもあり来季の国内外の上位クラブへの移籍可能性も十分に考えられる。ジョージア代表のカシアは、フィテッセの主将としてチームを6位に導くハイパフォーマンスを披露した。
RSBはサンディアゴ・アリアス(PSV)を選出。コロンビア代表のアリアスは、今季リーグ戦3ゴール6アシストを記録。テクニックがあり両足も使える上に、タイミングよくオーバーラップしてくるのでW杯では日本代表も要注意の選手だ。次点にはヨエル・フェルトマン(アヤックス)を選出。名門アヤックスの主将を務めるフェルトマンは、元々CBということもあり安定した守備を披露。しかし、シーズン終盤に負ったケガで長期離脱が予想されている。
LSBにはアンヘリーノ(ブレダ)を選出。マンチェスター・シティからレンタルで加入しているアンヘリーノは、初挑戦となるエールディビジで21歳とは思えないハイパフォーマンスを披露。リーグ戦3ゴール6アシストを記録しチームのアシスト王となった。次点にはヨシュア・ブレネト(PSV)を選出。フィジカルが武器のブレネトは、昨夏にフランクフルトへと移籍したウィレムスが抜けた穴をしっかりと補い、エールディビジ制覇に大きく貢献した。
▽MF
DMFにはフレンキー・デ・ヨング(アヤックス)を選出。フレンキー・デ・ヨングは守備的MFながら、最大の武器はテクニカルなドリブルでの縦への突破と珍しいタイプの選手である。これはデータにも現れており、54回のドリブル突破を成功させており、その成功率は93%にも及ぶ。20歳の同選手に対しては、欧州の強豪クラブが触手を伸ばしており、今年の夏のステップアップの可能性が十分に考えられる。次点にはマルコ・ファン・ヒンケル(PSV)とラッセ・シェーネ(アヤックス)を選出。ファン・ヒンケルはPKキッカーを務めていたということもあるが、中盤の選手で14ゴール4アシストを記録しチームの優勝に大きく貢献した。今年の夏に保有先のチェルシーからの完全移籍が濃厚となっている。デンマーク代表のシェーネは、直接FKやPKでゴールを量産し10ゴール3アシストを記録した。
OMFにはハキム・ジイェフ(アヤックス)とザガリア・ラピアド(ユトレヒト)を選出。最終節にアリレザ・ジャハンバフシュ(AZ)がハットトリックを決め得点王となっていなければ、最優秀選手は恐らくジイェフとなっていただろう。名門アヤックスの背番号「10」として攻撃を牽引し、9ゴール15アシストを記録。さらにキーパスを今季最多の143本通すなど多くのチャンスを生み出した。また、モロッコ代表としてロシアW杯の出場が確実となっているので、ぜひ注目して見て欲しい。ラピアドは12ゴール8アシストを記録し、ユトレヒトの背番号「10」として大活躍。この活躍が認められ先日の国際親善試合でモロッコ代表に、およそ3年ぶりに招集されロシアW杯の出場が濃厚となっている。次点にはドニー・ファン・デ・ベーク(アヤックス)を選出。ベストイレブンに選出したジェイフと共にアヤックスの中盤から攻撃を支え、11ゴール6アシストを記録。中でも、8-0と圧勝したブレダ戦のハットトリックは圧巻だった。
▽FW
RWGにはアリレザ・ジャハンバフシュ(AZ)を選出。イラン代表のジャハンバフシュは、アジア人として初の欧州主要リーグ得点王のタイトルを獲得し最優秀選手にも選出した。AZは同選手らの活躍で昨季の優勝チームのフェイエノールトをかわし、見事3位フィニッシュを果たした。この24歳のウインガーには、ナポリなどの強豪クラブからも強い関心が伝えられており、今年の夏のステップアップの可能性も十分に考えられる。次点にはブラッドレー・クワス(ヘラクレス)を選出。頑丈なフィジカルとスピードに加え、キャノン砲とも言える破壊力抜群の左足のシュートは大きな武器だ。さらにラストパスやクロスも非常に上手く5ゴール13アシストを記録。今年の夏に移籍する可能性が非常に高い。
LWGにはイルビング・ロサーノ(PSV)を選出。パチューカユース出身でメキシコ代表のロサーノは、海外リーグ初挑戦ながら17ゴール8アシストを記録しPSVの優勝に大きく貢献した。6月のW杯で大活躍すれば、今年の夏のビッククラブ移籍も夢ではない。次点にはステフェン・ベルフハイス(フェイエノールト)を選出。晴れてワトフォードから完全移籍でチームに加入したベルフハイスは、昨季限りで現役引退したカイトが抜けた穴をしっかりと埋める活躍をみせた。同選手は31試合で18ゴール12アシストを記録するも、チームはシーズン中盤の大スランプもあり4位に終わった。
CFにはワウト・ヴェクホルスト(AZ)を選出。197cmと長身のヴェクホルストは得点ランキング3位の18ゴールをマークし、得点王となったジャハンバフシュと共にAZの3位フィニッシュに大きく貢献した。この活躍もあり、先日の国際親善試合でオランダ代表としてA代表デビューを果たした。次点にはルーク・デ・ヨング(PSV)を選出。同選手は12ゴール5アシストを記録し、今冬にブライトンに移籍したチームの絶対的エースだったロカディアが抜けた穴を後半戦しっかりと埋め、チームの2シーズぶりの優勝に大きく貢献した。
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〈ベスト11 セカンドチーム〉