▽24日、ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー)に所属するクラブ・ブルージュはフランクフルト(ドイツ)から元オランダ代表FWバス・ドスト(31)を完全移籍で獲得したと発表した。契約期間は2022年夏までの1年半と発表されている。
▽ドストは下部組織時代を過ごした母国オランダのエメンでプロデビュー。2011-12シーズンにエールディビジでリーグ得点王に輝き、12年夏にヴォルフスブルクへとステップアップを果たした。2014-15シーズンはケビン・デ・ブライネやイバン・ペリシッチらと共にエースとしてチームの攻撃陣を牽引し、チームの2位フィニッシュに大きく貢献。DFBポカール決勝ドルトムント戦ではダメ押しの3点目を決め、チームに2008-09シーズンのリーグ優勝以来のタイトルをもたらした。16年夏に活躍の場を移したスポルティングでも得点を量産し、加入初年度はリーグ得点王となる34ゴールを記録。その後もスポルティングのエースとして活躍した。19年夏にルカ・ヨビッチとアンテ・レビッチ、セバスティアン・アレが退団したフランクフルトに完全移籍。今季もリーグ戦1試合を除く12試合に出場していた。
▽生粋のワンタッチゴーラーとしても知られ、スポルティング時代には45ゴール連続でワンタッチゴールを決めたという記録を残している。また、ケビン・デ・ブライネとブルーノ・フェルナンデスという2名のスーパーなプレーメーカーとプレーした数少ないストライカーでもある。
▽今季リーグで首位に立つクラブ・ブルージュだが、2019-20シーズンにブレイクしたエマヌエル・デニスが未だにリーグ戦でゴールを奪えていないなどストライカーの得点力不足に悩まされており、リーグ2連覇に向けて足りなかったピースを補強した形だ。
《バス・ドストの2020-21シーズンの成績》
ブンデスリーガ:12試合4ゴール
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