2月23日20時、2018年のJリーグがサガン鳥栖vsヴィッセル神戸の一戦で幕を開けた。DAZNが「#スポーツの新しい本拠地」「#時代を変えろ」と掲げ、初のフライデーナイトマッチとして開催された試合は、思わぬ形で先制点が生まれる。
前半2分、サガン鳥栖のMF高橋秀人が出した縦パスにFW田川亨介が反応し、ペナルティエリアへ侵入すると、ヴィッセル神戸のDF那須大亮がプッシングで倒してしまったことにより、イエローカードが提示されてPKを獲得。自ら得たPKを決めた田川が今シーズン初ゴールを決めた。
前半は鳥栖ペースで試合が進み、後半は神戸が主導権を握る。中央が分厚い鳥栖に対し、神戸は両サイドから攻めるも、CMF福田晃斗とLSB吉田豊がただの一度たりともサイドを割らせない。神戸は、完敗だったLMF渡邉千真、RSB藤谷壮、LSB橋本和を下げて、LSBティーラトン・CFウェリントン・RMF小川慶治朗を投入。一方の鳥栖は、CB高橋祐治とST池田圭を投入し、5-3-2のフォーメーションに変えて逃げ切りを図ろうとする。
後半中盤以降攻め続けた神戸は、クロス・FK・CKからセンタリングを連続。MF三田啓貴、LSBティーラトンといった優れたキッカーが攻め続けるも、鳥栖DF陣は跳ね返した。
それでも、結末は一瞬だった。STポドルスキのボールに反応したウェリントンがボールと落とすと、CFハーフナーマイクがエリア外から左足を一閃。GK権田修一は反応したものの、グローブをかすめて吸い込まれてしまった。
MOMは同点弾のハーフナーマイク。鳥栖の吉田豊も、デュエルでの圧勝やボールへの食らいつき、ハンティング能力を踏まえた次点に。一方でワーストにはCB那須大亮を選ぶ。試合開始直後の判定は、チームに動揺を与えてしまった。
