- 2018-5-21
- アンジェ, カーン, ギャンガン, サンテティエンヌ, ディジョン, トゥールーズ, ナント, ニース, パリ・サンジェルマン, ボルドー, マルセイユ, メス, モンペリエ, リーグ・アン, リール, リヨン, レンヌ, 海外サッカー
- カバーニ, グリク, セリ, ダニエウ・アウベス, デパイ, トヴァン, ネイマール, バロテッリ, ファルカオ, フェキル, ムバッペ, 酒井宏樹
〈ベスト11〉
▽GK
GKにはレジ・グルトナー(アミアン)を選出。グルトナーは、31歳にて初挑戦となるリーグ・アンの舞台で躍動。132セーブ(1位)、クリーンシート11試合(7位)、セーブ率76%(1位)を記録しチームの残留に大きく貢献した。次点にはアルフォンス・アレオラ(パリ・サンジェルマン)を選出。今季開幕戦よりドイツ代表GKケビン・トラップより正GKのポジションを奪取したアレオラは、34試合に出場しクリーンシート17試合(1位)、セーブ率76%(1位)を記録。チームの優勝に大きく貢献するパフォーマンスをみせたが、チームは今年の夏の市場でユベントスからジャンルイジ・ブッフォンの獲得を検討するなど、首脳陣の信頼を完全に掴んだわけではないようだ。
▽DF
CBにはカミル・グリク(モナコ)とプランス・グアノ(アミアン)を選出。モナコの守備の要であるグリクは、クリア272回(1位)、失点に直結するするミス0とシーズンを通じて安定したパフォーマンスをみせた。さらに190cmの身長を活かしセットプレーでも脅威となり、3ゴール3アシストを記録した。また、W杯で日本代表と対戦するポーランド代表でも主力選手として活躍している。17歳の時にユベントスへ引き抜かれたグアノは、昨夏にアタランタより加入。初挑戦となるリーグ・アンで32試合に出場し、クリア177回(7位)、シュートブロック48回(1位)、失点に直結するするミス0とこちらもシーズンを通じて安定したパフォーマンスをみせ、GKのグルトナーと共にアミアンの残留に大きく貢献した。次点にはマルセロ(リヨン)、プランス・グアノ(モンペリエ)を選出。昨夏にベシクタシュより加入したマルセロは、35試合に出場しクリア224回(4位)を記録するなど安定したパフォーマンスをみせた。さらにパス成功数1954本(4位)、191cmの身長を活かしセットプレーでも脅威となり、3ゴールを記録した。20歳のノルディ・ムキエレは、33試合に出場しモンペリエの守備の要として奮闘。チームをリーグで2番目に少ない33失点抑えるなど、ハイパフォーマンスをみせた。この活躍により、今夏のステップアップが期待されている。
RSBにはダニエウ・アウベス(パリ・サンジェルマン)を選出。昨夏にユベントスより加入したアウベスは、25試合に出場し1ゴール7アシストを記録と、さすがのパフォーマンスをみせた。しかし、フランス杯決勝で膝を負傷しW杯の出場は断念された。次点にはフレデリック・ギルベール(カーン)を選出。36試合に出場したギルベールは、タックル137回(2位)、インターセプト87回(1位)、デュエル勝利数293回(3位)を記録し、カーンの残留に大きく貢献した。
LSBにはルーカス・リマ(ナント)を選出。リマは33試合に出場し2ゴール3アシストを記録。ラニエリ監督の信頼を掴み、チームをリーグ3番目に少ない41失点に抑えるなど守備でも存在感をみせた。次点にはジェローム・ルシヨン(モンペリエ)を選出。22試合に出場したルシヨンは、3ゴール3アシストを記録。さらにはムキエレと共にチームをリーグで2番目に少ない33失点抑えるなど守備面でも大きく貢献した。
▽MF
DMFにはジャン=ミシャエル・セリ(ニース)を選出。31試合に出場したセリは、2ゴール6アシストを記録。さらに、パス成功数2417本(1位)、キーパス66本(9位)を記録するなど、ニースの強力攻撃陣を中盤から支えた。次点にはファビーニョ(モナコ)を選出。34試合に出場したファビーニョは、PKキッカーも務め7ゴール1アシストを記録。さらには、タックル114回(3位)、デュエル勝利数311回(2位)を記録するなど攻守に渡って存在感を発揮した。
OMFにはディミトリ・パイェ(マルセイユ)、ナビル・フェキル(マルセイユ)を選出。31試合に出場したパイェは、6ゴール13アシストを記録しアシスト王に輝いた。圧巻なのは、2位と約30本差をつけたキーパス数125本(1位)で、チームの攻撃の軸として大活躍した。しかし、EL決勝で負傷交代を余儀なくされ、W杯フランス代表メンバーから落選した。30試合に出場したフェキルは、18ゴール(5位)8アシスト(6位)を記録。昨夏にアーセナルへと移籍したラカゼットが抜けた穴を感じさせないパフォーマンスを披露し、チームの3位フィニッシュに大きく貢献した。次点にはバンジャマン・ブリジョー(スタッド・レンヌ)、ウセム・アウアー(リヨン)を選出。37試合に出場したブリジョーは、10ゴール7アシストを記録。キーパスを97本(2位)通すなど、スタッド・レンヌの攻撃の中心選手として躍動した。最優秀若手選手にも選出した19歳のアウアーは、32試合に出場し6ゴール5アシストを記録。中盤の選手ながら、ドリブルが非常に上手く81回(10位)のドリブルを成功。デパイ、フェキル、マリアーノといった超強力攻撃陣のつなぎ役として大きく貢献した。
▽FW
RWGにはフロリアン・トヴァン(マルセイユ)を選出。ニューカッスルへの移籍は大失敗に終わったが、復帰してからは毎年のようにキャリアハイの成績を更新。今季は35試合に出場し22ゴール(2位)11アシスト(4位)を記録。ドリブル成功数117回(2位)、キーパス76本(6位)と多くのチャンスクリエイトに関わった。次点にはマルコム(ボルドー)を選出。今季最もリーグ・アンでブレイクを果たしたと言っても過言ではないマルコムは、35試合に出場し12ゴール7アシストを記録。ドリブル成功数91回(6位)、キーパス89本(3位)と右サイドで脅威を放った。バイエルン、アーセナルなど強豪クラブからの関心が噂されており、ボルドー側も今季限りでの退団を容認していることから、今夏のステップアップは確実とみられる。
LWGにはネイマール(パリ・サンジェルマン)を選出。昨夏、世界を驚かせたパリ・サンジェルマンへの移籍だったが、プレーでその期待に応えた。足指の骨折により20試合の出場に限られたとは思えない驚異の19ゴール(3位)13アシスト(1位)を記録。さらにはドリブル成功数142回(1位)、キーパス73本(7位)、デュエル勝利数269回(6位)とシーズン約半分しか出場していないのにも関わらず、ほとんどの項目で上位にランクインするなど別格の成績を残した。今年の夏には、かつての古巣バルセロナのライバルであるレアル・マドリードへの移籍が噂されている。果たして実現するのか注目だ。次点にはメンフィス・デパイ(リヨン)を選出。ネイマールが欠場した後半戦の最優秀選手は間違いなくデパイだろう。36試合に出場し19ゴール(3位)13アシスト(1位)を記録。突出していたのはラスト10試合で、脅威の10ゴール7アシストを記録。これはリヨンのこの10試合の総得点である29ゴールのおよそ6割のゴールに直接的に関わっており、改めてその才能を見せつけた。
CFにはエディソン・カバーニ(パリ・サンジェルマン)を選出。32試合に出場したカバーニは、28ゴール(1位)6アシストを記録し、見事2年連続得点王に輝き、チームの1年ぶりのリーグタイトル奪還に大きく貢献した。しかし、シーズン前半戦ではネイマールとPKキッカーを巡って口論をするなど、あまり両者の関係は良好ではなく、どちらかが今年の夏に移籍することが現実的だ。次点にはマリオ・バロテッリ(ニース)を選出。マンチーニ新監督が就任したイタリア代表に、およそ4年ぶりに復帰したバロテッリは、28試合に出場し18ゴール(6位)1アシストを記録。リバプール、ACミランと不調に喘いだバロテッリだが、ニースに加入してからはかつてのゴールへの意欲を取り戻した。しかし、今季限りでの退団を表明しており動向が注目される。移籍先の最有力候補として挙がっているのが、日本代表MF香川真司が所属するドルトムント。今季までニースの監督を率いていたルシアン・ファーブル監督が、ドルトムントの新監督に就任することが濃厚となっている上に、今季後半戦エースとして活躍したベルギー代表FW、ミシー・バチュアイをレンタル元であるチェルシーが売却拒否をしているというのが大きな理由だ。”スーパーマリオ”は来季何色のユニフォームを着ているか注目だ。
*あくまでも自社計測ですので、公式と異なるのはご了承下さい。
〈ベスト11 セカンドチーム〉