HOME:千葉
ついにルーキーOMF高橋壱晟が外されてしまったが攻撃力は強化された。幾年も固定できなかったCFラリベイが機能する兆しを見せており、ST船山貴之がその周りで連動。まだ若い名古屋守備陣を打ち崩すだけのパワーは秘めている。
とはいえ、千葉の攻撃キーマンはOMF町田也真人である。名古屋もCF対策は風間監督自体が練習からCFシモビッチを起点として実行しており、ポストプレイ対策は大きな問題としないはず。千葉とすれば、第三の矢としてアタッキングできるOMF町田也真人を機能させたい。
守備のキーマンはもちろんDMFアランダ。システムの理解度を成熟させている段階では3バックはまだ心もとなく、ディフェンスライン前である程度の攻撃シールドを張らねばならない。地上戦では問題ないが、横に揺さぶられると問題なポイントを両WBと連動して詰めていきたい。
AWAY:名古屋
前節、岐阜のOMFシシーニョとCMF庄司悦大のパス回しに蹂躙されかけた名古屋だが、今節はカウンター戦術で千葉を叩く。
そのための攻撃のキーマンはRSB杉森考起。2013年のU17W杯に出場した逸材も気づけばプロ。今節はワイドの位置からサイドチェンジで横展開戦略で攻める。収められるCF永井龍やコンビネーション指数J2屈指のOMF和泉竜司に渡すためのアクションが欲しい。守備のキーマンは先発に戻ってきたCB大武峻。若い選手たちの中でも経験は圧倒的。CFラリベイを止めることを託されており、空中戦で負ければ名古屋の負けが決まってしまう。今節のマッチアップに大注目だ。