【ロシアW杯マッチレポート】ブラジルvsスイス|優勝候補ブラジルが登場もスイスと1-1のドロー

▽17日、FIFAワールドカップ2018ロシア大会グループE初戦、ブラジルvsスイスがロストフ・アリーナ(ロストフ)で行われ、1-1の引き分けに終わった。

▽自国開催だった前回大会の屈辱を果たすべくブラジル代表は、GKアリソン(ローマ)、DFマルセロ(レアル・マドリード)、MFフェリペ・コウチーニョ(バルセロナ)、FWネイマール(パリ・サンジェルマン)といった盤石の布陣で試合に臨んだ。

▽一方、ここ2年でわずか1敗のスイス代表も、GKヤン・ゾマー(ボルシアMG)、DFシュテファン・リヒトシュタイナー(ユベントス→アーセナル)、MFグラニト・ジャカ(アーセナル)、MFジェルダン・シャキリ(ストーク)といった盤石の布陣で試合に臨んだ。

▽試合開始直後からブラジル代表が押し込む展開が続く。すると11分、ブラジルが決定機を迎える。ボックス手前でボールを持ったコウチーニョが、前にいたネイマールへパス。パスを受けたネイマールが素早く折り返すと、中で待っていたパウリーニョがシュート。しかし、これはGKゾマーが指先に当て、ボールは枠外へと転がっていった。

▽20分、押し込み続けていたブラジル代表が先制に成功する。左サイドでネイマールからパスを受けたマルセロが、エリア内へクロスを供給。1度はこれをスイス代表守備陣が頭で弾き返すも、ボールはボックス手前でフリーのコウチーニョの下へ。トラップしてから、迷わず振り抜くとシュートはきれいな弧を描き、ポストをはねてゴールへと吸い込まれた。その後両チーム共にゴールを決めきれないまま前半終了。ブラジルが1-0と、1点リードで折り返した。

▽後半開始早々、スイス代表がCKから同点に追いつく。50分、キッカーのシャキリのクロスを、ボックス内中央で構えていたツバーが頭で合わせ、試合を振り出しに戻した。

▽その後追加点を奪いたかったブラジル代表だったが、1度落ちたギアが中々上がらない。チッチ監督は、フェルナンジーニョ、レナト・アウグスト、フィルミーノを投入したものの流れを大きく変えられない。

▽試合終了間際、なんとしても勝ち点「3」が欲しいブラジル代表が決定機を迎える。87分、右サイドのウィリアンのクロスをネイマールが頭で合わせるもGKの正面。さらには90分、FKからフィルミーノがネイマールのクロスに合わせるも、またしてもGKゾマーのビックセーブに阻まれた。

▽結局、試合はこのまま1-1で終了。2002年の日韓大会以来の優勝を目指すブラジルだったが白星スタートとはいかず。一方のスイス代表は、優勝候補から勝ち点「1」をもぎ取り決勝トーナメント進出に向けて好スタートをきった。

▽ブラジル代表のグループ第2戦は、6月23日(土)のスウェーデン代表戦。スイス代表のグループ第2戦は、6月23日(土)の韓国代表戦となっている。

1-0 フェリペ・コウチーニョ(20′)
1-1 スティーブン・ツバー(50′)

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