J1第3節『パス成功数&キーパス成功数』TOP20

  • 2018-3-13

【パス&キーパス成功数】

 3月10日、11日に行われたJリーグ第3節、弊社で解析したデータを基に「パス成功数TOP20」「キーパス成功数TOP20」を発表したい。




 「パス成功数」の1位は、浦和レッズのMF柏木陽介(103本)。1位となった柏木の所属する浦和レッズは、長崎相手に試合を支配しつつもドローという結果に終わってしまった。2位は、コンサドーレ札幌のDFキム・ミンテ(102本)。
 また、同率2位に川崎フロンターレのMF大島僚太がランクしているが、他にも、4位のMFエドゥアルド・ネット(94本)、12位のMF家長昭博(79本)、DF車屋紳太郎(79本)、14位のMF中村憲剛(78本)、20位のDF登里享平(71本)と川崎から6名がTOP20にランクインした。前・風間体制下から始まったパスワークで試合を支配するスタイルを標榜してきたが、昨年、リーグを制したこともあり、さらに磨きがかかる印象を受ける。今節も、
対戦したG大阪に2-0で勝利しただけでなく、枠内シュートを1本も打たせないなど、見事なまでの『完封』劇を演じてみせた。

 「キーパス成功数」の1位は、浦和レッズのMF長澤和輝(6本)だ。こちらはMFマルティノス(4本)、MF柏木陽介(3本)、MF武富孝介(3本)、MF青木拓矢(2本)と浦和レッズ勢が多く占めた。ペナルティエリアへの侵入や得点チャンスは多いだけに、1-1ドローのフィニッシュはシーズン終盤に痛手を残す結果となった。試合終了後、CB槙野智章がチームメンバーに対して苦言を呈したり、その後のトレーニング時に不穏な空気が流れるなど、決して明るくないチーム状況が垣間見えている。その中での光明は、MF長澤和輝は出場時間が68分とフル出場ではないにも関わらず、約10分に1本のチャンスクリエイトを試みられていることから、広い視野、高いパスセンスが窺える。
 また、チェックしたいのは5位にランクインしたC大阪のFW高木俊幸だ。8本のキーパスを試み、3本成功、成功率37.5%を記録している。MF清武弘嗣、MF福満隆貴の怪我に伴う措置による移籍後初出場だったが、そこで初得点を決めたのはお見事。成功率は芳しくないが今後の連携力を高めるとで確率はアップしていくだろう。TOP3と同じ総数をチャレンジしていることからも、得点、アシストなどこれからのC大阪の鍵となることができるのか期待したい。
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