(前編)
の続き。
【E-1】に招集される選手はどうなるか。
ポジション別で考えていこう。
ただ、つい先程浦和レッズが10年ぶり2度目の優勝が決定。CWC参加のため、海外リーグに所属しているチームに加え、浦和の選手たちも不参加となる。
【GK】
・東口順昭(ガンバ大阪)
・中村航輔(柏レイソル)
は決定的。
あと1枠の争いだが、あまりポジティブではない。
川島永嗣(メス)、西川周作(浦和レッズ)を考慮すれば、全体5番手の争いであり、相当な有望株でない限り可能性は低い。また、国内リーグで失点数が多くなく、実力を手近で確認すべき選手となれば相当に限られてしまう。
・権田修一(サガン鳥栖)
・シュミットダニエル(ベガルタ仙台)
・六反勇治(清水エスパルス)
が候補に近いものの、シュミットは怪我明け、六反はここ数試合で勝利から見放されているチーム状況がある。とはいえ、林彰洋(FC東京)もぱっとしない。
【CB】
・昌子源(鹿島アントラーズ)
・植田直通(鹿島アントラーズ)
・三浦弦太(ガンバ大阪)
は決定的。
残る1枠だが、前編のことからもボックスディフェンダーではなく、フィード力が必要となる。
・森重真人(FC東京)
・岩波拓也(ヴィッセル神戸)
・奈良竜樹(川崎フロンターレ)
・谷口彰悟(川崎フロンターレ)
・中山雄太(柏レイソル)
が候補となる。
森重は7月頭に負った怪我からのリハビリ中。間に合うようならチェックも考慮か。
【SB】
・車屋紳太郎
だけが決定的で、約10年間現在海外組の選手たちに支えられてきた。ここで控えの世代交代を行いたい。
・西大伍(鹿島アントラーズ)
・小池龍太(柏レイソル)
・室屋成(FC東京)
・山中亮輔(横浜F・マリノス)
・松原后(清水エスパルス)
・藤谷壮(ヴィッセル神戸)
あたりが候補か。
前年CWC以降、好調を維持し続ける西。U20W杯にも出場し、世界を相手に渡り合った藤谷。毎年カテゴリーをステップアップし続ける小池も面白い存在だ。
【MF】
・山口蛍(セレッソ大阪)
・井手口陽介(ガンバ大阪)
・倉田秋(ガンバ大阪)
の3枠が決定的。
長谷部の後枠となるアンカータイプの発掘と、インサイドハーフまたは中盤でファイトしながらも推進力を打ち出せる選手を見つけたい。
<アンカータイプ>
・三竿健斗(鹿島アントラーズ)
・大谷秀和(柏レイソル)
世代交代も伴うならばU17からの実績かつ王者クラブの主力である三竿健は申し分がない。
<インサイドハーフ・アタッカー>
・大島僚太(川崎フロンターレ)
・土居聖真(鹿島アントラーズ)
・清武弘嗣(セレッソ大阪)
・山村和也(セレッソ大阪)
・橋本拳人(FC東京)
清武はウイングでも考慮。また、弟・清武功暉(ジェフ千葉)も面白い存在。
【FW】
・杉本健勇(セレッソ大阪)は決定的だが、
FWは全体的に海外組で占めているため、サイド系の選手は発掘が必要だ。
<右候補>
・伊東純也(柏レイソル)
・江坂任(大宮アルディージャ)
・小林悠(川崎フロンターレ)
<中央候補>
・川又堅碁(ジュビロ磐田)
・金崎夢生(鹿島アントラーズ)
<左候補>
・永井謙佑(FC東京)
・柿谷曜一朗(セレッソ大阪)
・阿部浩之(川崎フロンターレ)
浅野拓磨の後枠と考えれば、スピードタイプの伊東純也や永井謙佑らの洗濯は必須。インサイドハーフのプレス担当とポストプレイヤー、アンカー、ディフェンダーのバックアップ、キーパー陣の確認が必須だろう。