現在決勝トーナメント1回戦が行われているロシアW杯。日本代表は決勝トーナメント1回戦、優勝候補のベルギー代表に2点を先取するも逆転を喫し惜しくも1回戦敗退となった。
日本国内ではJ1リーグがW杯の影響で約2ヶ月の中断期間に入っているが、J2、J3は通常通り試合が行われている。そんな中、あるニュースが耳に入った。
栃木SCがドイツ4部エルンテブリュックから西谷優希を獲得
一見すれば通常の移籍情報だと思うかもしれない。だが、実は西谷優希の双子の弟、和希がすでに栃木SCに所属しているのだ。Jリーグでも、サンフレッチェ広島に所属している森崎兄弟(兄:和幸 弟:浩司→引退)や、双子ではないものの兄弟である鹿島アントラーズの三竿兄弟(兄:雄斗 弟:健斗)など同じクラブで双子、兄弟がプレーすることが稀に見られる。今回もその一例となった。
(写真:優希[8番] 和希[10番])
西谷ツインズ
西谷兄弟は、「西谷ツインズ」とも呼ばれ、中学・高校と同じチームでプレー。高校サッカーでは茨城県の鹿島学園高校に進学し、ともに主力として活躍。3年生の選手権では、2回戦國學院久我山高校に破れ敗退となってしまったが、すでに「西谷ツインズ」、実力とともに名の知れた存在になっていた。その後、兄:優希は仙台大へ、弟:和希は流通経済大→栃木SCと別々の道へ。
西谷優希は、2014年ヒラル・ベルクハイムへ加入し、ドイツ6部、5部といった地域リーグでのプレーを経て、4部のエルンテブリュックへ。そして2017年8月12日DFBポカール1回戦 MF長谷部誠が所属するフランクフルトとの試合では、西谷優希が相手DFのレッドカードを誘う活躍を見せ注目を集めた。
高校時代、豊富な運動量を活かしチームの心臓部 MFとしてプレーした西谷優希だが、エアンテブリュックでは主にセンターフォワード、ウィングでプレー。17-18シーズンでは28試合3ゴール2アシストを記録。 弟の和希は栃木SCで現在21試合4ゴール1アシストを記録。持ち味のスピード、ドリブル突破から攻撃の起点となる。
高校ぶりの「西谷ツインズ」が復活。双子ならではの息の合ったプレーが見られるか。注目である。
西谷優希(兄) 1993年10月5日 166cm
No.14和希(弟) 1993年10月5日 165cm
→栃木県芳賀郡益子町出身 弟:和希は昨年2017年に益子町宣伝部長に就任。