ついに来週末、2018年のJリーグが開幕する。2017年シーズンからDAZNとの連携が開始されたことで大きく変貌を遂げた開国元年Jリーグを制したのは川崎フロンターレだった。ルヴァンカップではセレッソ大阪に先手を取られ、またしてもシルバーコレクターの異名を返上できなかったが、最終節で感動的な優勝を決めた。
思えば、話題に事欠かなかった2017年である。オリジナル10の名古屋グランパスがJ2での戦いを強いられ、開幕からDAZNの放送問題が起こるなど、ネガティブなものもあったが、5月には飛び級でMF久保建英(FC東京)がU-20W杯に出場し、グループリーグを突破。8月にはFW浅野拓磨(シュツットガルト/ドイツ)とMF井手口陽介(クトゥラル・レオネッサ/スペイン2部)の活躍でワールドカップ出場を決定。10月には、史上最高世代と呼び声の高かったU-17日本代表がU-17W杯に出場。初戦でFW中村敬斗(ガンバ大阪)がハットトリックするなどの活躍を見せてベスト16へ進出。ノックアウトステージで敗れたものの、優勝したイングランドから唯一失点しなかったチームとして世界的評価を得た。
J2から復帰したセレッソ大阪がルヴァンカップと、天皇杯を制し、リーグ戦は川崎フロンターレ。ACLは浦和レッズが制してクラブ・ワールドカップに進出。J1残留争い、J1昇格争い、J2プレーオフ争い、J2残留争い、J3優勝争いすべてのカテゴリーにおいてドラマチックな展開が続いた。
2018年のJリーグはロシアワールドカップ開催の煽りもあって早めの開幕となるが、昨年以上に話題に事欠かないシーズンとなる可能性も高い。
まずは見てみよう、開幕に57クラブのスタメンを踏まえながら。