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安部裕葵の現在地|生粋のドリブラー・鹿島でのポジションとプレースタイル

 瀬戸内高校出身の安部。瀬戸内高に進学する前は、本田圭佑が経営に関わるS.T.FOOTBALL CLUBに所属。そこからプロ入りするのは安部が初めてとなった。2017年に鹿島アントラーズへ入団し、同年7月に初得点をあげる。2018年には主力メンバーとして名を連ねたことも増えた。そしてクラブワールドカップ2018ではグアダラハラ戦で見事なゴールを決め、世界から注目を集めた。高卒で常勝軍団へ加入、年代別日本代表で10番を背負う『安部裕葵』の現在地とは。

 

安部裕葵の動画



 

選手紹介

 

 

プロフィール

 

選手名 安部裕葵|Hiroki ABE
出身地 東京都
生年月日 1999年1月28日
身長・体重 171cm・65kg
現所属チーム/背番号/利き足 鹿島アントラーズ(J1)/#30/右足

 

生粋のドリブル小僧

 「セレクションを受けなさい」
 
 親が言われたことがきっかけで、現S.T.FOOTBALL CLUB(当時帝京FC)に入団する。ユースにも憧れを持っていた安部だったが、受かるわけがない・東京の街クラブの中で強いという理由でこのクラブへ。
 当時からドリブルが大好きでドリブルしては取られ、取り返してまたドリブルと守備でも攻撃でも奔走していた。小学校時代はボランチ、中学校でサイドをやったりFWをやるなど多くのポジションをこなした。

東京から遠く離れた広島県へ

 高校生に進学した安部は、都内ではなく遠く離れた広島県瀬戸内高等学校に在籍していた。S.T.FOOTBALL CLUBのスタッフが広島県にいるということから声をかけてもらったことや、インターハイに3年連続で出場していた事が彼には魅力的に写ったのだ。
 2016年、広島県で開催された全国高校総体では3ゴールを挙げるなどチームのベスト8進出に貢献すると、準々決勝で優勝した市立船橋高校に敗れたものの、大会優秀選手に選出されるなどの活躍を収めた。
 
 瀬戸内高校という全国的に広く知れ渡る高校ではないが、ここで頭角を現し始めた安部裕葵という選手に注目したクラブが現れる。

オファーは驚きの鹿島アントラーズから

 「正直、(鹿島からのオファーは)驚いた」

 そう語る安部裕葵。オファーが来なかったら勉強しようかな、など考えていた安部に飛び込んできたのはJ1鹿島アントラーズのオファーだった。「鹿島が良い」と話していたら本当にオファーがきたという。高校側からは「プロではつぶれるだけだから大学に行って欲しい」と話されたが、サッカー部の安藤監督から「鹿島からオファーがあるなら、俺は勧める」と背中を押され鹿島入団を決意。S.T.FOOTBALL CLUBのプロ第1号だった。

 鹿島に入団し現在もプレーしている安部。対峙したチームメイト、そして日本代表のDF昌子源はこう語る。
 「(安部)裕葵の動きは、ドリブルの仕方とか人とはちょっと違う。紅白戦とかで1対1になっても、面倒くさいと思うシーンが多い」

 U-19日本代表にも選出され、背番号「10」を背負う男のドリブル、活躍に目が離せない。

プレースタイル・能力値・アビリティ

 抜群の技術と瞬時の判断力を持つ。また鋭いドリブル突破で相手守備陣を翻弄することもあれば、171cmと小柄な体をぶつけて奪い返すタフなプレーをすることも。

 得意のドリブルは「感覚」 ・・・考えずに出てくるものを一番大事にしているという。
 目指している選手はチェルシーのアザール。



 

セールスポイント・ウィークポイント・グロースポイント

 

現在作成中

 

ヒストリー

 

 高卒でプロになれなかったら、プロを目指すのはやめようと思っていた。『チャレンジするのは18歳まで』という話は両親にも伝えていた。

 

年度別来歴

 

2019年
2018年

 鹿島2年目。7月19日、第16節のジュビロ磐田戦では1得点1アシストの活躍を見せた。

 10月22日に行われたAFC U-19選手権vsタイU-19。U-19日本代表に選出された安部は、2点のアシストをし勝利に貢献した(3-1◯)。個人技や判断力、スポードともにU-19日本代表の背番号「10」は別格の活躍を見せた。
 グループリーグ首位で突破したU-19日本代表は、同月28日行われた対インドネシア代表に2-0で勝利し、2大会連続U-20W杯出場を決めた。気温28度、さらに観客数6万人という日本では味わえないアウェイの中での勝利となった。

 10月30日、U-19日本代表を離脱し、鹿島に合流することが発表。鹿島は11月3日にACL決勝を控えているということが、安部のU-19日本代表離脱、鹿島へ合流する要因となったと考えられる。同時に藤本寛也(東京ヴェルディ)も怪我のためチームを離脱し帰国することが発表。

 12月13日、Jリーグから2018年で最も活躍した若手選手に贈られる『ベストヤングプレーヤー賞』を受賞。

 12月15日クラブワールドカップ2018グアダラハラ戦では、後半から出場し果敢なドリブル、献身的な守備で逆転勝利に貢献。また自身はこの試合3点目を決め、その見事なゴールは世界から称賛された。(グアダラハラ戦ハイライト
 準決勝のレアル・マドリード戦では、先発出場を果たすも1-3で敗戦。試合終了後「本当に勝ちたかった。悔しいという感情を超えた」と振り返り、悔し涙を流した。(レアル・マドリード戦ハイライト

2017年

 鹿島アントラーズに入団。4月1日、J1リーグ第5節vs大宮アルディージャ戦でプロ初出場を果たした。
 4月22日、第8節のジュビロ磐田戦でプロ入り初先発を果たした。
 6月21日、天皇杯2回戦のFCマルヤス岡崎戦でプロ入り初得点を含む2得点1アシストの活躍を見せた。
 7月22日、JリーグワールドチャレンジのセビージャFC戦では後半途中出場し、GKも引きつけてラストパスを出し鈴木優磨の先制点をアシストして勝利に貢献した。
 7月29日のJ1第19節vsヴァンフォーレ甲府戦でリーグ戦初得点を挙げた。

2016年
2015年
プロ前

 S.T.FOOTBALL CLUBから広島県瀬戸内高等学校に進学。高校進学の際、瀬戸内高と鹿島高や青森山田高から声がかかっていた。青森山田は日程の関係で練習会に参加できず、練習会に参加した瀬戸内と鹿島高校の2択になり、感覚で瀬戸内高に決めた。

 2016年、広島県で開催された全国高校総体では3ゴールを挙げるなどチームのベスト8進出に貢献した。準々決勝で優勝した市立船橋高校に敗れたが、大会優秀選手に選出された。
2016年9月24日、鹿島アントラーズから内定したことが発表された。本田圭佑が経営に関わるS.T.FOOTBALL CLUBからプロ入りするのはこれが初めてとなった。



 

 



 

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