Evolving Data Labo

【MLS】2019シーズンが開幕!今シーズン活躍が期待される15名の選手たち

 

今季も新たな実力者が加わった『MLS』

 

 昨季、元イングランド代表FWウェイン・ルーニーがDCユナイテッドへ、元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチがLAギャラクシーに加入したことで注目度がさらに高まったメジャーリーグ・サッカー(以下MLS)。数多くの大物選手が参戦した中でMLSカップを制したのは、MLS参入から僅か2年のアトランタ・ユナイテッドであった。パラグアイ代表MFミゲル・アルミロン(現ニューカッスル)やアルゼンチンU-20代表MFエセキエル・バルコ、ベネズエラ代表FWホセフ・マルティネスといった若手の有望な選手を多く補強したことがMLSカップ優勝という偉業達成に繋がった。シーズン終了後にクラブ発足から率いていたタタ・マルティーノ監督がメキシコ代表監督に、そして背番号「10」のミゲル・アルミロンがニューカッスルへと移籍するなど戦力ダウンが懸念されたが、新監督にアヤックスやインテルで監督を務めたフランク・デ・ブール氏を招聘。さらには南米王者のリーベルからアルゼンチン代表MFゴンサロ・マルティネスの補強に成功し今季も優勝候補の筆頭としてシーズンに挑むことになりそうだ。

 また、『MLS』全体で見ると元スペイン代表FWダビド・ビジャ(ヴィッセル神戸)、イタリア代表FWセバスティアン・ジョヴィンコ(アル・ヒラル)、元イングランド代表DFアシュリー・コールといった選手が『MLS』を離れたが、新たにポルトガル代表MFナニや先程も紹介したアルゼンチン代表MFゴンサロ・マルティネスら実力者が続々加入。正式発表を行っていないためこの記事内では紹介していないが、中国の大連一方を退団した元アルゼンチン代表MFニコラス・ガイタンのシカゴ・ファイアー加入が濃厚となっている。ちなみに移籍市場が閉じるのは5月7日。まだまだ大物選手が『MLS』へとやってきそうだ。

▽今回、「Evolving Data」が独自に2019シーズンの『MLS』で活躍が期待される選手15名を厳選!

*昨季→昨季のレギュラーシーズンのことです。プレーオフは含んでおりません。
*プレー集が存在する選手には動画を添付しております。

● ザック・ステッフェン(Zack Steffen)
Pos :GK
背番号:23
生年月日:1995/4/2(23歳)
身長/体重:190cm/83kg
利き足:右
所属:コロンバス・クルー
昨季:29試合37失点
代表:アメリカ代表

▽昨季のリーグ最優秀GK。大柄ながら抜群の反射神経の持ち主でスーパーセーブを連発する。15年にドイツのフライブルクへと加入したがトップチームで全く出場機会を掴めず、16年夏にコロンバス・クルーに加入した。アメリカ代表では既に実力者であるブラッド・グザン(アトランタ・ユナイテッド)らを差し置いて正GKのポジションを掴んでいる。既に夏のマンチェスター・シティ移籍が決定しているため、MLSでは半年のみのプレーとなる。

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● アーロン・ロング(Aaron Long)
Pos :CB
背番号:33
生年月日:1992/10/12(26歳)
身長/体重:186cm/79kg
利き足:右
所属:ニューヨーク・レッドブルズ
昨季:34試合3ゴール
代表:アメリカ代表

▽昨季のリーグ最優秀DF。体格を活かした空中戦だけでなく地上戦にも強い完成度の高い選手である。16年3月にレッドブルズに加入するまでは全くの無名選手であったが、セカンドチームでの活躍が認められ17年にトップチームへ昇格しレギュラーに定着。24歳でMLSデビューとやや遅咲きながら、デビューから僅か2年でリーグ最優秀DFを受賞した。

● アレハンドロ・ポスエロ(Alejandro Pozuelo)
Pos:OMF/CMF
背番号:未定
生年月日:1991/9/20(27歳)
身長/体重:170cm/63g
所属:トロントFC
利き足:両足
今季:27試合5ゴール10アシスト
国籍:スペイン

▽ゲンクで主将を務めた司令塔。両足を巧みに操るテクニシャンで、創造性豊かなパスで多くのチャンスを演出する。ベティスの下部組織出身でスウォンジーらラージョ・バジェカーノを経て15年夏にゲンクに加入した。加入初年度から出場機会を掴み、2016-17シーズンの後半からは主将としてチームを牽引した。3/4にトロントFCへの移籍が発表されたが、ジュピラー・プロ・リーグのレギュラーシーズンが閉幕する3/18まではゲンクでプレーする。トロントFCはオフに2015年から絶対的なエースに君臨していたイタリア代表FWセバスティアン・ジョヴィンコをサウジアラビアのアル・ヒラルへと放出しており、後釜となる実力者の獲得を模索していた。

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『MLS』屈指の”テクニシャン”たち

● ルチアーノ・アコスタ(Luciano Acosta)
Pos :OMF
背番号:10
生年月日:1994/5/31(24歳)
身長/体重:161cm/61kg
所属:DCユナイテッド
利き足:右
昨季:33試合10ゴール15アシスト
国籍:アルゼンチン

▽ルーニーも絶賛する天才MF。ボカの下部組織で磨かれたドリブルテクニックを武器にDFを次々と剥がしていくプレーは”圧巻”の一言に尽きる。昨夏にDCユナイテッドに加入したルーニがFWとしてのプレーに専念出来たのもこの選手がいたからこそ。相性も抜群でルーニーが加入したシーズン後半戦は、9ゴール9アシストを記録したと共に不調に喘いでいたクラブを上位へと導いた。この活躍もあり19年冬にはパリ・サンジェルマンへの移籍も噂されたが残留。ベストイレブンに輝いた昨季のプレーが継続出来ればアルゼンチン代表からお声が掛かってもおかしくないだろう。

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● マルコ・ファビアン(Marco Fabián)
Pos :OMF
背番号:10
生年月日:1989/7/21(29歳)
身長/体重:170cm/65kg
所属:フィラデルフィア・ユニオン
利き足:右
今季:1試合0ゴール(フランクフルト)
代表:メキシコ代表

▽完全復活を目指すメキシコ代表MF。本職はトップ下の選手だが決定力が非常に高く、ミドルレンジも積極的的にシュートを放つ。20代前半から母国メキシコで活躍し、16年冬にドイツのフランクフルトへ移籍。2016-17シーズンはブンデスリーガで7ゴールを記録した。しかし、以前から負傷癖に悩まされており、今季はリーグ戦1試合のみの出場に留まっていた。19年にフィラデルフィアへ移籍。開幕戦ではPKを冷静に沈め、完全復活に向けて順調なスタートを切った。

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● ナニ(Nani)
Pos :LWG
背番号:17
生年月日:1986/11/17(32歳)
身長/体重:177cm/72kg
所属:オーランド・シティ
利き足:右
今季:18試合7ゴール4アシスト(スポルティング)
代表:ポルトガル代表

▽今季から新たにMLSに参戦するスーパースター。スポルティングの下部組織で育成され、07年夏に才能に惚れ込んだファーガソン監督率いるマンチェスター・ユナイテッドへ引き抜かれた。2009-10シーズンからは3シーズン連続で2桁アシストを記録するなど中心選手として活躍。古巣スポルティングに復帰した14年夏以降は1年ごとに様々なクラブを転々とし、18年夏に再びスポルティングに復帰。リーグ戦18試合で7ゴールを決めるなど充実したシーズンを過ごしていた中、19年2月にオーランド・シティ移籍が発表。”魅せる”サッカーを展開するMLSにピッタリの選手だ。

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● アレクサンドル・ミトリツァ(Alexandru Mitrita)
Pos :LWG
背番号:28
生年月日:1995/2/8(24歳)
身長/体重:171cm/65kg
所属:ニューヨーク・シティ
利き足:右
今季:19試合12ゴール4アシスト(クライオヴァ/ルーマニア)
代表:ルーマニア代表

*左がミトリツァ
▽昨年ルーマニア代表デビューを飾った快速ウイング。切れ味鋭いカットインからのシュートに加え、クロスやラストパスの精度も高い。15年夏にイタリアのペスカーラに移籍したが、結果を残せず1年で母国へ復帰。今季はリーグ戦19試合で12ゴールを記録し、19年2月にニューヨーク・シティへと完全移籍。開幕戦でアシストを記録するなど2度目の海外挑戦は良いスタートを切った。

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10代から期待されている選手たち


● エセキエル・バルコ(Ezequiel Barco)
Pos :RWG/LWG
背番号:8
生年月日:1999/3/23(19歳)
身長/体重:167cm/67kg
所属:アトランタ・ユナイテッド
利き足:右
昨季:26試合4ゴール2アシスト
代表:アルゼンチンU-20代表

▽将来アルゼンチンを背負う存在となりうる天才MF。ドリブルやパスの技術は同世代での選手の中では頭ひとつ抜けており、167cmという小柄な体格から「メッシの後継者」と期待する人は少なくない。インデペンディエンテの下部組織出身で18年夏MLS史上最高額の1500万ドルでアトランタ・ユナイテッドに加入。チームはMLSカップ制覇を果たしたが、バルコ自身は負傷に泣かされたシーズンとなってしまい完全燃焼とはいかなかった。今季こそチームの絶対的な選手としてMLSカップ2連覇の原動力となるような活躍を期待したい。

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● ゴンサロ・マルティネス(Gonzalo Martínez)
Pos :LWG/RWG/OMF
背番号:22
生年月日:1993/6/13(25歳)
身長/体重:170cm/67kg
所属:アトランタ・ユナイテッド
利き足:左
昨季:21試合6ゴール3アシスト(リーベル/アルゼンチン)
代表:アルゼンチン代表

▽ニューカッスルへと移籍したミゲル・アルミロンの後釜として加入したアルゼンチン代表MF。スピードやテクニックを活かしたチャンスメイクに加えて、左足の強烈なシュートが武器。2018年に行われたクラブW杯では鹿島アントラーズ相手に2ゴールを記録した。19年1月、名門リーベルで背番号「10」を着用していたアルゼンチンの期待の星は噂されていた欧州への移籍ではなくMLS挑戦を決断。入団会見では「フランク・デ・ブール監督とチームメイトと共にクラブの新たな歴史を創るつもりだ。」と新天地での活躍を誓った。

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● カルロス・ベラ(Carlos Vela)
Pos :RWG/OMF
背番号:10
生年月日:1989/3/1(30歳)
身長/体重:177cm/77kg
所属:ロサンゼルスFC
利き足:左
昨季:28試合14ゴール10アシスト
代表:メキシコ代表

▽若くしてアーセナルへと引き抜かれた元神童。スペインで魅了したドリブルテクニック、精度の高いラストパス、コントロールシュートなどは未だ健在。アーセナルやレアル・ソシエダを経て18年夏にロサンゼルスFCに加入した”天才”は、リーグ戦28試合で14ゴール10アシストと期待通りの成績を収めた。開幕前に行われたヴィッセル神戸との練習試合では個人技から圧巻の2ゴールを記録。クオリティの違いを見せつけた。

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● ディエゴ・ロッシ(Diego Rossi)
Pos :LWG/CF
背番号:9
生年月日:1998/3/5(21歳)
身長/体重:170cm/66kg
所属:ロサンゼルスFC
利き足:右
昨季:32試合12ゴール7アシスト
代表:ウルグアイU-20代表

▽将来のウルグアイ代表エース候補。ストライカーだが自慢のスピードを活かすためにロサンゼルスFCではサイドのポジションで起用されている。母国ウルグアイの名門ペニャロールの下部組織出身で、ロサンゼルスFCがMLSに参入した18年冬に加入。リーグ戦では補強の目玉だったカルロス・ベラの14ゴールに次ぐ12ゴールを記録した。開幕戦で1ゴールを記録。

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今季のリーグ得点王候補たち


● ラウール・ルイディアス(Raúl Ruidíaz)
Pos :CF
背番号:9
生年月日:1990/7/25(28歳)
身長/体重:169cm/65kg
所属:シアトル・サウンダーズ
利き足:右
昨季:14試合10ゴール1アシスト
代表:ペルー代表


▽得点王候補にも挙がる”小さな点取り屋”。ゴール前での決定力はリーグ屈指で昨季は30%の決定率を記録した。母国ペルーやチリ、ブラジルのクラブでプレーした同選手は16年夏にメキシコのモナルカス・モレリアに加入。メキシコリーグで前半戦と後半戦の両方で得点王に輝きブレイクを果たした。ロシアW杯に出場した18年夏にシアトル・サウンダーズへ完全移籍。加入直後から出場機会を確保し、リーグ戦14試合で10ゴールを記録。あっという間にエースの座を射止めた。

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● ホセフ・マルティネス(Josef Martínez)
Pos :CF
背番号:7
生年月日:1993/5/19(25歳)
身長/体重:172cm/68kg
所属:アトランタ・ユナイテッド
利き足:右
昨季:34試合31ゴール4アシスト
代表:ベネズエラ代表

▽昨季のMLS得点王&MVP。ペナルティエリア内で決定的な仕事をこなすストライカーで、昨季リーグ戦で記録した31ゴール中、全ゴールがペナルティエリア内でのゴールだった。18歳でA代表デビューを飾るなどベネズエラ期待の若手選手として将来を渇望されていたが、イタリアへの移籍が失敗に終わり一時は伸び悩んだかと思われた。しかし、17年2月のアトランタ・ユナイテッドへの移籍で眠っていた才能が開花する。移籍初年度は負傷離脱した時期もあったが20試合で19ゴールを記録。フル稼働した2018年はMLSの最多得点記録を更新する31ゴールを記録。クラブを創設からわずか2年でMLSカップ優勝に導いた。

→同選手の詳しい記事はこちら

【選手名鑑】ホセフ・マルティネスの現在地|シーズン得点記録を更新!MLSでゴールを量産するベネズエラ代表

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● ウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)
Pos :CF
背番号:9
生年月日:1985/10/24(33歳)
身長/体重:176cm/83kg
所属:DCユナイテッド
利き足:右
昨季:20試合12ゴール6アシスト
代表:元イングランド代表

▽イングランド代表とマンチェスター・ユナイテッドの最多得点記録を保持するレジェンド。近年は中盤で出場する機会が多かったが、DCユナイテッドではルチアーノ・アコスタが「10」のポジションでプレーしているため、ルーニーは希望通りの「9」のポジションでプレー出来ている。2018シーズン前半戦、DCユナイテッドは勝ちきれない試合が続いていた。事実、ルーニー加入前に行われた14試合で勝ち点「3」を獲得したのはわずか”2試合”。この苦しい状況でチームに加わったイングランドのレジェンドは大きな変革をもたらす。背番号「10」のアコスタらと共にチームを牽引し20試合で12ゴールを記録。同選手の加入後に12勝を挙げたチームはイースタン・カンファレンスを4位でフィニッシュし、勝率は加入前の14%から60%まで上昇した。DCユナイテッドの勢いは2019シーズンも継続しており、開幕戦で2018シーズンのMLSカップ王者アトランタ・ユナイテッドを撃破。この勢いでおよそ15年ぶりのMLSカップ制覇を目指す。

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● ズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)
Pos :CF
背番号:9
生年月日:1981/10/3(37歳)
身長/体重:195cm/95kg
所属:ロサンゼルス・ギャラクシー
利き足:右
昨季:27試合22ゴール7アシスト
代表:元スウェーデン代表

今季の得点王最有力候補。セリエAとリーグ・アンを合わせて5度のリーグ得点王に輝いた怪物が18年3月にアメリカに上陸した。代名詞とも言えるアクロバティックなゴールは未だ健在。トロントFC戦で決めた回し蹴りでのゴールは正に真骨頂とも言えるだろう。気になるのは今季の得点王争いだ。昨季得点王に輝いたホセフ・マルティネスは94分に1ゴールを記録。一方のズラタンは97分に1ゴールとホセフ・マルティネスと比較すると僅かながら遅いペースでゴールを量産していた。しかし、今季は開幕からロサンゼルス・ギャラクシーでプレーしていることに加え、既にMLSというリーグに慣れていることを踏まえれば37歳という年齢関係なく得点王に輝く可能性は十分にあるだろう。

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《まとめ》
▽上記15名の選手以外にも多くの実力者がMLSでプレーしている。

▼GK
ティム・ハワード(コロラド・ラピッズ/元アメリカ代表)
ブラッド・グザン(アトランタ・ユナイテッド/アメリカ代表)
ヴィト・マンノーネ(ミネソタ・ユナイテッド/イタリア)
アレックス・ボノ(トロントFC/アメリカ代表)

▼DF
アリ・アドナン(アタランタ/イタリア)*3/11に加入
フロランタン・ポグバ(アトランタ・ユナイテッド/ギニア代表)
キム・キヒ(シアトル・サウンダーズ/韓国代表)
ロマン・トーレス(シアトル・サウンダーズ/パナマ代表)
ブラッド・スミス(シアトル・サウンダーズ/オーストラリア代表)
ケマル・ローレンス(ニューヨーク・レッドブルズ/ジャマイカ代表)
ローラン・シマン(トロントFC/元ベルギー代表)
グレゴリー・ファン・デル・ヴィール(トロントFC/元オランダ代表)
アンドレウ・フォンタス(スポルティング・カンザスシティ/元スペインU-21代表)
ラミヌ・サネ(オーランド・シティ/元セネガル代表)
ケンダル・ワストン(シンシナティ/コスタリカ代表)
ネドゥム・オヌオハ(レアル・ソルトレイク/元イングランドU-21代表)
グラム・カシア(サンノゼ・アースクエイク/ジョージア代表)

▼MF
バスティアン・シュバインシュタイガー(シカゴ・ファイアー/元ドイツ代表)
マイケル・ブラッドリー(トロントFC/アメリカ代表)
アンドレ・オルタ(ロサンゼルスFC/ポルトガルU-21代表)
ディエゴ・ヴァレリ(ポートランド・ティンバース/元アルゼンチン代表)
ダビド・グスマン(ポートランド・ティンバース/コスタリカ代表)
ニコラス・ロデイロ(シアトル・サウンダーズ/ウルグアイ代表)
アレハンドロ・ロメロ・ガマーラ(ニューヨーク・レッドブルズ/パラグアイ代表)
ジョナタン・ドス・サントス(ロサンゼルス・ギャラクシー/メキシコ代表)
カルレス・ヒル(ニューイングランド・レボリューション/元スペインU-21代表)
サフィル・タイデル(モントリオール・インパクト/アルジェリア代表)
イグナシオ・ピアッテ(モントリオール・インパクト/アルゼンチン)
遠藤翼(トロントFC/日本)
クロリッキー健(モントリオール・インパクト/日本)
ザクリー・エリボ(ニューイングランド・レボリューション/ハイチ代表)
ファン・インボム(バンクーバー・ホワイトキャップス/韓国代表)

▼FW
ネマニャ・リコリッチ(シカゴ・ファイアー/ハンガリー代表)
ジョジー・アルティドール(トロントFC/アメリカ代表)
エクトル・ビジャルバ(アトランタ・ユナイテッド/パラグアイ代表)
アダマ・ディオマンデ(ロサンゼルスFC/ノルウェー代表)
ギャシ・ザーデス(コロンバス・クルー/アメリカ代表)
ブラッドリー・ライト=フィリップス(ニューヨーク・レッドブルズ/イングランド)
ロマン・アレッサンドリーニ(ロサンゼルス・ギャラクシー/元フランス代表)
アレクサンダル・カタイ(シカゴ・ファイアー/セルビア代表)
フレディ・モンテーロ(バンクーバー・ホワイトキャップス/元コロンビア代表)

▽今季限りで現役引退を表明している元アメリカ代表GKティム・ハワード(コロラド・ラピッズ)やブラジルW杯で優勝に大きく貢献した元ドイツ代表MFバスティアン・シュバインシュタイガー(シカゴ・ファイアー)ら世界的に有名な選手に加え、2017シーズン得点王のFWネマニャ・リコリッチ(シカゴ・ファイアー)や毎シーズンのように2桁ゴール2桁アシストを記録するMFディエゴ・ヴァレリ(ポートランド・ティンバース)といったMLSでお馴染みの選手たちも注目すべきポイントだろう。そして今季はMF遠藤翼(トロントFC)とMFクロリッキー健(モントリオール・インパクト)の2名の日本人選手がプレーする。遠藤翼はMLS開幕前に行われたCONCACAFチャンピオンズリーグのインデペンディエンテ(パナマ)戦に途中出場。2018シーズンの開幕スタメンを飾ったクロリッキー健は、2019シーズンが開幕した現在負傷離脱中。ただ戦列に戻ればレミ・ガルデ監督の選択肢に入ってくるだろう。『MLS』でプレーする日本人選手の活躍に期待だ。

 年々、平均観客数が増加傾向にあるMLS。日本ではあまり馴染みのないリーグだが、素晴らしいスタジアムや熱狂的サポーターなど実は欧州サッカーにも引けを取らないほどのサッカーコンテンツに成長している。リーグのレベルも年々上昇しており、リーグ開幕前にロサンゼルスFCと対戦し1-4の敗北を喫したヴィッセル神戸MFアンドレス・イニエスタは「MLSの成長を感じた。」と賛辞を送った。アメリカやカナダへ上陸する機会があればサッカーを観戦しにスタジアムへ足を運んで頂きたい。