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【AFCアジアカップ2019】王者奪還へ!日本代表メンバー&注目選手

 アジアカップで史上最多の4度の優勝を誇る日本代表。しかし、前回の2015年大会は準々決勝でUAEに敗れるという屈辱を味わった。それから3年の時を経て行われたロシアW杯では、前評判は決してよくなかったものの2大会ぶりにベスト16へ進出。敗れはしたが決勝トーナメント1回戦ベルギー戦では世界に衝撃を与える戦いをみせたのであった。大会終了後、ロシアW杯にもコーチとして帯同していた森保一監督が新たに就任。就任から5試合、ウルグアイなど強豪国とも対戦する機会があったが4勝1分と負け無しで9回目のアジアカップに臨むこととなった。

 今回、『Evolving Data』が日本代表のメンバーと独自に厳選した注目選手をご紹介!これを見てアジアカップを予習しよう!
 

アジアカップでの日本代表の戦績

 今大会が9回目の出場。1988年のカタール大会で初出場を飾った以降、全大会に出場している。優勝は史上最多の「4回」で、最後の優勝は2011年大会。

優勝:4回(1992,2000,2004,2011)

メンバー&予想フォーメーション

監督:森保一
■GK
東口順昭(ガンバ大阪)
権田修一(サガン鳥栖)
シュミット・ダニエル(ベガルタ仙台)

■DF
長友佑都(ガラタサライ/トルコ)
槙野智章(浦和レッズ)
佐々木翔(サンフレッチェ広島)
室屋成(FC東京)
三浦弦太(ガンバ大阪)
冨安健洋(シント=トロイデン/ベルギー)
吉田麻也(サウサンプトン/イングランド)
酒井宏樹(マルセイユ/フランス)

■MF
遠藤航(シント=トロイデン/ベルギー)
青山敏弘(サンフレッチェ広島)
伊東純也(柏レイソル)
中島翔哉(ポルティモネンセ/ポルトガル)
南野拓実(ザルツブルク/オーストリア)
堂安律(フローニンヘン/オランダ)
原口元気(ハノーファー/ドイツ)
柴崎岳(ヘタフェ/スペイン)
守田英正(川崎フロンターレ)

▼FW
北川航也(清水エスパルス)
大迫勇也(ブレーメン/ドイツ)
浅野拓磨(ハノーファー/ドイツ)

*浅野拓磨の負傷離脱に伴い2018/12/18にFW武藤嘉紀(ニューカッスル)が追加招集
*守田英正、中島翔哉の負傷離脱に伴い2019/1/6にDF塩谷司(アル・アイン)、MF乾貴士(ベティス)を追加招集

《予想フォーメーション》
4-2-3-1

日程

《グループF》
●第1節
1/9(水)
日本 vs トルクメニスタン(20:00)

●第2節
1/13(日)
日本 vs オマーン(22:30)

第3節
1/17(木)
日本 vs ウズベキスタン(22:30)

注目選手


吉田麻也(Maya Yoshida)
Pos :CB
生年月日:1988/8/24(30歳)
身長/体重:189cm/78kg
所属:サウサンプトン(イングランド)

 ロシアW杯後に日本代表の主将に就任した守備の要。空中戦に絶対の自信を持ち、持ち前の統率力で最終ラインを支える。また、セットプレーのターゲットとしても非常に有能で、現日本代表では大迫勇也と並び最多の10ゴールを記録している。12年夏に加入したサウサンプトンではMFスティーブン・デイビスと並びクラブ最古参。日本人で初めてプレミアリーグ100試合出場を達成するなど、「日本人CBは欧州で闘えない」という概念を変えた選手。

長友佑都(Yuto Nagaromo)
Pos :LSB/RSB
生年月日:1986/9/12(32歳)
身長/体重:170cm/68kg
所属:ガラタサライ(トルコ)

 主将DF吉田麻也と共に3大会連続でアジアカップに出場するアジア最高のLSB。イタリアでも高く評価されたスタミナは未だ健在で、攻守に渡って存在感を発揮する。2011年大会の決勝では、延長戦でFW李忠成(浦和レッズ)の決勝ゴールをアシストし優勝の立役者となった。所属するトルコ屈指の強豪ガラタサライでは不動のレギュラーとしてプレー。18年10月に行われたUEFAチャンピオンズリーグシャルケ戦において、試合終盤にボールが胸部を直撃し「肺気胸」と診断。アジアカップの出場も危ぶまれたが、11月末に戦列に復帰しアジアカップメンバーにも選出。前回大会の悔しさを晴らす準備は整った。

堂安律(Ritsu Doan)
Pos :RMF/OMF
生年月日:1998/6/16(20歳)
身長/体重:172cm/70kg
所属:フローニンヘン(オランダ)

 ビッククラブから注目を集める新たな「日本人スターの卵」。17年夏に19歳の若さで育成の名門であるオランダのフローニンヘ移籍。18年冬にFWウサマ・イドリシ(AZ)が退団してからは名実ともに「クラブの顔」とも言える存在となっている。所属クラブでの活躍が評価され、ロシアW杯後に日本代表に初招集。瞬く間にレギュラーポジションを確保し、強豪ウルグアイとの親善試合では代表初ゴールを記録した。A代表として初の国際大会となるアジアカップは「必ず優勝」と意気込み十分だ。

中島翔哉(Shoya Nakajima)
Pos :LMF
生年月日:1994/8/23(24歳)
身長/体重:164cm/64kg
所属:ポルティモネンセ(ポルトガル)

 堂安律と共にビッククラブから注目を集める逸材。リオ五輪では背番号「10」を背負った。17年夏に所属していたFC東京に移籍を志願し、ポルトガルのポルティモネンセへ移籍。加入直後からレギュラーポジションを射止め、2桁ゴール&2桁アシストを記録するなど大成功を収めた。この活躍が認められ18年3月にA代表に初招集され、初ゴールも記録した。しかし、ロシアW杯メンバーには戦術的な理由でメンバーに含まれなかったが、大会終了後からは不動のポジションを確保。18年11月に行われたキルギス戦では、森保体制となってから初ゴールを記録。

大迫勇也(Yuya Osako)
Pos :CF
生年月日:1990/5/18(32歳)
身長/体重:182cm/71kg
所属:ブレーメン(ドイツ)

 ロシアW杯でも大活躍した日本が誇る「半端ない男」。日本人では群を抜くボールキープとポストプレイが持ち味で、堂安、南野、中島の強力2列目トリオを最大限に活かせるFWだ。所属するブレーメンでは、代表で求められているプレーとは異なりサイドでの起用が多いが、第14節終了時点で3ゴールと今季ブンデスリーガでプレーする日本人選手の中で最も数字に残る結果を残している。代表メンバー23名に入れなかった前回大会の悔しさを今大会にぶつける。

 
《【AFCアジアカップ2019】大会概要と出場国》

【AFCアジアカップ2019】大会概要と出場国