そのスピードは“黄色い閃光”と呼ぶに相応しい。甲府から2016年柏レイソルに加入した伊東は、加入1年目から主力の座を掴み、16&17シーズンで13ゴール15アシストを記録した。そのスピードからの得点もさることながら、アシストもできる魅力的なプレイヤーである。さらに2017年には日本代表にも名を連ね、未来の日の丸を背負う選手として期待される彼の現在地とは。
伊東純也のプレースタイルと選手紹介
スプリント数(10~30メートルの距離を、時速24キロメートル(15マイル)以上で走る回数)が多い事で知られる。2017年時点、Jリーグが発表しているスプリント数ランキングではランキング1位、2位になる事も多く、上位に入る事が多い。
伊東純也のプロフィール
選手名 | 伊東純也|Junya ITO |
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出身 | 神奈川県横須賀市 |
生年月日 | 1993/3/9 |
身長・体重 | 176cm・68kg |
現所属チーム/背番号/利き足 | 柏レイソル/#14/右足 |
過去所属 | 2015 ヴァンフォーレ甲府 2016 柏レイソル |
伊東純也の動画
年度別出場成績
【リーグ戦】
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年度別来歴
リーグ戦全試合に出場。8月13日の第22節清水エスパルス戦では、自陣からドリブルで約70メートルの距離を独走しゴールを決めるなど、計6得点を挙げ、Jリーグ優秀選手賞を受賞した。
1月8日、J1・柏レイソルへ完全移籍することが発表。シーズン前のキャンプでミルトン・メンデス監督によりサイドバックにコンバートされ、開幕当初は右SBとして出場していたが、下平隆宏監督が就任するとウイングハーフやサイドハーフなど攻撃的なポジションで起用されるようになり、1stステージ第8節鹿島アントラーズ戦で移籍後初ゴールを決めた。2ndステージに入るとディエゴ・オリヴェイラ、クリスティアーノと共に3トップを形成し、最終的にリーグ戦合計7得点を記録した。
3月14日、J1リーグ1stステージ第2節名古屋グランパス戦でプロデビューを果たすと、5月2日の1stステージ第9節鹿島アントラーズ戦では初めてスターティングメンバーに起用され、後半2分にプロ初得点を記録した。同年は主にフォワードとしてリーグ戦30試合に出場し、4得点を記録した。
小学校1年生の時に鴨居SCでサッカーを始めた。中学校入学前に横浜F・マリノスジュニアユースの入団テストを受けたが不合格となり、中学時代は横須賀シーガルズジュニアユースでプレーした。
中学校卒業後は家庭の方針で公立高校に進学することを決めていたため、神奈川県立逗葉高校に入学。同級生には当時横浜F・マリノスユースに所属し、在学中にプロデビューを果たした小野裕二がいた。サッカー部では目立った成績を残せなかったが、複数の大学から推薦入学のオファーがあり、2011年に神奈川大学へ進学した。
大学3年時の2013年、関東大学サッカー2部リーグで20試合に出場して17得点を挙げ、得点王とベストイレブンを受賞。翌年には同リーグで10得点・12アシストを記録してアシスト王に輝き、2年連続でベストイレブンに選出された。この活躍によりヴァンフォーレ甲府、モンテディオ山形の2クラブから獲得オファーを受け、9月に甲府への加入が内定。同年末には特別指定選手として甲府のトレーニングに帯同した。同級生には高木利弥がいる。