アフリカキラーがここに見参!まずは追いつくため、香川真司に替えて本田圭佑、原口元気に替えて岡崎慎司を投入した日本ベンチだが、西野朗監督の采配がドンピシャリの的中を見せた。左サイドで乾貴士がボールをもちドリブルで上がると、左足でグラウンダーのクロスを中央に送る。中央で『レスター岡崎』の如く、岡崎慎司がDFとGKの前で潰れ役となると、まさにプレゼントパス。本田圭佑の目の前にボールは転がってきた。冷静にこれを沈め日本は二度目の同点に追いついた。
上の画像が前半スタート段階のものとなり、下の画像が後半スタート段階のものとなる。また、コロンビア戦に続いてこの試合でも東京世代のU-19日本代表メンバーが観戦に訪れている。
===以下速報==============
前半10分、日本の左サイドからあげられたクロスをMF原口元気が頭でクリアする。しかしこのセカンドボールを奪われて左サイドからシュートを放たれる。このボールを弾いた川島永嗣だったが、ボールを弾いた目の前にFWサディオ・マネがいた。シュートではなく、パンチングの反射によって、日本は先制点を献上してしまった。
日本は先制点を与えてしまった試合において1分6敗とこれまで勝利を掴み取ったことがない。それでも、追いつかれた試合で勝ち越しを演じた初戦のコロンビア戦がある。現在前半20分だが、セネガルの圧倒的な身体能力に対して対応に苦慮しているところがある。
前半現時点でデュエル勝利数が昌子源が6戦3勝、長友が1戦1勝、酒井宏が4戦3勝、長谷部が2戦2勝、乾が5戦4勝だが、大迫勇也や吉田麻也が競り負けている印象があるという状況だ。
待望の同点弾だ。MF柴崎岳が自陣右サイドから高くフィードを敵陣奥にあげると、SB長友佑都がこれに反応する。セネガルも2人で対応するがすばやく処理した長友はエリア内のFW乾貴士のパスを出す。受けた乾は向きを変えると即座にコントロールショットを放ち、これが決まった。
PKでもCKでもない、流れの中で決めることができたのは今後の試合に向けても大きな試金石となった。乾貴士のデュエル勝率が高パフォーマンスを保っており、セネガルもFWサディオ・マネがなんと全勝。しかし、FWニアンやDFサバリが勝率30%とやや問題となっている。
前半1-1で終えたセネガル代表は、後半になって4-3-3から4-1-4-1へとフォーメーションを変えた。シュートが決まらないこともあるのだろうが、日本のパスワークにディフェンス陣が翻弄されているという点もポイントとしてはあげられる。日本代表もセネガル代表も、後半特に15分を超えたところから選手交代に伴う戦術の変更や試合終盤にむけての流れがつくられていくもののやや重心が後ろにずれたセネガルをどう攻略していくかが鍵となる。
19歳のRSBワゲに勝越弾を許してしまった。日本は右サイドからクロスを放たれると、酒井宏樹がコースを絞る。柴崎岳が対応し、逆サイドへ流したものの、長友佑都が内へと絞ってきてしまっており、ウイングゾーンとハーフスペースゾーンが空いた。乾貴士が気がつくも遅く、勝ち越しを許してしまった。