ロシアW杯が開幕してから、現在11試合が終了した。開幕戦ロシア代表がサウジアラビア代表に5ゴールという驚きの結果に始まり、前回大会優勝のドイツ代表がメキシコ代表に破れ、ポルトガル代表のFWクリスティアーノ・ロナウドがスペイン代表相手にハットトリックを達成、アルゼンチン代表FWメッシがPKを外すなど序盤にして波乱が起きている。……これがW杯。どの試合も目が離せない。
11試合が終了した時点で全25ゴールが生まれた。ゴールを決めた選手も重要だが、そのチャンスを創り出した選手も見逃せない。
今回は、チャンス創出回数が現在最も多い5回を記録している4人の選手を紹介する。この4人の選手を次の試合から注目してみるのも良いのかもしれない。
MF アレクサンドル・ゴロビン(ロシア代表)
まずはロシア代表のMFゴロビン。現在22歳。本田圭佑も所属したことのあるロシアのCSKAモスクワに所属。
開幕戦のサウジアラビア戦にて1ゴール2アシストを記録。この試合チームトップのタッチ数(65回)、デュエル回数(20回)を誇り、チームの勝利に貢献した。
MF マクシミリアーノ・メサ(アルゼンチン代表)
アルゼンチンのCAインデペンディエンテに所属する26歳のメサ。アイスランド戦でのタッチ数は65回とチーム内では多くないものの、その中で5回のチャンスを創り出した。クラブでも18試合で3ゴール4アシストを記録。
DF ヨシュア・キミッヒ(ドイツ代表)
バイエルン所属の23歳。メキシコ戦では右サイドバックで出場。この試合トップの103回のタッチ数を記録した。元ドイツ代表のDFラームと同じポジションということから「ラーム2世」と呼ばれることも。基本的な技術はもちろん、戦術理解度も高い。
FW トーマス・ミュラー(ドイツ代表)
バイエルン所属の28歳。メキシコ戦タッチ数は69回。チーム内2位のクロス数7本。得点力もさることながら献身的な守備や、チャンスメイクもできるFW。リーグ戦では29試合8ゴール16アシストと得点よりもアシストが多かった。