▽16日、FIFAワールドカップ2018ロシア大会グループC初戦、ペルーvsデンマークがモルドバ・アリーナ(サランスク)で行われ、0-1でデンマークが勝利した。
▽36年ぶり、9大会ぶりのW杯出場を果たしたペルー代表は、エースのFWパオロ・ゲレーロ(フラメンゴ)をベンチスタートに。代わりにFWジェフェルソン・ファルファン(ロコモティフ・モスクワ)が1トップに入った。
▽一方、2大会ぶりのW杯出場となったデンマーク代表は、主将のDFシモン・ケアー(セビージャ)、MFクリスティアン・エリクセン(トッテナム)、FWユスフ・ポウルセン(ライプツィヒ)といった選手らがスタメンに名を連ねた。
▽試合開始直後からペルーが攻勢を仕掛ける。7分、ペルーMFジョトゥーンのミドルシュートが枠を捉えれば、11分にもクエバがエリア外から強烈なミドルシュートでゴールを狙う。しかし、コノシュートは枠外へと飛んでいった。
▽12分、右サイドのFWカリージョがカットインし左足のシュート。これはデンマークGKシュマイケルに阻まれる。そんな中、35分にデンマークMFクビストが、相手選手との競り合いの際に負傷しプレー続行が不可能になる。代わりにシェーネがピッチへと登場した。
▽そのわずか7分後、ペルー代表に先制のチャンスが訪れる。エリア内に侵入したクエバがポウルセンに倒されPKを獲得。キッカーはファウルを受けたクエバ。しかし、シュートは枠の上へ大きく外れて先制ならず。試合はこのまま0-0で前半が終了。
▽後半開始直後もペルーペースで試合が進むが59分、劣勢だったデンマークが先制に成功する。自陣からのカウンターで、エリクセンのスルーパスに反応したポウルセンが、GKとの1対1を制して先制ゴールを記録した。
▽1点を追う展開となったペルー代表は、フローレスを下げてベンチスタートだった”エース”ゲレーロを投入。すると、ここからペルー代表の猛攻が始まる。64分にはカリージョのクロスにゲレーロが頭で合わせるも、これはGK正面。さらに78分には、エリア内中央でクエバからのパスを受けたゲレーロがヒールシュート。しかし、このシュートは惜しくも枠の右へと外れた。
▽83分には、右サイドのカリージョが個の力でデンマークディフェンスの間を突破。エリア内にいたファルファンへクロスをあげシュートを放つも、またしてもシュマイケルのビックセーブに阻まれる。試合はこのまま0-1で終了。ワンチャンスをものにしたデンマーク代表が貴重な勝ち点「3」を獲得した。一方、敗れたペルー代表にとっては、厳しいスタートとなった。
▽勝利したデンマーク代表のグループ第2戦は、6月21日(木)のオーストラリア代表戦。敗れたペルー代表のグループ第2戦は、6月21日(木)のフランス代表戦となっている。
0-1 ユスフ・ポウルセン(59′)