Evolving Data Labo

【選手紹介】ビッグクラブが注目!欧州主要リーグ以外でプレーする有望株たち(2019年秋編)

1年以内にステップアップする可能性が高い選手を集めてみました

▽2019-20シーズンが開幕してからおよそ3ヶ月。巷では早くも冬の移籍、来夏の移籍の噂が飛び交っている。今回、「Evolving Date」では一足先に直近の移籍市場を賑わせそうな有望株を独自に厳選。これを観て移籍市場を予習しよう。

● ドミニク・リバコビッチ(Dominik Livakovic)
代表:クロアチア代表
Pos :GK
生年月日:1995/1/9(25歳)
身長/体重:187cm/79kg
所属:ディナモ・ザグレブ(クロアチア)
獲得が噂されるクラブ:マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)、ガラタサライ(トルコ)

▽クロアチア代表の新守護神。18年夏に行われたロシアW杯で優勝に貢献したGKダニエル・スバシッチ(モナコ)と同じNKザダルの下部組織で育成され、16年夏に同じザグレブに本拠地を置くNKザグレブからディナモ・ザグレブに加入。同シーズン途中からスタメンに定着し、これまで出場した試合の半分以上でクリーンシートを達成するなど圧倒的なパフォーマンスをみせている。ロシアW杯ではスバシッチ、ロヴレ・カリニッチ(アストン・ビラ)に次ぐ3番手GKとして帯同。大会終了後にスバシッチが代表引退し、正GKの座はカリニッチに渡った。しかし、カリニッチが所属クラブで構想外となり、6月に行われたEURO予選ウェールズ戦からリバコビッチが正GKに抜擢。前者を上回るパフォーマンスをみせて代表守護神の座を完全に射止めた。19年夏には当時ダビド・デ・ヘアの後継者を探していたマンチェスター・ユナイテッドが獲得に関心を示していた。

● ウグルカン・チャクル(Ugurcan Cakir)
代表:トルコ代表
Pos :GK
生年月日:1996/4/5(24歳)
身長/体重:191cm/78kg
所属:トラブゾンスポル(トルコ)
獲得が噂されるクラブ:アーセナル、トッテナム、ニューカッスル、リバプール(イングランド)

▽プレミアリーグのクラブが揃って関心を寄せる将来のトルコ代表正守護神候補。トラブゾンスポルの下部組織出身のチャキルは、2018-19シーズン途中に正GKに抜擢。チームはシーズンを通じてリーグ戦で7敗を喫しているが、チャクルが出場した20試合で敗れた試合はわずか1試合だった。同シーズン終了直後に行われた国際親善試合ギリシャ戦でA代表デビュー。1700万ポンドの移籍金を用意しているとされるニューカッスルをはじめ、守護神ウーゴ・ロリスをケガで欠くトッテナムも獲得に本腰を入れているとされる。

● ルベン・ディアス(Ruben Dias)
代表:ポルトガル代表
Pos :CB
生年月日:1997/5/14(23歳)
身長/体重:186cm/76kg
所属:ベンフィカ(ポルトガル)
獲得が噂されるクラブ:マンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)
*2020/9/20にマンチェスター・シティへの完全移籍が発表されました。

▽マンチェスター勢が強い関心を示すポルトガル代表の守備の要。育成の名門であるベンフィカの下部組織で、同じくベンフィカの下部組織出身であるビクター・リンデロフがマンチェスター・ユナイテッドへと移籍した17年夏よりトップチームに昇格。昇格即スタメンに定着し、同シーズンの後半戦にはポルトガル代表に初選出。ロシアW杯後に行われたポルトガル代表の公式戦には全試合に出場しており、22歳にして国際経験も豊富な点もビッククラブからの評価が高い理由である。同選手に対しては守備陣にケガ人が相次いでいるマンチェスター・シティや控えの守備陣を刷新したいマンチェスター・ユナイテッドが獲得に関心を示している。








● トマーシュ・ソーチェク(Tomas Soucek)
代表:チェコ代表
Pos :DMF
生年月日:1995/2/27(25歳)
身長/体重:192cm/86kg
所属:スラヴィア・プラハ(チェコ)
獲得が噂されるクラブ:?

*2020/1/29にウェストハムへのローン移籍が発表されました。
*2020/7/28にウェストハムへの完全移籍が発表されました。

▽空中戦の強さなら世界で5本の指に入ってもおかしくない大型ボランチ。これまで数々のチェコ代表選手を輩出してきたスラヴィア・プラハの下部組織出身で、14年夏にトップチームに昇格。レンタル移籍より復帰した2017-18シーズンよりトップチームでポジションを掴むとチームの2位フィニッシュに大きく貢献。続く2018-19シーズンはPKキッカーを務めたこともあり、公式戦49試合で18ゴールと得点を量産した。17年夏より主力に定着したチェコ代表では、同じくスラヴィア・プラハ育ちのアレックス・クラール(スパルタク・モスクワ)と不動の中盤を形成。金星を挙げたEURO予選イングランド戦では、ハリー・マグワイアやマイケル・キーンといった190cm超えのイングランドの巨漢CB相手に殆どの空中戦で競り勝ち勝利に大きく貢献した。キャプテンシーも兼ね備えており、ビッククラブは評価が急激に上がるEURO2020開幕前に獲得するべきだと考える。

● サンダー・ベルゲ(Sander Berge)
代表:ノルウェー代表
Pos :DMF/CMF
生年月日:1998/2/14(22歳)
身長/体重:190cm/88kg
所属:ゲンク(ベルギー)
獲得が噂されるクラブ:マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)、フィオレンティーナ(イタリア)など

*2020/1/30にシェフィールド・ユナイテッドへの完全移籍が発表されました。

▽強靭なフィジカルが持ち味の大型ボランチ。17年冬に母国のヴァレレンガからゲンクに加入すると即スタメンに定着。同年3月に19歳の若さでノルウェー代表に選手されると、A代表でもその実力を遺憾なく発揮している。多くのビッククラブが獲得に関心を示すが、度重なる負傷により未だゲンクの要求する2500万ユーロの移籍金を出すと決断したクラブは現れていない。20年冬には同胞のスールシャール監督率いるマンチェスター・ユナイテッドやフィオレンティーナが獲得に興味を示しているという報道が飛び交っているが真相は果たして?

● マティアス・ノーマン(Mathias Normann)
代表:ノルウェー代表
Pos :CMF
生年月日:1996/5/28(24歳)
身長/体重:179cm/75kg
所属:ロフトフ(ロシア)
獲得が噂されるクラブ:マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)

▽2019-20シーズンにブレイクを遂げたノルウェーの新星。17年夏に母国のボデ/グリムトからブライトンに加入したノーマンだったが、トップチームで1試合も出場しないまま19年冬にロストフへ完全移籍で放出。するとイングランドで芽を開かなかった才能が開花。不動のレギュラーに定着し、19年9月にはノルウェー代表に初選出。デビュー2戦目となったルーマニア戦では後半ロスタイムに貴重な同点ゴールをアシストした。ノーマンに対しては同胞のスールシャール監督率いるマンチェスター・ユナイテッドが2000万ポンドの移籍金を用意しているとの報道が浮上。その才能を約150万ポンドという安価で早々に放出してしまったブライトンは頭を抱えているだろう。

● イルザット・アフメトフ(Ilzat Akhmetov)
代表:ロシア代表
Pos :CMF
生年月日:1997/12/31(22歳)
身長/体重:172cm/65kg
所属:CSKAモスクワ(ロシア)
獲得が噂されるクラブ:アーセナル(イングランド)、ローマ(イタリア)

▽エースのフョードル・チャロフと共にビッククラブから熱視線を受ける神童。キルギスでウイグル人の両親の間に生まれたアフメトフは11歳でロシアに移住。14年冬にルビン・カザンのセカンドチームに加入し、トップチームでも34試合に出場。しかし、18年夏にルビン・カザンと契約満了となりフリーに。ゼニト・サンクトペテルブルクやCSKAモスクワのトライアウトに参加し、CSKAモスクワと4年契約を結んだ。開幕戦で新天地デビューを飾ると、その後はケガや出場停止による欠場を除く全試合に出場。19年3月にはロシア代表に初選出され、U-21代表に専念しているFWチャロフ不在時は背番号10を着用している。

● ダニエル・ポデンセ(Daniel Podence)
代表:ポルトガル代表
Pos :SMF
生年月日:1995/10/21(24歳)
身長/体重:165cm/58kg
所属:オリンピアコス(ギリシャ)
獲得が噂されるクラブ:アーセナル(イングランド)

*2020/1/30にウォルバーハンプトンへの完全移籍が発表されました。

▽エデン・アザールと比較されるオリンピアコスの背番号10。母国のベレネンセス、スポルティングで育成され長くBチームを主戦場にプレー。2016-17シーズン前半にレンタル移籍したモレイレンセで結果を残すと、後半戦はスポルティングに戻りトップチームで多くの出場機会を得た。しかし、18年夏に発生した選手襲撃事件によりクラブを退団(後に700万ユーロの移籍金が支払われた)。ギリシャのオリンピアコスへと活躍の場を移し、加入初年度からスタメンに定着。2019-20シーズンはプレーオフの末にUEFAチャンピオンズリーグの出場権を掴み、グループステージ第1節トッテナム戦ではCL初ゴールを決めた。冬の移籍市場でトッテナムのライバルクラブであるアーセナルが2150万ポンドの移籍金で獲得を目指しているとされる。

● ダニ・オルモ(Dani Olmo)
代表:スペインU-21代表
Pos :SMF
生年月日:1998/5/7(22歳)
身長/体重:179cm/72kg
所属:ディナモ・ザグレブ(クロアチア)
獲得が噂されるクラブ:バルセロナ、レアル・マドリード、アトレティコ・マドリード(スペイン)、マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)など

*2020/1/25にライプツィヒへの完全移籍が発表されました。

▽ビッククラブが揃って関心を寄せるバルセロナ産の逸材。エスパニョールとバルセロナの下部組織で育成され、Bチーム昇格直前の14年夏にディナモ・ザグレブへ移籍。2017-18シーズンより主力選手に定着し、翌2018-19シーズンは20歳ながらリーグMVPに輝いた。19年夏に行われたU-21欧州選手権ではレギュラーとして優勝に大きく貢献。大会ベスト11にも輝き、古巣バルセロナやレアル・マドリード、マンチェスター・ユナイテッド、リバプール、トッテナムなどが獲得に強い関心を示している。20年夏に行われる東京五輪にも出場濃厚だ。









● ビクトル・ツィガンコフ(Viktor Tsyhankov)
代表:ウクライナ代表
Pos :SMF
生年月日:1997/11/14(21歳)
身長/体重:177cm/69kg
所属:ディナモ・キエフ(ウクライナ)
獲得が噂されるクラブ:ローマ(イタリア)

▽ウクライナが待ち望んでいた”シェフチェンコ2世”。ディナモ・キエフの下部組織出身で16年夏にトップチームに昇格。すぐに主力選手に定着し、同年11月に母国の英雄であるアンドリー・シェフチェンコ率いるA代表に飛び級で選出された。リーグ戦22試合で11ゴール6アシストを記録した2018-19シーズンはリーグ最優秀選手に選出。また、ルスラン・マリノフスキー(アタランタ)やマルロス(シャフタール)らを抑えて2018年のウクライナ年間最優秀選手にも選出された。ウクライナ代表は既にEURO2020出場を決めており、同大会のダークホースとして期待される。

● ドミニク・ショボスライ(Dominik Szoboszlai)
代表:ハンガリー代表
Pos :SMF/CMF/OMF
生年月日:2000/10/25(19歳)
身長/体重:186cm/74kg
所属:ザルツブルク(オーストリア)
獲得が噂されるクラブ:アーセナル、リバプール(イングランド)など
*本来、ハンガリー人は日本人同様に「性・名」の順だが、今回は他の欧州諸国に従い「名・性」で表記する。

▽16歳でハンガリー代表に初招集された神童。ヴィデオトンの下部組織で育成され、ハンガリーの年代別代表で活躍。17年3月にザルツブルクの下部組織へと移籍し、同年6月に出場はなかったがハンガリー代表に初選出された。2017-18シーズンよりザルツブルクのセカンドチームであるリーフェリングでプレーし、在籍した1年半で公式戦42試合16ゴールを記録。2018-19シーズン後半よりトップチームに定着し、2019-20シーズンのUCLグループステージ第1節ゲンク戦でUCL初ゴールを決めた。同選手に対してはかつてザルツブルクに在籍していたサディオ・マネが在籍するリバプールやアーセナルといったプレミア勢が獲得に関心を示している。

● ドニエル・マレン(Donyell Malen)
代表:オランダ代表
Pos :CF
生年月日:1999/1/19(21歳)
身長/体重:179cm/78kg
所属:PSV(オランダ)
獲得が噂されるクラブ:バルセロナ、レアル・マドリード(スペイン)、アーセナル(イングランド)など

▽将来のオランダ代表エース候補。アヤックスの下部組織出身で15年夏から2年間アーセナルの下部組織でプレーしていた経験がある。17年夏にPSVへ完全移籍を果たすと、2018-19シーズンよりトップチームに定着。限られた出場時間の中で10ゴールを記録し、古巣のアーセナルを始めとする多くのビッククラブが獲得に感心を示した。19年夏にエースのルーク・デ・ヨングがセビージャに移籍したことに伴いレギュラーに定着。同年9月にはオランダ代表に初選出され、デビュー戦となったドイツ戦で決勝ゴールを記録するなど伸び盛りのストライカーだ。

● アルフレッド・モレロス(Alfredo Morelos)
代表:コロンビア代表
Pos :CF
生年月日:1996/6/21(24歳)
身長/体重:177cm/79kg
所属:レンジャーズ(スコットランド)
獲得が噂されるクラブ:アストン・ビラ、クリスタル・パレス(イングランド)

▽2018-19シーズンのスコットランドリーグ得点王。16年にフィンランドへと渡りHJKヘルシンキに加入したモレロスは、現在セレッソ大阪でプレーする田中亜土夢とホットラインを形成しゴールを量産。17年夏にスコットランドの強豪レンジャーズに移籍し、加入初年度からエースとしてゴールを量産。2018-19シーズンは18ゴールを記録しリーグ得点王に輝いた。同選手に対しては同胞のファン・パブロ・アンヘルがかつて在籍していたアストン・ビラをはじめ、クリスタル・パレスなどプレミアリーグのクラブが獲得に乗り出している。

● オドソンヌ・エドゥアール(Odsonne Edouard)
代表:フランスU-21代表
Pos :CF
生年月日:1998/1/16(22歳)
身長/体重:187cm/83kg
所属:セルティック(スコットランド)
獲得が噂されるクラブ:アーセナル、マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)、ナポリ(イタリア)

▽ムサ・デンベレ(リヨン)の背中を追うセルティックのエース。11年にパリ・サンジェルマンの下部組織に加入し、U-19チームでは2シーズンで60ゴール以上を記録するなど絶対的なエースとして注目を浴びた。その後、トゥールーズへのレンタル移籍を経て18年冬にセルティックに加入。当初から移籍が噂されていたデンベレの後釜として期待に応え、2018-19シーズンはリーグ戦で15ゴールを記録した。また、フランスの年代別代表でも各世代で絶対的なエースに君臨しており、15年に行われたU-17欧州選手権では優勝に導くと同時に、出場した5試合で8ゴールを記録し得点王とMVPに輝いた。中でも決勝ドイツ戦でのハットトリックは圧巻のパフォーマンスであった。

● ティノ・カデウェレ(Tino Kadewere)
代表:ジンバブエ代表
Pos :CF/OMF
生年月日:1996/1/5(24歳)
身長/体重:183cm/72kg
所属:ル・アーヴル(フランス)
獲得が噂されるクラブ:?

2020/1/23にリヨンへの完全移籍が発表されました。(2019-20シーズンはル・アーヴルでプレー)

▽多くの名選手を輩出していたル・アーヴルで得点を量産するジンバブエ代表FW。15年夏にスウェーデンのユールゴーデンに加入したカデウェレは、2016シーズンから出場機会を確保。2018シーズン前半にゴールを量産し、同年夏にフランス2部のル・アーヴルへと活躍の場を移した。移籍初年度はケガの影響もあり不完全燃焼に終わったが、2019-20シーズンは得点能力が開花。第11節終了時点で得点ランキング1位の11ゴールを記録。早ければ20年冬にも1部のクラブからの引き抜きの可能性があると予想される、








● ヴェダト・ムリキ(Vedat Muriqi)
代表:コソボ代表
Pos :CF
生年月日:1994/4/24(26歳)
身長/体重:194cm/92kg
所属:フェネルバフチェ(トルコ)
獲得が噂されるクラブ:トッテナム、(イングランド)、アトレティコ・マドリード(スペイン)、ラツィオ(イタリア)

*2020/9/15にラツィオへの完全移籍が発表されました。

▽EURO初出場を目指すコソボ代表のエース。長くコソボや生まれ育ったアルバニアのクラブでプレーし、14年夏にトルコ2部のギレスンスポルに加入。加入2シーズン目となった2015-16シーズンにリーグ戦33試合17ゴールを記録し、16年夏に1部のゲンチレルビルリイに引き抜かれた。しかし、1部では全く結果を残せず18年冬に当時2部に所属していたコンヤスポルに完全移籍すると得点力が開花。2部で16試合8ゴール、1部へと昇格した2018-19シーズンはリーグ戦34試合で得点ランキング2位となる17ゴールを記録しブレイク。19年夏にトルコの強豪であるフェネルバフチェに引き抜かれた。16年にデビューしたコソボ代表ではエースに君臨。EURO2020予選では4試合連続ゴールを記録し、中でもイングランド戦では1ゴール2アシストの活躍を披露。ジョレンテの退団に伴いハリー・ケイン以外のFWのオプションに欠けるトッテナムはこの選手を獲得するべきだろう。

● アレクサンドル・ソボレフ(Aleksandr Sobolev)
代表:ロシア代表
Pos :CF
生年月日:1997/3/7(23歳)
身長/体重:195cm/86kg
所属: クリリヤ・ソヴェトフ・サマーラ(ロシア)
獲得が噂されるクラブ:アーセナル、マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)、ドルトムント(ドイツ)

*2019/1/29にスパルタク・モスクワへの完全移籍が発表されました。

▽2018-19シーズンに突如としてブレイクしたロシア代表の新星。トム・トムスクの下部組織で育成され、17年冬にトップチームに昇格。2017-18シーズンに2部で12試合8ゴールを記録したことにより、18年冬に1部のクリリヤに引き抜かれた。しかし、クリリヤではポジションを掴むことが出来ず、2018-19シーズン後半はエニセイ・クラスノヤルスクにレンタル移籍してプレーした。19年夏にクリリヤのエースであった元ベラルーシ代表FWセルゲイ・コルニレンコの現役引退に伴い、ソボレフの状況は一変。先発に固定されるようになり、第13節終了時点で得点ランキング1位の10ゴールを記録。同年10月にはロシア代表から初招集を受けるなど、現在ロシア人で最も勢いのあるストライカーである。

● アーリング・ブラウト・ハーランド(Erling Braut Håland)
代表:ノルウェー代表
Pos :CF
生年月日:2000/7/21(20歳)
身長/体重:194cm/87kg
所属:ザルツブルク(オーストリア)
獲得が噂されるクラブ:アーセナル、マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)バルセロナ、レアル・マドリード(スペイン)など
*2019/12/29にドルトムントへの完全移籍が発表されました。

▽19年夏に行われたU-20W杯得点王。リーズやマンチェスター・シティなどでも活躍した元ノルウェー代表MFアルフ=インゲ・ハーランド氏を父に持つ。母国のブリンの下部組織で育成され17年2月に強豪モルデに引き抜かれた。2018シーズンはリーグ戦25試合に出場し、フィジカルの強さを全面に押し出すプレーで12ゴールを記録。19年1月にオーストリアのザルツブルクへと引き抜かれた。ザルツブルク移籍後は長らく出場機会に恵まれなかったが、シーズン終了間際の第30節LASK戦でチームを勝利に導く移籍後初ゴールを記録した。シーズン終了後に行われたU-20W杯ではホンジュラス戦で大会新記録となる9ゴールを記録し大会得点王に輝いた。2019-20シーズンからはエースだったモアネス・ダブールがセビージャに移籍したこともありレギュラーに定着。リーグ戦では開幕から得点ランキング1位を独走し、UEFAチャンピオンズリーグではCL史上初となるデビュー3戦で6ゴールを記録している。