イングランド・プレミアリーグのエバートンでプレーするトルコ代表FWジェンク・トスンのプレースタイルやエピソード、これまでのキャリアなどを振り返る。
- 【選手紹介】ジェンク・トスンのプレースタイルと選手紹介
- 【選手紹介】ジェンク・トスンのプロフィール
- 【ヒストリー】幼少期からプロ選手になるまで
- 【ヒストリー】トルコでプロデビュー
- 【ヒストリー】トルコ屈指の強豪へ移籍
- 【ヒストリー】エースとしてリーグ2連覇に貢献
- 【ヒストリー】古豪エバートンへ完全移籍
- 【ディスコグラフィー】紹介動画
- 【ディスコグラフィー】年度別出場成績
- 【ディスコグラフィー】パラメータ・能力値※制作中
- 【年度別来歴】プロキャリア※制作中
- 【年度別来歴】アマチュア時代の評価※制作中
- 【年度別来歴】代表歴※制作中
- 【選手評価】スタッツ※制作中
- 【選手評価】市場価値※制作中
- 【選手評価】能力値変遷※制作中
ジェンク・トスンのプレースタイルと選手紹介
巧みなポストプレーでチャンスを演出し、自らもミドルシュートや頭など多彩なフィニッシュワークが持ち味の万能型FW。エバートン加入後は厳しいプレスや相手GKのビックセーブの影響を受けてゴールのペースが落ちている。
背番号は「23」を好んで着用する。理由はバスケットボール界の”レジェンド”マイケル・ジョーダン氏の大ファンであるから。19年1月に香川真司がベシクタシュへ移籍した際には、「23番を大切にしてね。今回の移籍はあなたに大きな幸運をもたらしてくれると信じているよ。」とコメントした。
2018年5月にトルコの大統領レジェップ・タイイップ・エルドアン氏をメスト・エジル、イルカイ・ギュンドアンと共に訪問。現在ドイツでは極右政党が野党第一党となっていることもあり、エジルとギュンドアンはドイツ国内で激しくバッシングを受けた。
2018年6月に行われた国際親善試合チュニジア戦に主将として出場。1ゴールを決めたのだが、失点直後の60分にサポーターと口論になり罵声と首切りのジェスチェーを浴びせて一発退場に。激昂した理由はこの試合を観戦していた父親にサポーターが投げた発煙筒が当たったからだとのこと。本人は「理由はともかく、脅迫めいた行為をやるべきではなかった。謝りたい。このようなことは二度としないと約束する。」と謝罪した。
2016年に結婚。2018年10月17日に第一子が誕生した。Instagramでは妻や子供との仲睦まじい様子が伺えます。ぜひフォローを!
ジェンク・トスンのプロフィール
選手名 | ジェンク・トスン(Cenk Tosun) |
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ポジション | CF |
出身 | ヴェッツラー/ドイツ |
年齢/生年月日 | 28歳/1991年6月7日 |
身長・体重 | 183cm・76kg |
現所属チーム/背番号/利き足 | エバートン(イングランド)/14/右足 |
代表/デビュー年 | トルコ代表/2013年10月15日 |
過去所属 | フランクフルト、ガジアンテップスポル、ベシクタシュ |
クラブ・代表タイトル | スュペル・リグ優勝:2回 |
個人タイトル | なし |
幼少期からプロ選手になるまで
ジェンク・トスンは1991年6月7日にドイツのヴェッツラーで生まれた。メスト・エジルやイルカイ・ギュンドアンらと同じトルコ系移民をルーツに持つ。父親のセノールもサッカー選手を夢見るサッカー少年であったそうだが、家計に余裕がなく15歳で夢を諦め仕事に就いたそうだ。このこともありセノールは幼い頃から頻繁に息子であるジェンク・トスンに元アルゼンチン代表FWガブリエル・バティストゥータのプレー映像を観させるなどサッカーと触れる機会を多く作った。これらが実りジェンク・トスンは地元のラウンハイムの下部組織入団。3年後にはフランクフルトの下部組織へとステップアップを果たすのであった。
トルコでプロデビュー
2006年からは年代別のドイツ代表に選出。フランクフルトの下部組織でも突出した成績を残すなどドイツ国内でも注目を浴びるFWへと成長を遂げた。しかし、トップチームへ昇格することがないまま11年1月に出場機会を求めてトルコのガジアンテップスポルへ完全移籍。すると加入直後からスタメンの座を射止める、リーグ戦14試合で10ゴール6アシストと期待を大きく上回る活躍をみせたのだ。また加入してからおよそ1カ月後の2月に国籍をトルコへと変更すると発表。3月にA代表から初選出を受けた。クラブではその後もエースとして最前列に君臨。結果的にガジアンテップスポルに在籍した3シーズン半で公式戦122試合44ゴールを記録したのであった。
トルコ屈指の強豪へ移籍
2014年夏、トルコの強豪ベシクタシュへフリートランスファーで移籍すると発表された。背番号はガジアンテップスポル時代と同じ「23」を選択。加入初年度の2014-15シーズンは元セネガル代表FWデンバ・バが、続く2015-16シーズンは元ドイツ代表FWマリオ・ゴメスがスタメンに抜擢されていたためトスンは主にスーパーサブとして起用されていた。出場機会こそ限られていたトスンだったが、この2シーズンは彼らから多くのことを学べたとても貴重な機会であったと後のインタビューで語っている。
エースとしてリーグ2連覇に貢献
2015-16シーズンのリーグ得点王に輝いたマリオ・ゴメスがレンタル満了でチームを退団したことに伴いトスンが1番手のFWに抜擢。前シーズンまで2番手FWとして起用されていたトスンだったが、その中で公式戦17ゴールと限られた出場機会でゴールを重ねていたことが評価された結果であった。すると開幕から3試合連続ゴールを奪うなど、前シーズン得点王の不在の不安を払拭するパフォーマンスを披露。結果的にリーグ戦33試合で20ゴールを奪いチームのリーグ2連覇に大きく貢献したのであった
続く2017-18シーズンも不動のエースとして最前列に君臨。UEFAチャンピオンズリーグで6試合4ゴールを記録したこともあり多くのビッククラブから注目が集めることとなった。
古豪エバートンへ完全移籍
2018年1月5日、イングランドのエバートンが2700万ポンド(約38億円)で獲得したと発表した。夏にマンチェスター・ユナイテッドへ移籍したロメル・ルカクの後釜にサンドロ・ラミレスを獲得していたエバートンだったが、同選手はプレミアリーグのプレースタイルに全く合わず半年で活躍の場をスペインへと戻していたことがトスンの獲得に大きく影響した。ルカクの後継者として期待されていたトスンだったが、移籍後初ゴールはデビューから7試合目のバーンリー戦と結果を残すまでに少々時間を擁した。するとこの試合から3試合連発でゴールを記録。遂にルカクの後継者が見つかったと思われたが、その後はやや沈黙。2018-19シーズンは監督がマルコ・シウバへと交代したこともあり、徐々にスタメンの回数が減ってきている。ボールを収めて起点となれる選手なだけに、もう少しゴールの数を増やして自分の存在価値を証明して欲しいところだ。
カルロス・アンチェロッティ監督が就任後、エバートンで構想外となり2020年1月にクリスタル・パレスへとレンタル移籍。デビュー2戦目で移籍後初ゴールを記録するなど即戦力としての仮着が期待されたが、3月初旬にトレーニングでヒザを負傷。シーズン絶望が確定し、エバートンへの早期復帰が発表された。
ジェンク・トスンの動画
年度別出場成績
プレミアリーグ 5試合1ゴール0アシスト
EFLカップ 3試合0ゴール3アシスト
プレミアリーグ 5試合1ゴール0アシスト
プレミアリーグ 19試合2ゴール3アシスト
FAカップ 2試合1ゴール0アシスト
EFLカップ 2試合0ゴール0アシスト
スュペル・リグ 16試合8ゴール1アシスト
UCL 6試合4ゴール2アシスト
トルコ・カップ 1試合1ゴール0アシスト
プレミアリーグ 14試合5ゴール0アシスト
スュペル・リグ 33試合20ゴール4アシスト
UCL 6試合1ゴール0アシスト
EL 6試合3ゴール0アシスト
トルコ・カップ 1試合0ゴール0アシスト
スュペル・リグ 29試合8ゴール4アシスト
EL 6試合2ゴール1アシスト
トルコ・カップ 8試合7ゴール0アシスト
スュペル・リグ 18試合5ゴール0アシスト
UCL予選 4試合0ゴール0アシスト
EL 4試合1ゴール0アシスト
トルコ・カップ 2試合3ゴール0アシスト
スュペル・リグ 31試合13ゴール6アシスト
トルコ・カップ 1試合1ゴール0アシスト
スュペル・リグ 32試合10ゴール8アシスト
トルコ・カップ 3試合1ゴール0アシスト
スュペル・リグ 32試合6ゴール2アシスト
EL予選 4試合0ゴール0アシスト
トルコ・カップ 1試合1ゴール0アシスト
スュペル・リグ 14試合10ゴール6アシスト
トルコ・カップ 4試合2ゴール0アシスト
ブンデスリーガ 1試合0ゴール0アシスト
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