Evolving Data Labo

【リーグ紹介】代表クラスがずらり!”中東”サウジアラビアでプレーする大物選手(2018-19)

日本や中国の陰で密かにブームとなっている「サウジアラビア」


▽元スペイン代表のMFアンドレス・イニエスタやFWフェルナンド・トーレス、FWダビド・ビジャらがJリーグで、元ブラジル代表FWフッキやMFオスカル、現役ブラジル代表MFパウリーニョらが中国でプレーするなど大物外国籍選手が参戦することで「アジアサッカー」が世界中で注目を浴び初めている。

▽今回、「Evolving Data」が注目したのは”中東”サウジアラビア。前述した選手と比較するとややネームバリューに劣るが、ロシアW杯後から多くの代表選手がサウジアラビアに活躍の場を移している。その証拠に”サウジアラビア代表”の選手以外で、今回紹介する4クラブでプレーするロシアW杯に出場した選手が「11名」もいるのだ。その内10名が大会後にサウジアラビアへと渡った選手であり、密かに中東ブームが訪れていることがわかるだろう。

▽今回は代表選手が集中している「4つ」のクラブの選手を紹介!サッカーマニアならきっと知っている選手が盛りだくさん!

*詳細に紹介するため全員で「21名」と”やや多め”に選出しております。名前を確認するだけでも構わないのでぜひ読んでください!

【アル・ヒラル】
監督:ジョルジェ・ジェズス

《クラブ紹介》
国内リーグ2連覇中のサウジアラビア有数の強豪クラブ。AFCアジアカップには最多の6名のサウジアラビア代表選手を派遣している。現在、監督務めるのはベンフィカやスポルディングなどポルトガル有数の強豪クラブを率いていたジョルジェ・ジェズス氏だ。2018-19シーズンは、大型補強も実り3連覇に向け順調に勝ち点を積み重ねている。

《注目選手》
● アルベルト・ボティア(Alberto Botía)
代表:元スペイン代表
Pos :CB
生年月日:1989/1/27(29歳)
身長/体重:187cm/80kg
前所属:オリンピアコス(ギリシャ)


*オリンピアコス在籍時

▽昨季、ギリシャの名門オリンピアコスで主将を務めた元スペイン代表DF。ユース時代を過ごしたバルセロナでは出場機会に恵まれなかったが、その後移籍したスポルティング・ヒホンやセビージャ、エルチェでは主力としてプレー。14年夏にオリンピアコスに移籍し、不動のCBとして3度のリーグ優勝に貢献した。アル・ヒラル加入後は出場停止処分となった試合を除いて全試合で先発フル出場を果たしている。

● ミロシュ・デゲネク(Milos Degenek)
代表:オーストラリア代表 *ロシアW杯メンバー
Pos :CB
生年月日:1994/4/28(24歳)
身長/体重:182cm/72kg
前所属:レッドスター(セルビア)

*オーストラリア代表

▽2017年冬から18年夏まで1年半横浜F・マリノスでプレーしたオーストラリア代表DF。17歳の時にドイツへと渡り育成の名門シュツットガルトの下部組織に入団。その後1860ミュンヘンと横浜・Fマリノスを経て出生地であるセルビアの強豪レッドスターに入団。不動のレギュラーとしてプレーし、わずか半年間の在籍ながら公式戦33試合に出場。AFCアジアカップ2019にオーストラリア代表として参加中にアル・ヒラルからの高額オファーをレッドスターが受けて大会終了後のサウジアラビア移籍が決定した。

● アンドレ・カリージョ(André Carrillo)
代表:ペルー代表  *ロシアW杯メンバー
Pos :RWG/LWG
生年月日:1991/6/14(27歳)
身長/体重:182cm/78kg
前所属:ワトフォード(イングランド)*ベンフィカ(ポルトガル)からのレンタル移籍


*ペルー代表

▽ロシアW杯で3試合1ゴールを記録したペルー代表の快速WG。11年夏から17年夏にかけてポルトガルの強豪クラブであるスポルティングとベンフィカでプレー。昨季はイングランドのワトフォードでプレーし、ロシアW杯のメンバーにも選出された。ロシアW杯後にアル・ヒラルに加入。加入直後からレギュラーとしてチームの攻撃陣を牽引している。

● バフェティンビ・ゴミス(Bafétimbi Gomis)
代表:元フランス代表
Pos :CF
生年月日:1985/8/6(33歳)
身長/体重:184cm/77kg
前所属:ガラタサライ(トルコ)


*ガラタサライ在籍時

▽昨季のトルコリーグ得点王。その容姿とプレースタイルから付けられたニックネームは「ドログバ2世」。サンテティエンヌ、リヨン、マルセイユでプレーした経験を持ち、リーグ・アン通算340試合122ゴールを記録している。昨季はガラタサライで長友佑都と共にプレー。スュペル・リグ33試合で29ゴールを記録し、リーグ得点王に輝いた。18年夏にアル・ヒラルへ完全移籍。加入直後からエースの座を射止め、得点王争いでトップに立っている。

● ホナタン・ソリアーノ(Jonathan Soriano)
代表:元スペインU-21代表
Pos :CF
生年月日:1985/9/24(33歳)
身長/体重:180cm/72kg
前所属:北京国安(中国)


*北京国安在籍時

▽オーストリア・ブンデスリーガで3度得点王に輝いたゴールマシン。エスパニョールの下部組織出身で、09年からはライバルクラブであるバルセロナのBチームに所属していた。2010-11シーズンにラ・リーガ2で37試合32ゴールと大活躍し、12年冬にザルツブルクへと移籍。サディオ・マネ(現リバプール)らと強力な攻撃陣を形成し、ザルツブルクで通算172ゴールを記録した。17年冬に中国の北京国安へと完全移籍。公式戦36試合で31ゴールを奪い、18年12月にアル・ヒラルへ加入。

《その他の外国籍選手》
GK アリ・アル・ハブシ(オマーン代表)
MF カルロス・エドゥアルド(ブラジル)
FW セバスティアン・ジョヴィンコ(元イタリア代表)*2019/1/31に加入
FW ヘルマン・リバス(元ベネズエラ代表)

 プレミアリーグで111試合に出場した経験を持つオマーン代表GKアリ・アル・ハブシや、UAE代表MFオマル・アブドゥルラフマンなどサウジアラビア近郊の中東国の代表選手も多く在籍する。今季リーグ優勝の最有力候補。


18年夏に4名のロシアW杯メンバーが移籍!

【アル・ナスル】
監督:ルイ・ヴィトーリア

《クラブ紹介》
4シーズンぶりの王者奪還に向けて大型補強を敢行したサウジアラビア有数の強豪クラブ。現在、監督務めるのは2019年1月3日までベンフィカを率いていたルイ・ヴィトーリア氏だ。2018年夏にはロシアW杯に出場した4名の選手を獲得するなど大型補強を敢行。特に各国の代表クラスが集結している前線の破壊力は凄まじい。

《注目選手》
● ブラッド・ジョーンズ(Brad Jones)
代表:オーストラリア代表 *ロシアW杯メンバー
Pos :GK
生年月日:1982/3/19(36歳)
身長/体重:194cm/76kg
前所属:フェイエノールト(オランダ)


*フェイエノールト在籍時

▽長らくイングランドでプレーしていた大型GK。ミドルズブラの下部組織出身で、10年夏にはリバプールへと加入。その後ブレントフォードなどを経て16年夏にオランダの強豪フェイエノールトへ活躍の場を移した。2シーズンに渡って正GKを務め、ロシアW杯のオーストラリア代表メンバーにも選出された。18年夏にアル・ナスルへと移籍。加入直後から正守護神としてチームを支えている。

● ジュリアーノ(Giuliano)
代表:ブラジル代表
Pos :OMF
生年月日:1990/5/31(28歳)
身長/体重:171cm/68kg
前所属:フェネルバフチェ(トルコ)


*ブラジル代表
▽2012年、2017年と2度に渡って日本代表との親善試合に出場したブラジル代表。アレシャンドレ・パトらを輩出した母国ブラジルのインテルナシオナルで2シーズンに渡って活躍。その後ウクライナのドニプロや母国のグレミオを経て16年夏にロシアの強豪ゼニト・サンクトペテルブルクへと完全移籍。加入直後から中心選手として活躍し、2016-17シーズンのヨーロッパリーグで8試合8ゴールを記録。大会得点王に輝いた。翌2017-18シーズンからはトルコの強豪フェネルバフチェへと完全移籍。リーグ戦30試合に出場し14ゴールを記録。キャリア初の2桁ゴールを達成した。18年夏にアル・ナスルへと完全移籍。圧倒的な実力を見せつけており、今季のリーグMVP候補の1人だ。

● ノルディン・アムラバト(Nordin Amrabat)
代表:モロッコ代表 *ロシアW杯メンバー
Pos :RWG/LWG
生年月日:1987/3/31(31歳)
身長/体重:182cm/78kg
前所属:レガネス *ワトフォード(イングランド)からのレンタル移籍


*モロッコ代表

▽ロシアW杯で3試合に出場したモロッコ代表の快速WG。07年夏から08年夏にかけて在籍したVVVフェンロでは、半年間だけだが本田圭佑と同僚だった。その後は、PSVやガラタサライ、マラガ、ワトフォードといった様々な欧州のクラブに在籍。昨季はワトフォードからのレンタルでレガネスでプレー。リーグ戦30試合に出場するなど主力としてプレーし、ロシアW杯メンバーにも選出。自慢の快速を武器に、モロッコ代表の攻撃陣を牽引した。18年夏にアル・ナスルへと完全移籍。

● アーメド・ムサ(Ahmed Musa)
代表:ナイジェリア代表 *ロシアW杯メンバー
Pos :CF/WG
生年月日:1992/10/16(26歳)
身長/体重:171cm/66kg
前所属:CSKAモスクワ(ロシア) *レスター(イングランド)からのレンタル移籍


*ナイジェリア代表

▽W杯で通算4ゴールを奪っているナイジェリア代表のエース。2010年9月に17歳で代表デビューを果たし、同年10月にオランダのVVVフェンロへと引き抜かれた。12年冬にはロシアの強豪CSKAモスクワへと完全移籍。VVVフェンロの先輩でもある本田圭佑と一緒にプレーした。16年夏に当時のクラブレコードである約1600万ポンド(約20億8000万円)という移籍金でレスターへ完全移籍。しかし、イングランドの地では実力を発揮できずプレミアリーグ21試合で2ゴールに終わった。18年夏にアル・ナスルへと完全移籍。

● アブデルラザク・ハムダラー(Abderazak Hamdallah)
代表:元モロッコ代表
Pos :CF
生年月日:1990/12/17(28歳)
身長/体重:179cm/75kg
前所属:アル・ラーヤン(カタール)

▽キャリア通算100ゴール以上を決めているモロッコ産のゴールマシン。母国のクラブとノルウェーのクラブを経て、14年に中国の広州富力へと完全移籍。同シーズンは22試合で22ゴールを奪うなど大活躍。15年夏にカタールへと活躍の場を移す。2017-18シーズンはリーグ戦18試合で17ゴールと大活躍し、18年夏にアル・ナスルへと引き抜かれた。今季の得点王候補の1人。

《その他の外国籍選手》
DF マイコン(ブラジル)*2019/1/4に加入
DF ブルーノ・ウビニ(元ブラジル代表)
DF クリスティアン・ラモス(ペルー代表) *ロシアW杯メンバー
MF ペトロス(ブラジル)
FW ジュニオール・カバナンガ(DRコンゴ代表)
 上記の5選手に加えロシアW杯で3試合に出場したペルー代表DFクリスティアン・ラモスと、15年夏から17年夏までベティスで中心選手として活躍したブラジル人MFペトロスも18年夏に補強した選手だ。圧倒的な外国人パワーで4シーズンぶりのリーグタイトルを目指す。


ネームバリューより実力を重視!

【アル・アハリ】
監督:パブロ・グンデ

《クラブ紹介》
昨季、首位アル・ヒラルと勝ち点「1」差で優勝を逃した強豪クラブ。AFCアジアカップ2019にはアル・ヒラルに次ぐ5名のサウジアラビア代表選手を派遣している。現在、監督務めるのはサン・ロレンソ(アルゼンチン)やコロコロ(チリ)など南米の強豪クラブを率いていたパブロ・グンデ氏。18年夏には、前述した2クラブと比較するとややネームバリューは劣るが実力派の外国籍選手5名を補強した。

《注目選手》
● パウロ・ディアス(Paulo Díaz)
代表:チリ代表
Pos :CB/RSB
生年月日:1994/8/25(24歳)
身長/体重:180cm/75kg
前所属:サン・ロレンソ(アルゼンチン)


*チリ代表

▽メインポジションであるCBに加え、SBやDMFでもプレー可能な現役チリ代表DF。チリの首都クラブであるパレスティーノで活躍し、15年1月に20歳の若さでチリ代表デビュー。その後、コロコロを経て16年冬に加入したサン・ロレンソでは、SBとして左右どちらでもプレー可能な万能型DFとしてブレイク。チリ代表としてもSBとして出場することが多い。18年夏のアル・アハリ加入後はメインポジションであるCBとして出場している。

● ソウザ(Souza)
代表:元ブラジル代表
Pos :DMF
生年月日:1989/2/11(29歳)
身長/体重:188cm/80kg
前所属:フェネルバフチェ(トルコ)


*フェネルバフチェ在籍時
▽18年夏にアル・ナスルへと移籍したジュリアーノの共にフェネルバフチェから移籍市場閉幕直前にサウジアラビアへと電撃移籍を果たした大型ボランチ。10年夏に母国ブラジルのヴァスコ・ダ・ガマからポルトガルの強豪ポルトに完全移籍。2010-11シーズンのヨーロッパリーグ優勝、2010-11からポルトガルリーグ2連覇に主にサブとして貢献。12年冬にグレミオへ移籍し、母国復帰を果たした。14年10月にはブラジル代表に初選出された。その後サンパウロを経由して15年夏にトルコの強豪フェネルバフチェへ完全移籍。3年半ぶりに欧州へ復帰を果たした。フェネルバフチェではタイトル獲得とはならなかったが、3シーズンに渡って中心選手として活躍。18年夏にアル・アハリへと完全移籍。

● ニコラエ・スタンチュ(Nicolae Stanciu)
代表:ルーマニア代表
Pos :OMF/CMF
生年月日:1993/5/7(25歳)
身長/体重:170cm/63kg
前所属:スパルタ・プラハ(チェコ)

▽ルーマニア代表の不動の司令塔。母国の強豪ステアウア・ブカレストで頭角を現した同選手は、EURO2016のルーマニア代表メンバーに選出。開幕戦のフランス戦では一時同点となるPKを沈めた。大会終了後、ベルギ0の強豪アンデルレヒトへ完全移籍。加入から2シーズンは不動のレギュラーとして過ごすも、2017-18シーズンはシント=トロイデンから加入したピーター・ゲルケンスの活躍もあり出場機会が減少。18年冬にチェコのスパルタ・プラハへ活躍の場を移した。1年後にアル・アハリに完全移籍。

● ジャニニー(Djaniny)
代表:カーボベルデ代表
Pos :CF
生年月日:1991/3/21(27歳)
身長/体重:190cm/78kg
前所属:サントス・ラグナ(メキシコ)


*サントス・ラグナ在籍時

▽アフリカ出身ながらメキシコでブレイクした異色の巨漢FW。サッカー選手になった経緯も異色であり、18歳の時にバイオマスや太陽熱など「新エネルギー」という分野を学ぶためにポルトガルへと渡欧。これがきっかけでポルトガルの地域リーグであるヴェレンセでプロデビューを果たした。このクラブでの活躍が評価され11年夏に当時1部に所属していたレイリアへと完全移籍。半年後に同国屈指の強豪クラブであるベンフィカへと引き抜かれた。しかし、トップチームで1試合も出場できず13年夏に同じく1部のナシオナルへと完全移籍。リーグ戦29試合7ゴールと結果を残し、14年夏にメキシコのサントス・ラグナへと完全移籍を果たす。メキシコでもコンスタントにゴールを重ねていたが、2017-18シーズンの後半戦にリーグ戦15試合14ゴールと大活躍。得点王に輝き、18年夏にアル・アハリへと引き抜かれた。サウジアラビアでもその勢いが留まることを知らず、2019/1/11に行われたオホド・クラブ戦では1試合5ゴールを達成した。今季の得点王候補の1人。

● オマル・アッ=ソーマ(Omar Al-Soma)
代表:シリア代表
Pos :CF
生年月日:1989/3/23(29歳)
身長/体重:192cm/72kg
前所属:アル・カーディシー(シリア)


*シリア代表

▽中東を代表する大型ストライカー。2013-14シーズン、クウェートリーグで23ゴールを奪い得点王に輝き、シーズン終了後にアル・アハリへ完全移籍。加入初年度からエースの座を射止め、2016-17シーズンまで3シーズン連続でサウジアラビアリーグの得点王のタイトルを手にした。昨季はシーズン中盤を負傷の影響で棒に振ったことで得点王のタイトル獲得には至らず。今季はタイトル奪還に向けて気合十分だ。

《その他の外国籍選手》
DF モハメド・アブデル=シャフィ(エジプト代表) *ロシアW杯メンバー
DF アレクシス・ルアーノ(元スペインU-21代表)
DF アデルラン・サントス(ブラジル) *2019/1/28に加入
MF ニコラエ・スタンチュ(ルーマニア代表) *2019/1/30に加入
MF クラウディオ・バエサ(元チリ代表)
 18年夏にロシアW杯で3試合に出場したエジプト代表DFモハメド・アブデル=シャフィがレンタル先のアル・ファティフから復帰。さらには、かつてヘタフェやバレンシア、セビージャなどでプレーし、ラ・リーガ通算321試合に出場したアレクシス・ルアーノも18年夏に加入。サウジアラビア屈指の強豪は4度目のリーグタイトルに向けて経験豊富な選手を揃えた印象だ。


19年冬に夏の大型補強を上回る”超大型補強”を敢行!

【アル・イティハド】
監督:スラベン・ビリッチ

《クラブ紹介》
前述した3チームとは異なり下位に沈むアル・イティハド。シーズン開幕前の18年夏にも大型補強を敢行していたのだが、彼らが期待されていた程の活躍を見せていなかった。この状況に危機感を感じたクラブの幹部たちは、18年10月に昨季途中までウェストハムを率いていたクロアチア人指揮官スラベン・ビリッチ氏を招聘。さらに年が明け19年1月になると夏の大型補強を遥かに上回る”超大型補強”を敢行。シーズン後半戦に向けて巻き返しを図るために必要な戦力は揃った。

《注目選手》
● マルセロ・グロエ(Marcelo Grohe)
代表:ブラジル代表
Pos :GK
生年月日:1987/1/13(32歳)
身長/体重:188cm/80kg
前所属:グレミオ(ブラジル)


*グレミオ在籍時

▽最も衝撃を受けた移籍だ。2004年にトップチーム昇格後、グレミオ一筋だったブラジル代表GKが中東に上陸した。2012シーズンに正守護神の座を射止めると、以後ほとんどの試合でゴールマウスを守った。グレミオ通算249試合200失点、グリーンシート123試合という偉大な記録を携えて、19年冬に国内リーグで下位に沈むアル・イティハドへの完全移籍が発表された。

● マヌエル・ダ・コスタ(Manuel da Costa)
代表:モロッコ代表 *ロシアW杯メンバー
Pos :CB
生年月日:1986/5/6(32歳)
身長/体重:190cm/80kg
前所属:イスタンブール・バシャクシェヒル(トルコ)


*モロッコ代表
▽これまで10以上のクラブに在籍した経験豊富な大型CB。フランスでポルトガル人とモロッコ人の両親に間に生まれ、ユース代表はポルトガルを選択していた。ナンシーの下部組織出身で、2005-06シーズン中にプロデビューを果たした。その後はPSVやフィオレンティーナ、ウェストハム、ロコモティフ・モスクワなど欧州の様々なクラブを渡り歩き17年夏にオリンピアコスからイスタンブール・バシャクシェヒルに加入。昨季後半から出場機会を掴み、今季はスュペル・リグ12試合で3ゴールを記録していた。19年冬にアル・イティハドへ完全移籍。

● セク・サノゴ(Sékou Sanogo)
代表:コートジボワール代表
Pos :DMF
生年月日:1989/5/5(29歳)
身長/体重:182cm/81kg
前所属:ヤングボーイズ(スイス)


*ヤングボーイズ在籍時

▽昨季、スイスの古豪をヤングボーイズを32年ぶりの国内リーグ優勝に導いた立役者の1人。母国のクラブでキャリアをスタートさせ、11年冬にスイスのトゥーンへ完全移籍を果たし欧州へ上陸。トゥーンやローザンヌ・スポルトでの活躍が評価され、14年夏にヤングボーイズへ完全移籍。大怪我により戦列を離れる時期もあったが主力選手として定着。特に昨季はリーグ戦27試合で5ゴールを奪うなどキャリアハイの成績を収め、クラブの優勝に大きく貢献した。今季もUEFAチャンピオンズリーグで4試合に出場するなどクラブの中心選手として活躍していた。19年冬にアル・イティハドへ完全移籍。

● カリム・エル・アーマディ(Karim El Ahmadi)
代表:モロッコ代表 *ロシアW杯メンバー
Pos :CMF/DMF
生年月日:1985/1/27(33歳)
身長/体重:179cm/78kg
前所属:フェイエノールト(オランダ)


*モロッコ代表

▽昨季、オランダの名門フェイエノールトで主将を務めたモロッコ代表MF。オランダ生まれの同選手は、08年にフェイエノールトに入団。中盤の要として活躍し、12年夏にアストン・ビラへ移籍。そして、14年夏に再びフェイエノールトへ復帰を果たした。2016-17シーズンをもって同クラブのレジェンドであるカイトが引退し、その後を引き継ぐ形で主将に就任。ロシアW杯では3試合に出場した。18年夏にアル・イティハドへ完全移籍。

● ガリー・ロドリゲス(Garry Rodrigues)
代表:カーボベルデ代表
Pos :LWG/RWG
生年月日:1990/11/27(28歳)
身長/体重:170cm/70kg
前所属:ガラタサライ(トルコ)


*ガラタサライ在籍時

▽日本代表DF長友佑都と共にガラタサライの左サイドを牽引していた快速WG。オランダ生まれでフェイエノールトの下部組織などで育成された。しかし、オランダでは芽が出ず13年冬にブルガリアのレフスキ・ソフィアへ完全移籍。2013-14シーズンにリーグ戦20試合で9ゴールを奪いブレイクを果たした。その後はエルチェやPAOKでプレーし、17年冬にガラタサライへと加入。加入2シーズン目の2017-18シーズンはリーグ戦33試合で9ゴールを記録するなどクラブの優勝に大きく貢献した。今季もUEFAチャンピオンズリーグでグループ全6試合に出場するなど中心選手として活躍していた。19年冬にアル・イティハドへと完全移籍。

● アレクサンダル・プリヨビッチ(Aleksandar Prijovic)
代表:セルビア代表 *ロシアW杯メンバー
Pos :CF
生年月日:1990/4/21(28歳)
身長/体重:191cm/88kg
前所属:PAOK(ギリシャ)


*PAOK在籍時

▽昨季のギリシャリーグ得点王。スイス生まれのためユース代表はスイス代表を選択していた時期もあった。スイスのザンクトガレンやイタリアのパルマ、イングランドのダービーを経て10年冬にスイスのシオンへと加入。加入初年度から6ゴールを記録するなど結果を残した。その後はノルウェーやスウェーデン、トルコ、ポーランドなどのクラブを経て17年冬にギリシャの強豪PAOKへと加入。加入2シーズン目の昨季はリーグ戦27試合で19ゴールを記録しリーグ得点王に輝いていた。今季もエースとして活躍しており、公式戦27試合で18ゴールを記録していた。19年冬に低迷しているアル・イティハドの救世主と期待され、サウジアラビアへと活躍の場を移した。

《その他の外国籍選手》
DF マシュー・ジャーマン(オーストラリア代表) *ロシアW杯メンバー
MF ジョナス(ブラジル)
MF カルロス・ビジャヌエバ(元チリ代表)
FW ロマリーニョ(ブラジル)
FW アレクサンダル・ペシッチ(セルビア代表)

 ロシアW杯に出場したオーストラリア代表DFマシュー・ジャーマンや昨季のクラブW杯で大会得点王に輝いたロマリーニョ、昨季のセルビアリーグ得点王であるアレクサンダル・ペシッチを18年夏に補強。しかし、いずれも期待以下の活躍に留まっていた。そのためシーズン折返し地点の19年冬に4名の代表クラスの選手の補強に至った。

《まとめ》
 これ程まで多国籍の現役代表選手が所属しているリーグはアジアでは”稀”だろう。サウジアラビアでは2018年に史上初めて女性がスタジアムでのサッカー観戦が許された。サウジアラビア人記者殺害事件に関与したとされるムハンマド皇太子だが、このように様々な改革を実行していることも周知の事実だ。原油価格の低迷により経済が落ち込んでいることが不安視されるが、サウジアラビアサッカー界の可能性や伸びしろは十分にあると考えられる。今後の”サウジアラビア”サッカーの動向から目が離せない。