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柏レイソルの開幕スタメン予想!と流れ

チーム 2016年成績 formation keyplayer 期待!
J1 8位 4-1-2-3

風格を持つGK中村航輔上述した2017札幌や2017仙台とも同様に分かりやすかったのがGK中村航輔、CB中谷進之介のリオ五輪招集、CB中山雄太のU19日本代表招集時に喫した敗戦が大きかった。また、昨年は監督交代も大きかったかもしれない。
スタンダード状態でスタート・フィニッシュしていたら柏レイソルも優勝争いを演じていたのが2016年シーズンである。
さて、その旗頭となった1人がGK中村航輔だろう。レンタル先のアビスパ福岡から復帰して早速スタメン起用されると、J1でも屈指のGKへと駆け上がった。今年は日本代表への招集も増えてくると思うが、GK西川周作(浦和)、GK東口順昭(G大阪)あたりとの今季ナンバーワンを争う形にもなってくるだろう。個人として飛躍するためにも、チームでのパフォーマンス向上に努めていきたい。

U20中山雄太不在時の対応

「CB鎌田次郎しかいない、目処が立っていない、新卒の橋口拓哉をものにさせなくては…」
抜けたメンバーにはユース出身者が多く、レギュラーの下位、準レギュラークラスばかりだったからこそ、スタメンとサブのレベル乖離が圧倒的になっているのが2017柏の特徴である。指揮官の信頼もあるだろうが、誰も抜けないでシーズンを送れる保証などあるはずもなく、今年もU20W杯でCB中山雄太が代表招集されて不在にする期間がある。CBを一枚使える状況に持っていかねば昨年と同じことを起こしてしまうかもしれない。

起点となる存在も不足する柏レイソル

MF茨田陽生(大宮)、MF秋野央樹(湘南)、MF太田徹郎(鳥栖)、FW田中順也(神戸)の移籍に伴ってコンダクターが不在となってしまった。状況としては2014・2015横浜FMの前半に酷似しており、MF中村俊輔が在籍してはいたものの、怪我で離脱してしまうとMF齋藤学に全てのアクションが降り掛かってしまった。組み立ても、フィニッシュも自分。それがわかると、まだドリブルでのエゴ性もあったMF斎藤のプレイスタイルはリーグ戦を戦う上で変化を遂げた。フィニッシュをFW伊藤翔、FWアデミウソンに任せ、自分が開拓・コンダクト役に回ったのだった。
2017柏はその存在が両サイドにいる。それでも特にWGクリスティアーノが全ての役回りを扠せられてしまうのではないかと危惧するが、如何せん同じイメージ図の共有こそすべきものである。2年目を迎える現体制化の攻撃プランをどう共有していくかがキャンプ時の課題となるだろう。

フィニッシャーの選択肢は数多い

WGクリスティアーノ、WG伊東純也、CFディエゴオリヴェイラ、STハモンロペスとこの力で圧倒打開できる存在が多いのも今年の柏の特徴。中盤で繋げられる存在が確保できればいいが、簡単な話ではない。上述したクリスティアーノ頼みも、潰れやすいという問題点があるため、可能となるのは、SB輪湖直樹、SB小池龍太、と両ウイングからなるサイドアタックだろう。中央をCBの二人とDMF大谷秀和が締めてくれているからこそ、ラストフィニッシャーとしてのディエゴオリヴェイラの存在は大きな鍵となる。