▽3日に行われた決勝トーナメント1回戦コロンビアvsイングランドをもって、ロシアW杯決勝トーナメント1回戦が終了。日本代表はFIFAランク3位のベルギー相手に接戦を繰り広げるも、アディショナルタイムに被弾し史上初のベスト8進出とはならなかった。Evolving Dataはイギリスのサッカー専門メディア「Whoscored.com」が独自に選出しているレーティングと、データ分析会社「Opta」が測定しているデータをもとに、決勝トーナメント1回戦のベストイレブンを選出した。
▽GK
名前：イゴール・アキンフェエフ/Igor Akinfeev
代表：ロシア代表
所属：CSKAモスクワ（ロシア）
年齢：32歳
評価点：8.9
▽優勝候補スペインをPK戦の末に撃破したロシア代表の守護神。PK戦では3番手コケ、5番手イアゴ・アスパスのキックを完全に読みストップ。ゲームの中でも120分を通じて枠内シュート9本打たれるも全てセーブ。失点は試合開始早々のOGのみの1点に抑えた。
▽RSB
名前：キーラン・トリッピアー/Kieran Trippier
代表：イングランド代表
所属：トッテナム（イングランド）
年齢：27歳
評価点：8.8
▽コロンビア戦で完全に右サイドを掌握。クロス数7本（1位）、チャンスクリエイト数5回（1位）、タックル数8回（1位）、デュエル勝利率73.6%（2位）、インターセプト数2回（1位）と攻守に渡り存在感を発揮した。
▽CB
名前：ジェリー・ミナ/Yerry Mina
代表：コロンビア代表
所属：バルセロナ（スペイン）
年齢：23歳
評価点：8.2
▽後半アディショナルタイムにCKから3試合連続となるゴールを決め、勝負をPK戦まで持ち込んだ立役者。タックル成功率100%（1位）、クリア数10回（2位）と、守備面でも安定したパフォーマンスを披露。PK戦の末にチームは惜しくも敗れたが、出場した全試合でゴールを決めたのと同時に、流れの中からの失点は「0」とバルセロナが青田買いしたポテンシャルが見えた大会だった。
▽CB
名前：イリヤ・クテポフ/Ilya Kutepov
代表：ロシア代表
所属：スパルタク・モスクワ（ロシア）
年齢：24歳
評価点：7.7
▽アキンフェエフと共にスペイン撃破に大きく貢献した選手の1人。クリア数10回（2位）、インターセプト数6回（1位）を記録し、最後の最後でスペイン攻撃陣に仕事をさせなかった。
▽LSB
名前：ラファエル・ゲレイロ/Raphaël Guerreiro
代表：ポルトガル代表
所属：ドルトムント（ドイツ）
年齢：24歳
評価点：8.2
▽ウルグアイに惜しくも敗れるも、一時同点となるペペのゴールをアシスト。クロス数10本（1位）、チャンスクリエイト数4回（1位）を記録し、左サイドから多くのチャンスを演出した。
*（）内はチーム内での順位。先発出場した選手に限る。
▽CMF
名前：カゼミーロ/Casemiro
代表：ブラジル代表
所属：レアル・マドリード（スペイン）
年齢：26歳
評価点：8.0
▽メキシコに得意のカウンターをさせなかったブラジルのフィルター。パス成功数50本（1位）、パス成功率90%（2位）、タックル数6回（1位）、デュエル勝利数12回（2位）と攻守に渡って存在感を発揮した。
▽CMF
名前：イバン・ラキティッチ/Ivan Rakitic
代表：クロアチア代表
所属：バルセロナ（スペイン）
年齢：30歳
評価点：8.0
▽クロアチア代表を中盤で支えた司令塔。パス本数83本（1位）、チャンスクリエイト数2回（2位）、タックル数2回（3位）、インターセプト数2回（2位）を記録。試合の展開に応じてポジションを上下するなど、中盤で攻守のバランスをとっていた。
▽RMF
名前：キリアン・ムバッペ/Kylian Mbappé
代表：フランス代表
所属：パリ・サンジェルマン（フランス）
年齢：19歳
評価点：9.8
▽爆発的なスピードを武器に2ゴールとPK獲得を記録。特にPKを獲得したシーンでは、自陣から自慢のスピードで相手DFをブチ抜くなど19歳とは思えないプレーで世界中を沸かせた。
▽OMF
名前：エデン・アザール/Eden Hazard
代表：ベルギー代表
所属：チェルシー（イングランド）
年齢：27歳
評価点：8.7
▽日本戦でフェライニの同点ゴールをアシスト。チャンスクリエイト数5回（1位）、ドリブル成功数5回、デュエル勝利数12回（1位）、デュエル勝利率85.7%（1位）と”個”の能力で日本DF陣をい脅かした。
▽LMF
名前：ウィリアン/Willian
代表：ブラジル代表
所属：チェルシー（イングランド）
年齢：29歳
評価点：9.2
▽ムバッペとポジションが被ったため「左」で選出。先制ゴールのシーンでは自慢のスピードで相手DFを抜き去り、高精度のクロスでネイマールのゴールをアシスト。クロス数7本（1位）、チャンスクリエイト数3回（2位）、ドリブル成功数7回（1位）、デュエル勝利数15回（1位）とネイマールと共にサイドから堅いメキシコディフェンスを崩した。
▽CF
名前：エディソン・カバーニ/Edinson Cavani
代表：ウルグアイ代表
所属：パリ・サンジェルマン（フランス）
年齢：31歳
評価点：8.9
▽ポルトガル戦でワールドクラスの2ゴールを記録。特に1点目は、スアレスとカバーニのコンビしか出来ないような超人的なゴールだった。しかし、試合終盤に負傷交代。ウルグアイのメディアによると準々決勝フランス戦の出場は厳しいと報道されている。
〈ベスト11〉4-2-3-1
GK
イゴール・アキンフェエフ（ロシア）8.9
DF
キーラン・トリッピアー（イングランド）8.8
ジェリー・ミナ（コロンビア）8.8
イリヤ・クテポフ（ロシア）7.7
ラファエル・ゲレイロ（ポルトガル）8.2
MF
カゼミーロ（ブラジル）8.0
イバン・ラキティッチ（クロアチア）8.0
キリアン・ムバッペ（フランス）9.8
エデン・アザール（ベルギー）8.7
ウィリアン（ブラジル）9.2
FW
エディソン・カバーニ（ウルグアイ）8.9
*（）内はチーム内での順位。先発出場した選手に限る。