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【ロシアW杯マッチレポート】ドイツvsメキシコ|メキシコが金星!前回大会王者が早くも敗れる波乱の展開に

▽17日、FIFAワールドカップ2018ロシア大会グループF初戦、ドイツvsメキシコがルジニキ・スタジアム(モスクワ)で行われ、0-1でメキシコが勝利した。

▽悲願のW杯2連覇を目指すドイツ代表は、GKマヌエル・ノイアー(バイエルン)、MFトニ・クロース(レアル・マドリード)、MFトーマス・ミュラー(バイエルン)らがスタメンに名を連ねた。しかし、本来左サイドバックのレギュラーを務めるヨナス・ヘクター(ケルン)は風邪のため欠場。

▽一方、大会前3試合で1ゴールと決定力不足に悩まされていたメキシコ代表は、FWイルビング・ロサーノ(PSV)、FWカルロス・ベラ(ロサンゼルスFC)、FWチチャリート(ウェストハム)らがスタメンに名を連ねた。

▽試合開始直後からドイツ代表が押し込み、メキシコ代表は常に前線にチチャリートとロサーノを残して、素早いカウンターを狙うという展開が続く。2分、ドイツ代表がファーストシュートを記録する。DFキミッヒのスルーパスに抜け出したFWヴェルナーがシュート。しかし、これは枠を捉えることが出来ない。

▽その後14分、19分と立て続けにドイツ代表がビッグチャンスを迎えるも決めきることが出来ない。すると、35分メキシコ代表が先制に成功する。自陣でボールを奪ったメキシコ代表は、素早く前線へとボールを繋ぎカウンターへと転じる。最後はチチャリートのラストパスを受けた今大会のブレイク候補、22歳のロサーノがプレッシャーに来たエジルをかわしボックス内左からシュート!これが決まり、ノイアーの高い壁を打ち破った。

▽追いつきたいドイツ代表だが39分、ボックス手前で得たFKをクロースが狙うも、メキシコ守護神オチョアのファインセーブに阻まれゴールとはならず。前半はこのまま終了し、0-0で折り返す。

▽後半開始早々から1点ビハインドのドイツ代表が押し込む展開が続く。中々決定機を作り出せない中56分、再びメキシコ代表がカウンターからチャンスを作る。自陣でボールを奪ったメキシコ代表が、前線に残っていたチチャリートへロングパスを送る。この時点でニ対一の状況を作ったが、チチャリートのスルーパスはわずかにベラに合わず。追加点とはいかなかった。

▽その後、なんとしてもゴールを奪いたいドイツ代表はロイス、ゴメス、ブラントを投入。一方のメキシコは、レジェンドのDFマルケスを投入するなどディフェンス力を高める。

▽試合終盤にかけてドイツ代表が多くの決定機を作り出す。ヴェルナー、クロース、ブラントらが惜しいシュートを放つが、オチョアら集中していたメキシコ守備陣がゴールを割らせない。試合はこのまま終了。ゴールを守りきったメキシコが、前回大会王者ドイツを敗る金星をあげた。

▽勝利したメキシコ代表のグループ第2戦は、6月23日(土)の韓国代表戦。敗れたドイツ代表のグループ第2戦は、6月23日(土)のスウェーデン代表戦となっている。

0-1 イルビング・ロサーノ(35′)